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■ テニス。「波動球VSスカッドサーブ」
初っ端から先週ヒグマを落とした不二のバックでかかったあの攻撃的なBGMで始まった今回の話。 やる気充分ですね。 メインはやはり鳳vs河村。
結構入れ替わり立ち替わり激しかったんですが、分けていきますね。
Aコートの河村vs鳳から。 新しいスカッドのカット。 「一球入魂!」の「一・球…」のタメが良いですね! インパクトからフォロースルーの動きが凄く鮮やかでカッコイイ。 作画もですが、動きがかなり良いです。 打ったあとの飛び散る汗も躍動感が出ていてナイス。 「そう容易く取れませんよ」 と相変わらずサーブに自信のある鳳君、モノローグなのに相手に対して敬語なのが凄いです。 流石、育ちのよさそうな好青年…。
てかタカさんのバーニング攻撃も持ち前の爽やかさでサラッと流してます(笑) …氷帝の二年生って肝が据わってますね。 流石、部長がイロモノなだけあるというか。
3球目で返す河村の筋肉の描写もかなり力入ってます!
たった3球で当てられた事に腑に落ちないという感じの鳳。 まあ、自慢のスカッドですからね。
鳳君がサーブ以外ちゃんと出来るのか心配してたんですが、どうやら大丈夫なようです。 「流れは変わらないっすよ」 とやっぱり敬語な鳳君が爽やか。 軋むラケットが良い感じです。 波動球の新カットも凄い…上腕筋がイカス。ホントに今日は作画が良いです。 波動球が決まってニヤっと笑う勝負師顔のタカさんがカッコイイ。
波動球を打つタカさんの心配をする大石君は流石。
スカッドの昔のバンクはちょっと浮き気味ですね(^^;
対スカッドの為、タカさんは右サイドを空けました。 ノーコンな鳳の癖を見抜いての策。(乾の真似)
しかし…サーブは鮮やかに決まり、見事なノータッチエース。
「やりましたよ宍戸さん!」 と嬉しそうに笑う鳳に頷く宍戸君。 「あなたが特訓に付き合ってくれたおかげです」 鳳のモノローグから回想突入…。
ここでちょっと聞き覚えのある曲が…「え、まさかね」と思いましたがそのまさかでした。 EDテロップでも出てましたが Brandnew Days が流れました…鳳と宍戸のキャラソンです。
あちゃー…なんちゃってケミストリーが電波に乗って流れてしまった(^^;
私、最近やっと全てのキャラソン聞いたんですが(借りて)、この曲ぶっちゃけケミストリーのPIECES OF A DREAMのパクリ(略) しかも申し訳ないですが浪川さんはかなり歌は苦手のようで(苦) イントロ聞いた瞬間「流すならインストだよね?」と思ったんですが…やっぱり歌で(苦)
でも浪川さんのパートは効果音や叫び声で大分消えてて、そんなに気になりませんでしたけどね。 …申し訳ないですが演出の配慮かと思ってしまいました。済みません。 や、でも多分気のせいじゃないと思うんですよね…楠田さんのパートになると音量上がって、浪川さんの時は抑え気味(+絶叫・効果音)だった事。
でも歌を被せるのは良いアイディアですよね。 この回想の為に新規にBGM作るのも何ですし、何より歌の宣伝になりますから。
肝心の回想。 先週の予告で出た廃墟内で何やらスカッドの練習をしている鳳君と宍戸君。 自分の特訓に付き合ってくれたお返しに、今度は鳳のノーコン修正に宍戸君が付き合ってあげている模様です。
…いや、良いお話なんですが普通にテニスコートでやれば良いんじゃないですかね?
あの壁の穴にどうしても通したかったのかなぁ…(笑) そんな無意味そうな所にこだわるのがまだまだ子供というか中学生らしいというか。 あの廃墟見つけて丁度良い穴があって「これはいける!」とでも思ったのかな…(笑) でも危ないよキミ達、崩れたらどうするんだ(^^; まあ怖いもの知らずなのも子供の特性ですしね。
多分これ脚本段階じゃ場所指定までしてないと思うんですよね…わざわざ廃墟を選んだコンテマンに意図を聞きたい。 インパクト狙いかな?
Brandnew Daysの流れる中、特訓をする二人。 対青学戦を思い出しながらスカッドを打つ鳳。
「手首をこねるな!その癖が直らない限りお前はノーコンのままだ!」 と何気にキツイ事をいう宍戸コーチ。 いや、正しいフォームを身に付けない選手は伸びないし、身体壊しやすくなるのでフォーム修正は良いことです。 宍戸も良い後輩を持ったと思いますが、鳳はホント良い先輩を持ちましたね。 羨ましい。 しかしオールナイト特訓というのはいかがなものか…。 お家の人には言ってあるんでしょうが…まあ男の子ですしね。 でも休憩挟んだほうが良いよ…腕痛めるって(^^;
「どうした!もうへばったか!?」
すっかり熱血漢になってしまった宍戸君…熱い、熱いよキミ。 いや、好きですけどね熱血キャラ。 そしてついにスカッドが完璧な軌道を描いて決まると 「やったな長太郎!」 と自分のことのように喜んでくれる。 素敵な先輩だ…。 ちょっと鳳君が羨ましい…こんな良い先輩がいて。 私鳳ファンだったはずなのになぁ、すっかり宍戸ブーム(笑)
「今の感じ忘れんなよ、もう一度だ!」 と鳳の肩を叩いて走っていく宍戸君がカッコイイ…ほんとに今日は表情と仕草が細かい! 手で「もう一度」というジェスチャーしながら手を上げて去っていく…たったこれだけなのにグッと宍戸君の魅力がアップ。 しかも最後にニコッと目を閉じて笑いましたよ宍戸君、一瞬でしたけど。細っ! 後に書いている向日君もですけど、こういうちょっとした演出って良いですよね。 スカッドが決まったことに呆気にとられて、宍戸より遅れてその事を実感して笑う鳳もかなりカワイイ。 実際出来た時ってこんな感じですよね。 「え…出来た?」と一瞬固まって、「出来たんだ!」て感じで。 もうその間が絶妙。
で、Brandnew Daysの終わりと共に回想終了。 短い中でよくまとめてたと思います。 誇らしげに見守る宍戸君…良い男だ。うん。 鳳が慕うのも分かります。氷帝の他の先輩は……ですしね(苦笑) …しかし橘に負ける前の宍戸は今ほど尊敬するに値する先輩だったのかな(^^; 多分昔から仲は良かったんでしょうし…うーん。
今までホントに鳳は宍戸に付き合ってばかりで「自分の練習は?」と思っていたので、宍戸が借りを返すという展開はベタですが良いと思いました。 手首の癖が直ってきたのなら次は下半身ですね。(榊先生の指導より) 一つずつ直して、良い選手になって欲しいものです。
絶好調な鳳君もカッコイイですがタカさんも良いですね。 波動球を打つために構えた足の演出が良い。 筋肉も細かく、迫力がありますし。 打ち返すときのタカさんの「ぐおぉ!」という表情とラケットの軋みが、本当に重い球なんだということをよく表していて良いです。
スカッドを返され一瞬唖然とする鳳、「ぼやぼやすんな!」と宍戸君が声をかけてくれたおかげでリターンエース取れました。 自慢のスカッドを返されて一瞬パニくるのも分かりますが、まだまだ精神的に甘いって事ですかね。 「落ち着け長太郎」 と言いつつも、フェンスを握り締めた宍戸君も焦ってるのかも…。
しかし熱いですね、この試合。 やってる事はとんでもないですが、スポーツしてる感じがします。
スカッドをダッシュ波動球で迎え撃つタカさん。 作画気合入ってます! 目から顔全体に引いたカメラワークがイカス!! いくら怪力とは言え、同じ怪力仲間(笑)のバネちゃん、ダビデのラケットも弾き飛ばしたダッシュ波動球を鳳が返せるはずもなく…鳳のクロスを千切ってしまいました。
…あり得ない…てかその演出はどうなんだろう。
クロスが千切れるなんて 嘘だと言ってよ、バーニィ!
訂正。 嘘だと言ってよ、長太郎!
…浪川さんすっかり声変わっちゃったなーとしみじみ。 当時子供だったんですから当然ですが。 何か演技力が後退してるように感じるのは気のせい…じゃないよな(^^;
「スカッドサーブを波動球で返すつもりか!?」と周囲は驚いていましたが、バネちゃん渾身のプロネーションサーブをダッシュ波動球で返したんですから、むしろ当然だと思いました。 ……いや、スカッドのほうが速いかもしれないけど、威力は同等かそれ以上はあるでしょ? バネ・ダビデペアはパワーだけなら樺地以上みたいですし(見えませんが)
あまりの迫力に愕然として戦意喪失気味の鳳。 …だから甘いんだって(^^; バネちゃん達と全然対応が違う。 でもラケット吹っ飛ばされなかっただけ凄いと思う。 「長太郎、しっかりしろよ!まだ負けた訳じゃねーぞ!」 ごもっともです、宍戸君。 ホントに成長しましたね彼は。
タカさんの筋肉の収縮までしっかり描いてくれて…。
鳳も立ち上がり、勝負はこれから!という所で大石君が止めに入りました。 まあこれ以上無茶されたら決勝に響きますからね。当然ですね。 「まだ終わりじゃないだろ?」 「そうだな、肝心なのは決勝だもんな」 と、全国にいけない人達の前で言うのはいささかアレな気がしますが練習で身体壊すのも相当アレなんで仕方ないでしょう。 食い下がる鳳の反応ももっともだと思います。 これからでしたからね。 しかしそこで口を挟んだのが宍戸君。 「二人ともよくやったぜ、何も言うな」 と鶴の一声。 この台詞を聞いて、やっぱり先週のあれは大石君に決勝を万全なコンディションで戦ってもらうためだったんだなと思う事にしました。 ライバルが高みへ向かう為に手助けしてる感覚なんでしょうね。 でも自分達もここではもう先へはいけないけど、まだ終わりじゃない。 鳳君は来年が、宍戸君は高校がありますから。(個人戦がなかったら) 「良い練習になった」 てのはそれも見越しての事だったのかもしれませんね、高校で頑張れよ!
ついでに、この試合不二が審判をしていたんですが。 不二のコールが妙に棒読み英語になっていたのが気になりました。 甲斐田さんは英語ペラペラみたいですし、意識して普通に読もうとしてたんでしょうが…逆に変な感じ(^^; 「私英語出来るんだけど仕方ないから棒読みしてる」て感じに伝わってきて…何だかな。
Cコートの向日vs桃城。
出た、向日アクション!
凄い、凄いよ向日君…忍足が調子良いと言うだけあって物凄い跳びまくってます! 特に最初のムーンサルトの動きが凄い! 太陽を背にくるっと回る向日がカッコ良い。 凄いアングル…マジで凄い、今日の作監は石井さんだけあって動きが生き生きしてます。
憤慨する菊丸の顔が一瞬凄い事になってましたが…石井さん遊んでるな(笑) そういえば昨日(正確には今日)のクロマティ高校の作監も石井さんでした…。 クロマティ高校の方はIG製作ですし、遊べて面白いのかもしれませんが、もうちょっと頻繁にテニスにも入ってくれると嬉しいなーと思ったり(^^; 約二年ぶりですよ、石井作監。
「それでも俺の舎弟かー!?」 とは菊丸談。 …舎弟だったんだ。 そういや仲良いですしね。 同じタイプのプレイヤーが相手ということで応援にも熱が入ってるんでしょうね。 しかも試合では勝ったとは言え、相手は自分より上のアクロバットを要する選手。 そして体力不足同士(笑)是が非にでも桃に勝って欲しいんでしょう。 しかしうるさい…まあ表情が面白いので良いですが。
跳ぶ跳ぶ、跳びまくる向日岳人。 アクション連発でノってます。 桃のダンクも着地前にリターン決めて絶好調です。 ホント、まさに校長先生絶好調。
…失礼しました。
愕然とする桃城に一言。
「もっと、打ってみそ」
…うわ。やばい凄い魅力的だ。
氷帝戦では嫌味で的外れな挑発としか思えなかったんですが、今日は演出も相まって魅力的です。 左アングルでラケット肩に担いで不敵に微笑んで、指で「カモン」のジェスチャーしながら軽くウインク。 …うわぁ作画ノリノリ。 こういう表情演出大好きです。 今日の向日は一段と生き生きしてます。 これってアニメの醍醐味だよなぁ…、多分これコンテ指定じゃなく作画が遊んでるんですよね。 思えば向日みたいなタイプは表情の変化で遊べるタイプなので描き手としては面白いと思います。(そういう意味じゃ菊丸も同じ) スカしてるキャラじゃこうはいきませんからね、得してますね(笑)
弱点の体力不足を克服したらしき向日。 良かった、先週のあれは過信ではなくちゃんとやるべきことはやったという自信だったんですね。 しかし言葉で説明だけでなく、ジョギングしてるカットを2,3入れるだけでも随分印象違ってたと思います。 じゃないと説得力ないですから。
まああのムーンサルトに何の意味があるんだと言えばそれまでですが。 演出の妙で、飛び回ったほうがダイレクトに球を取れるように見えるから不思議です。 こういうハッタリの利かせ方好きです。
しかし彼は体操選手に転向したほうがより活躍出来る気がするなぁ(笑)
ラリー時の向日、飛び散る汗が決まっててカッコイイなぁ…。 宍戸もですが、敗北を糧に成長した姿には好感が持てるというか…。 ライバルキャラも成長してるというのは良いですね。
桃城は力技で打球の跳ねるタイミングのズレたダンクを打ちました。 滞空時間が長くても対応できない向日。 「まぐれだろ」 とロブを上げますが、また取れず終い。
何というか、やけになってダンク一辺倒な桃とか、ムキになってロブあげる向日とか…彼ららしいですよね、何も考えてないというか熱くなったら周りが見えないというか(^^; 試合だって事忘れてるな…こいつら。
「どーん!」 と歯を見せてイタズラっぽく笑った後ニヤリとする桃も良い表情してるなぁ…。
向日「くそくそ、俺を踏み台にした!?俺の事実験台にしやがって」
…ガンダムネタ連発済みません。 つーかガンダムのあれは文字通り踏み台(ガンダムがドム踏んづけた)にした時の台詞であんま関連性ない気もしますが(苦笑) 拗ねる向日は非常に可愛いです、凄い小さいですねこの子。 カッコイイと言ってあげたいんですが…ゴメン。 「向日さんはどんな高いバウンドでも対応できるでしょう?なら、向日さんにも取れないボールだったら無敵だって思ったんですよ」 と手を差し出す桃城。(ちゃんと右手です) 拗ねたフリをしつつ握手を交わす向日。 「まあいいさ。その代わり、関東大会の決勝、負けたら承知しねぇぞ」 「へへッ」 と会話をするこの子達はこの子達でらしくて良いです。 表情細かいです。いやホント。
さっきのダンクに 「スーパーグレイト桃城スペシャル」 と名づけた桃城。
「アカンやろ、あのセンスは」 と額に手を当てる忍足が…(笑)
「激ダサ!」 の口癖を鳳に真似られてビビる宍戸君が…(笑)
背後に乾に立たれて驚く菊丸も面白い…ホント作画良い。 しかし「四勝一敗一分」てのは間違いじゃないの?乾君。
ちなみにこの試合、日吉が審判してたんですが見事に声だけの出演でちょっと可哀想でした。
今週はほんとに見所満載で良かったです! 軋むラケットとかキャラクターの仕草や表情、動き、その辺がね…もうホント、アニメ的見所が盛り沢山。 これぞアニメの醍醐味ですよ。 今回の話は数回観ました、全体的な演出が私好みだったので。 ストーリーは…うーん、演出良かったのでどうでもいいや(^^; 例えば練習でダッシュ波動球を出す意味はあったのか?とは思いますが、一話完結として見た場合、出さないと盛り上がらないのでアリですし。 伝家の宝刀「合宿の成果」が出なかっただけでも良いかな、と。 やっぱアニメは演出命。 今回はほぼ作監の力でしょうけど。
本日の提供の一コマ。 お約束の寝ている人間に落書き(^^; 可哀想な宍戸君…でも修学旅行のノリで楽しそうですね。 多分起きたら速攻返り討ちですね。向日が。 あ、肖像画については見なかった事に…。
次回。 「麗しの跡部」って…麗しのサブリナからですか。 予告からナル全開の跡部に喜多・新渡戸の突っ込みが欲しい所です。 すっかりギャグキャラですねこの人。 何か負けたキャラって極端にギャグ化する傾向にありますよね…観月とかも(^^; 跡部はその分原作で出てないので原作じゃ何とか踏みとどまってますが。 あ、でも元もとギャグだったので今更かな。 リョーマも海堂も勝っちゃダメだと思いますが、方や座って見物、方や仲間が試合してるのに眠ってる始末で…どっちが勝ってもどうでもいいかも(^^;
あ、忘れるところでした。 昨日は聖ルドルフの柳沢慎也の誕生日でした。 おめでとう慎也! かなり好きなキャラの一人です…やっぱりルドルフは特別かな。
NARUTO。 …いや演出は良かったんですが。 ちょっとBGMが派手で、ちょっとラストの鳥の辺りとアンバランスで…変な感じ。 「努力の力」って日本語、なんか妙だよなぁ(^^; ネジは律儀にナルトの話を聞いてやってるのに、ネジのお喋り中に攻撃するナルトはどうなんだろう(いや、ナルトの方が正しいですが) ネジがまだ喋れる状態にあるのにナルトに勝利判定するゲンマもどうなんだろう…これ絶対おかしいような。
2003年12月10日(水) |
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