五輪エンブレムようやく決定 懸案越え準備本格化(日経新聞 4月25日)東京五輪・パラリンピックの新エンブレムが25日、決定した。7カ月前の白紙撤回の教訓を踏まえ、「国民参画と透明性」(エンブレム委員長・宮田亮平文化庁長官)を重視した。「五輪の顔」が決まったことで、4年後の本番に向けた準備は一歩前進する。ただ競技会場の整備など越えるべきハードルはなお残る。「日本の伝統で、粋(いき)を感じる」「クールな印象だ」 25日に行われた組織委エンブレム委員会の最終審査では、野老朝雄氏(46)の手によるA案を評価する委員が多数を占めた。21人の委員全員の記名投票では過半数の13票を獲得。1つの作品が過半数を得るまで候補を絞って投票を続ける予定だったが、1回目で決着した。 宮田委員長は記者会見で「しっかりした藍色をベースに色々な色があっても生かされてくる」と評価した。組織委関係者は「藍色の部分に別の色を用いるなど展開力もある」という。市松模様を軸に別のデザインに発展させるなどの方法が想定される。 盗作疑惑から白紙撤回という異例の展開をたどったこともあり、国民の関心は高かった。組織委は教訓を踏まえ、選考過程の透明性を確保するのに腐心した。 前回は応募資格を国内外の著名なデザイナーに絞り、審査する側も専門家のみ。「知らないうちに制作されたという印象を与え、強い支持を得られなかった」(組織委の報告書) 今回の出直し選考は個人や団体に広く応募を募り、審査の過程も一部でホームページで公開した。選ぶ委員も王貞治元監督や但木敬一元検事総長ら各界に及んだ。宮田委員長は「『その意見には反対』と平気で言い合うような会議だった」と振り返る。武藤敏郎事務総長は「今後のモデルになると自負している」と胸を張った。 懸案の一つだったエンブレム問題が決着したことで、大会の準備は新たな段階に入る。 大会スポンサーは広報宣伝活動にエンブレムを使用できるようになる。昨秋の白紙撤回を受けて公式エンブレム掲載をやめたアサヒビールは「今後商品や広告に活用したい」。明治も「(新エンブレムを)企業広告などに使用していく予定」という。今夏のリオデジャネイロ大会に向けたブランド戦略も本格化し、「経済効果への影響は大きい」(武藤事務総長)とみる。 ただ、ゴールラインまでにはいくつものハードルが待っている。「費用が高額過ぎる」と批判された新国立競技場の設計やり直しは決着したものの、他の競技会場の費用が想定より高くなりそうで、国、東京都、組織委が負担割合の見直しを進めている。新国立競技場での聖火台の設置場所も決まっておらず、国や組織委が検討を続けている。パクリだ、パクリじゃないで揉めに揉めて仕切り直しとなったエンブレムも新しいものが正式に決定しましたね。4候補が発表されたときは、どれもえらく無難なデザインになっていて、佐野氏のデザインって本当に斬新で良かったよなぁ…しょーもないパクリ騒動で潰れてしまって勿体無いことをしたと思いましたが、4候補の中では今回決定したA案が好きでした。シックでシンプルで縮小したとしても白黒にしたとしても分かりやすいし。ところで、東京オリンピックのエンブレムになった市松模様ですが、偏頭痛に悩まされている私には頭痛が起きる前の前兆現象として現れる閃輝暗点(せんきあんてん)の模様にソックリだと思いました。閃輝暗点になったら、あのエンブレムに似た模様が視野に現れます。しかも、その模様がチカチカといろんな色に発光しグルグル回り、そしてドンドン広がって視野を遮ります。それから頭痛が始まり酷いときには激しい吐き気を伴ないます。「市松模様 閃輝暗点」や「閃輝暗点 エンブレム」でツイート検索したら同じことを連想している人が多くて、閃輝暗点に悩まされている人はやっぱり連想しちゃうよねと思いました。誰か東京オリンピックの新エンブレムの画像をいろんな色にチカチカ発光しながらぐるぐる回ったり広がったりするように加工して閃輝暗点バージョンのgifを作ってくれないでしょうか。症状を説明するのに手っ取り早くなりますので(笑)