万引き被害14万件、10年前の倍に小学生が出来心で万引きをして、その時に店員や親に叱られることで、初めて万引きが悪いことだと認識するわけですが、近頃の親は、怒るどころか援護または「たかが万引き」と逆切れし、店員に突っかかるというありさま。それを見た子供は安心して万引きを続け常習犯になる恐れもあります。やはり、最初の内に悪の芽を摘むことが、子どもにとってもっとも大事なことではないでしょうか。そして「万引き」という言葉を、いい加減「窃盗」にすればいいと思います。もはや「万引き」では言葉の意味が軽くとらわれすぎて罪悪感に乏しい。そして、交通法規のように厳罰化して重い刑事罰を与えればいいんです。●未成年者による凶悪犯罪が起こると、「子どもに何が起こっているのか」「あなたの子供は大丈夫か」というように「対象を一括りにする」ということが目立ちます。子どもに何が、という表現は明らかに子どもを一括りにしています。一括りにするとどうしても、「全体の問題であって、あなた固有の問題ではない」というニュアンスが生まれますが、そのニュアンスは情報の受け手の思考を停止させる効果があります。マスコミが対象を一括りにする理由ですが、マスコミのおもな受信者に、二極化を認めたくない層が多いという見方もできます。二極化を認めたくない層、つまり変化を恐れている層にとって、日本や日本人や日本企業という一体感のある主語による語り口は、恐らく心地よいものなのでしょう。不安に対し個人的に向かい合うのはごめんだという広範な層に雑誌や電波を買ってもらわなければいけないマスコミは、対象を一括りにする以外に情報発信の文脈を持てないのではないか、という見方もできると思います。放っておくとマスコミは、すぐに対象を一括りにしようとしますし、二極化を隠蔽しようとします。いいかげん、一括りにされることで安心感を得る人が少しでも減ればいいと思うのですが。●先日、探偵ファイルの「故意にマスコミが隠匿?〜「第18光洋丸沈没事件」〜 」をリンクしました。読めば読むほど、マスコミの偏った報道に憤りを感じますので、玄界灘漁船「第18光洋丸」沈没事件と水産庁取締船「からしま」衝突事件とは?のリンクバナーをこの日記上に貼り付けました。マスコミが事実をスルーしようとすればするほど、ネットで発言ができることを知った一個人が「ヘンじゃないか」と発言をし、その声はしだいに増幅されていきます。ネットが普及したことにより、マスコミと個人の差が消失しつつある、または急激に減少しつつあると言えるかも知れません。そして、そのことにマスコミは気づいていない、あるいは気づいてはいるが、その新しい事態に対応する報道の文脈を未だ持っていない、ということになるのでしょうか。 ↑投票ボタンです。今日の日記が良ければ押して下さいまし。Myエンピツ追加