昨日の夜、小沢は“不起訴”が決まりそうだという報道が一斉に報じられました。そもそも、すでに逮捕されている秘書達の勾留期限が明日の4日というだけで、まだ不起訴になるという最終決定がなされたわけでもなく、不起訴が決まれば、民主党による検察潰しが始まるとさえ言われている中で、検察も簡単に「不起訴」と言えない状況にあるにもかかわらず、わざわざ、このような報道が2日前から出てきたのかが不思議でした。ただ、この不起訴に関しても、地検 小沢幹事長不起訴の方針(NHKニュース 2月3日)民主党の小沢幹事長の政治資金をめぐる事件で、東京地検特捜部は、市民団体から告発されていた小沢氏本人について、収支報告書のうその記載にかかわった明確な証拠はないとして不起訴にする方針を固めました。一方、逮捕されている石川衆議院議員と大久保公設秘書については、こう留期限の4日、政治資金規正法違反の罪で起訴する方針です。小沢氏、不起訴の公算 東京地検、現状では「立証困難」(共同通信 2月3日)小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で、東京地検特捜部は2日、政治資金規正法違反容疑で逮捕した元私設秘書の衆院議員石川知裕容疑者(36)らの共犯として告発された小沢氏について、現状では立証が困難として不起訴の方向で検討を始めたもようだ。--------------------------------------------------------------------「共犯として告発された小沢氏について、現状では立証が困難として不起訴」の通り、 市民団体、小沢氏を告発 政治資金虚偽記載容疑 (朝日新聞 1月22日)小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」が土地の購入原資4億円を政治資金収支報告書に記載しなかった事件で、東京都内の市民団体が21日、小沢氏と秘書らに対する政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑などでの告発状を、東京地検に提出した。一連の事件で、逮捕された秘書らの共犯として小沢氏本人が告発されたのは初めて。 この団体は、行政書士や元新聞記者らからなる「真実を求める会」。告発状は、陸山会が土地を購入したのに収支報告書に記載しなかったり、虚偽の記入をしたりしたと指摘。「小沢氏は、政治団体の代表者という立場で本件を首謀し、秘書らを通じて主導した」としている。-------------------------------------------------------------------市民団体の告発に対しては明確な証拠がなく不起訴が確定したというだけです。「不起訴」という文字だけで疑惑の全てにおいて潔白や無実になったと勘違いしてしまう一般の人も居ると思いますし、民主党やメディアの中の小沢擁護派は勝ち誇ったような論調になることが予想されますが、冷静に見れば晴れて潔白が証明されたわけでもなく、脱税、政党助成金の横領、そのほかの多額収支の不記載など多くの疑惑は残っており、検察自身の捜査は続きますし、すでに国税局も動いているという話なので、まだまだ波乱の余波は残っています。4億円不記載 「小沢氏の了承得た」石川容疑者が供述(産経新聞 2月3日)小沢氏関連の別団体でも不透明収支 16億円不記載(1/2ページ)(朝日新聞 2月3日)陸山会の収支報告書、記載と違う出入り27億円(読売新聞 2月1日) 小沢事務所、2000年衆院選でゼネコン各社から有権者名簿提供受け競わせる形で票集め(FNNニュース 2月3日)