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2003年07月17日(木) とんでもないひと夏の経験やね。

もうすぐ夏休み突入で、各地で面白そうなイベントが開催されますが、

『アドベンチャーホラーアクション・恐怖!ショッカーのアジト』

これを企画した人は、なかなかセンスがあると思いました。

このアトラクションぜひとも体験してみたいのですが、

ずいぶん昔に同じ大阪ATCで開催されたエイリアン退治のアトラクション

(名前は忘れました。)を体験しに行ったのですが、チケット売り場に

「心臓の悪い人や妊婦さんはご遠慮ください」という注意書きがあり、

泣く泣く諦めた苦い思い出があります。

この『ショッカーのアジト』は心臓の悪い人でも体験できるのでしょうか。

<児童4人不明>東京赤坂のマンションで保護、室内に死亡男性
「バイト」と誘い現金 監禁女児の1人に

昨日、行方不明とニュースで聞いたときは、

プチ家出で、その内に警察に保護されて終わりかなと思っていましたが、

何だかよく分らない事件に発展しましたね。

僕が子どもの頃は、子どもだけで繁華街に遊びに行くのは

考えられないことだったんですが、今じゃこれが普通なのでしょうか。

「(遊ぶお金は)ブルセラショップで稼ぐから大丈夫」と友達に言いふらして

いたそうですが、僅かの報酬で人生台無しにしちゃいましたね。

一ついえることは、子どもの時から贅沢を覚えるとロクなことがない。

これも親の躾の失敗ですね。

多くの視聴者は、ほいほい着いて行くほうも悪いと思っていることでしょう。

ニュースを見て思ったのは、このような誰しもが思うであろう

「被害者の責任」というテーマは、報道の場合はアナウンスするのが

非常にやっかいな問題だということです。

要するに、バカな話を信じて着いて行ってしまった被害者の

「自己責任」というものを、

報道番組の中でどう明らかにすればいいのかが非常に難しいということです。

未成年の子どもを猥褻目的で誘い出すのは悪いことだ、

という自明の事実と切り離した上で、騙される側も無知だった、

というアナウンスも必要なのではないかと僕は思います。

しかし被害者の責任を明らかにして事件の再発を防ぐ、というような

ニュアンスのアナウンスメントはむずかしいようで、

コメンテーターが、「着いて行った子どもも悪い」と発言したら、

「被害者の心情をどう考えているんだ」

「悪いのは被害者だと言うつもりか」というような抗議が殺到するそうです。

悪いのはどちらかというと子どもを誘い出した方なのは確かですが、

今回の件のように、どちらが悪いのかという単純な設問では

処理しきれない問題が増えてきたのでしょう。

無知は罪なのだ、というコンセンサスのない社会での

ニュース報道には限界があるのかも知れません。




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名塚元哉 |←ホームページ