白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2014年01月23日(木) 一連の詳細【その2】

昨日の続き。

夫の会社は民事再生を申請し、部門を2つに分けてそれぞれ別の会社に事業譲渡される事になった。社員は全員解雇の上、2つの会社の入社試験を受けるという形に。ほとんどの社員は本業を受け継ぐ会社を受ける事になったが、IT関連の仕事をしていた一部の社員は別の会社を受けることに。夫は本業とIT関連両方の仕事をしていたので「さあ、どっちの会社に行く?」って事になってしまった。

本業の会社に行く場合→
仕事環境はほぼ変わらない。しかし、斜陽業界で今後の先行きは暗い上に、本当に事業が再生出来るかどうか激しく疑問。採用されても再び失業する可能性アリ。

IT関連の会社に行く場合→
今の会社よりも格上の会社で倒産の心配はまずない。しかし、大きい会社ゆえに「請負・派遣」の分野も手掛けていて、下手すると採用後はそちらに飛ばされる可能性がある。

どちらにしてもリスクはあるものの、解雇日までに転職先が見つからなかった以上、どちらかで働かねば翌日から失業確定。贅沢は言っていられない。そして夫は上司か「IT関連行ってくれ」と言われ、そちらの面接を受ける事になった。夫の部署の仲間達のほとんどはIT関連の方に行くらしいので順当と言えば順当なのかも。

そして面接。

夫は案の定、面接官からIT関連以外にも本業の仕事をしていることを突っ込まれる。「夫さんは……本業にもかなり関わっていますよね? こちらに来るとなると、本業の業務にに穴が開くんじゃないですか?」と。そりゃ、その通りだが夫にはどうする事も出来ない。夫は正直に「向こうに穴を開けることになりますが、客先と直接係わっているのはIT関連の仕事なので、お客様にご迷惑をかけないよう、こちらに来るよう指示されたのだと思います」と言ったところ「実際、夫さんはどっち行きたいの? そうだねぇ…とりあえず、向こうも受けてきたら?」と言わてれ採用は見送りになってしまった。

一緒に面接を受けた仲間達はその場で採用が決まり、待遇等の話になったらしい。その場で決まらなかったのは夫を含めて2人。もう1人は夫の直上司で、採用をお断りされたらしい。採用が決まった仲間達は夫の部下で若者ばかり。「俺、必要とされていると思ってたけど、もしかしてオッサンはいらんって流れなのか?」と夫、激凹み。

実際問題。身売り先のIT会社は夫と似たような技術者を山ほど抱えていると思われる。もともと自社にいる社員を夫のポジションに据える事も可能。自社で安く働いてくれる若者がいるなら「経費が高くつくオッサンはノーサンキュー」と判断されても不思議は無い。

とりあえず夫は本業を受け継ぐ会社の面接を受ける事になった。お断りされた夫の直上司はその時点で失業確定。夫よりもはるかに年長の方なので先行きが心配だけど「流石に何も聞けなかった」と夫。

こりゃ、本気で失業するかも知れない……と夫婦で暗澹した気持ちになってしまった。

失業したとしても失業保険はある。家のローンはこんなこともあろうかと「失業安心保険」と言って、失業した時は代わりにローンを支払ってくれる保険に入っているし、多くは無いが貯金だってあるので、当座はなんとかなるだろうけれど、実際に我が身に降り掛かってくるとなると「失業」という事実はあまりにも重い。話はまだ続くのだけど、長くなるので続きは明日以降……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


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