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2004年01月22日(木) 海外で日本の評判を落とすのは、いつもマスコミ。

予想したとおり、日本の評価を下げるのは日本のマスコミですね。

現地サマワに入った陸自先遣隊35人を、日本の報道陣100人が、

まるで大リーグに挑戦するプロ野球選手や、アザラシを追いかけるかのごとく

ワイドショーの感覚で取材しています。

イラク先遣隊報道…メディア過熱、取材現場混乱

>テレビの取材スタッフが乗ったジープ型車が、
>陸自とオランダ軍の車列に割り込もうとした。
>最後尾のオランダ軍装甲車を追い抜いた後、
>車上のオランダ兵が「離れろ」と叫んだ。
>追い払うように手を振ったが、接近をやめない。
>兵士は激怒して機関銃を向け、「近寄るな」と叫んだ。
>車は車列から離れたが、“一触即発”の場面だった。

なんで日本のマスコミってこんなに非常識なのさ?

ワイドショーのやり方をこんな国際的かつ深刻な場面に持ち込まないでほしい。

しまいには、自分たちの非常識振りを棚に上げて、

「防衛庁の情報公開が悪いからだ」みたいな書き方までしています。

>米軍やオランダ軍は自衛隊情報の少なさを見かねて取材に応じており、
>防衛庁もようやく20日になって、活動の説明を始めた。

米軍やオランダ軍は、そんなマスコミの事情なんぞ知った義理ではないと思うんだが。

少なくとも「自衛隊情報の少なさを見かねて」ではなく、あまりにも鬱陶しいので、

早く目の前から消えてもらおうと思い、取材に応じただけなんじゃないの。

それに、どこへ行っても野次馬感覚の日本の報道陣なら、

情報が豊富にあったとしても、きっと同じことをしていると思いますがねぇ。

>「治安上の理由」を挙げ、広報対応をしなかった陸自とは対照的に、
>米軍は当日、バスを仕立て、内外の記者を案内した。

米のマスコミは軍に概ね好意的であり、協力的なので情報が貰えるが、

日本のマスコミは自衛隊に批判的で、非協力的な上、機密保持などの

基本的姿勢が欠けているため情報が貰えないだけでしょうが。

>先遣隊が到着した19日午後9時ごろには、
>取材陣の数は車両約30台、関係者約100人に膨らんだ。
>隊長の佐藤正久・1等陸佐(43)が会見に応じた際は報道陣が殺到。
>場所取りでどなり合いも起きた。

>クウェートの日刊英字紙「アラブ・タイムス」には、異様な光景に映ったらしい。
>20日の新聞は「日が暮れるにつれ、多くのテレビクルーがキャンプに到着。
>夕方には、約100人の記者が集まり、陸上自衛隊の3倍にもなる」と指摘した。

>「記者たちは冗談を言い合ったり、記念写真を撮ったりして待った」とも伝え、
>「地元の子供たちが見に来ていた」と皮肉った。

Japan media, govt feud over Iraq troop coverage

ロイターでは、日本のマスコミをパパラッチ扱いしていますよ。

(2日前の記事では、ガアガアうるさいガチョウの群れと揶揄していたそうです。)

この記事では、日本のメディアの車2台が自衛隊を

追跡中に事故を起こしたとも書いています。

どこかの局の番組で、「少人数の自衛隊を派遣しても、日本は恥をかくだけだ」

と言っていたけど、日本の恥を率先して晒してるのはお前らマスコミだろ。

まぁ、こうしてノンキに取材合戦が出来るというのも、サマワが安全な証拠でしょ。

こうした取材がイラクで見られなくなったら、現地の情勢が危険になった証拠。

それに、あれだけの報道陣が自衛隊を取り囲んでいれば、テロ攻撃されても、

報道陣が文字通り人間の盾となって、自衛隊の命を守ってくれるかもしれません。

それに、大挙したマスコミが現地にお金を落とすから、ちょっとは役に立ちそうです。

ただ危惧することは、マスコミがサマワの住民感情を逆撫でするような

非常識な行動をとって、(すでに、どこかの局の女性記者が、スカーフもせず

厚化粧した顔をさらけ出してウロウロしていたそうですから。)

住民が激怒し「自衛隊が来るから、こんな奴らが来た!」と

その怒りの矛先を自衛隊に向けてこないかが心配です。




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名塚元哉 |←ホームページ