TOHGA嬢の生活



笑顔で無い、私の価値

2004年09月17日(金)

 現在の仕事を始めてから、私の人当たりは以前と比べてかなりマイルドになった。

 仕事モードの私なら、「嫌われない」自信がある。

 この状態の私が何をしているのかといえば、誰に対しても分け隔てなく微笑みかけているだけなのだが。

 たったそれだけの事で、対人関係は驚くほど円滑になる。


 しかし、その「終始微笑んでいる状態」の私はいわば加工品なのである。

 もっと端的に表現すれば、個を消している状態といっても過言では無い気がする。

 個を消せば、他者と衝突する事は無い。
 親密になる事もないだろうが、とにかく嫌われる可能性は低い。


 しかし、終始ムッとしていて、皮肉屋で、気まぐれで、閉鎖的なのが、本来の私のデフォルトなのだ。

 友人達と接している場合、気分がハイになってケラケラ笑ったり、ポジティブな行動を取る事も多いが、気分が平常に戻ってしまえば、上記のようなデフォルトの状態に戻ってしまう。


 笑顔は、もっとも分かり易い、好意的コミュニケーションである。

 笑おうと思えば、笑えるけれど。


 たまに崖の下を覗きこんだ時のような、薄ら寒い恐怖を覚える。

 もしかしてデフォルトの私には、価値が無いのではないか?

 < あの時、ああしていれば…  …見る?  この時は知る術もなかった… >


TOHGA [はい、もしもし?] ここで逢ったが
人目!!