大震災「東北で良かった」＝また問題発言、取り消し―今村復興相（時事通信 2017.04.25）今村雅弘復興相は25日夕、東京都内のホテルで開かれた自民党二階派のパーティーで講演し、東日本大震災について「（発生場所が）東北で、地方だったから良かった。これがもっと首都圏に近かったりすると莫大（ばくだい）な、甚大な被害があった」と述べた。 今村氏は講演直後、記者団の取材に対し発言を取り消す意向を示したものの、原発事故の自主避難者をめぐる「自己責任」発言に続き、被災地の反発を招きそうだ。 今村氏は講演の中で東日本大震災の規模や被害について説明した際、「東北、地方だったから良かった」などと発言。この後、記者団に「東北でもあんなひどい災害だった。首都圏に近い方だったらとんでもない災害になっただろうという意味で言った」と釈明した上で、「取り消させていただく」と語った。 今村氏は4日の記者会見で、東京電力福島第1原発事故に伴う自主避難者への対応に関し「本人の責任だ。裁判でも何でもやればいい」などと発言。避難者をはじめ、与野党から厳しい批判を浴び、撤回した経緯がある。 前回の問題視された自主避難者についての発言は、2017年04月05日(水) 強制避難と自主避難は意味合いが違う。 2017年04月07日(金) 今村復興相に辞任を迫る人は自主避難者を都合よく利用しているだけ 福島県以外の千葉や栃木から他府県へ引っ越した自主避難者についてだったので、これはまあ今村復興相の言うようにご自身で判断して避難しただけなので、そこまで国が生活費を補償する必要はないと思ってメディアの報道のやり方に違和感を覚えたのですが、今回の発言は完全にアウトです。言わんとしたいことは理解できても「東北で良かった」は余計な一言です。東日本大震災クラスの地震が首都圏で発生すれば規模や被害総額がもっと跳ね上がっていただろうとだけ言えばいいのに、「発生した場所が東北で地方だったから良かった。」を付け加えてしまうところがアホなのです。これは後で撤回しても弁明しても「東北でよかった」と思っていたからこそ出てしまった一言なので、完全にアウトな発言であり辞任に値すると思います。
