白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2006年03月03日(金) 幸せな痛み

仕事帰り、ふらりと立ち寄った駅構内の雑貨屋さんで、昨年末に死んだ犬とそっくりの置物を見つけた。

懐かしさと愛しさが勢い良く込み上げてきて、しばらくその場所に立ちすくんでしまった。前の犬が死んだ後、新しい犬がやってきて、その子も充分過ぎるほに可愛いのだけど、前の犬を愛していたという事実は消して消えない。

死んだ犬のことを想うと、いまだに痛みを感じるけれど、それは幸せな痛みなのだと思う。幸せな時間を共有したという事実と、そんなにまで好きにさせてくれた存在があった…ってことは自分にとっての宝物なのだと。

1度好きになったものをずっと好きでいられるのは幸せなことだ。

もっとも、だからと言って痛みが減る訳でもなんでもないのだけど、そんな痛みを知らずに生きて行くより、知っている方がちょっぴりお得な気がする。それは、漏れなくついてくるオマケのようなものなのだろう。

懐かしくも切ないひと時だった。だけど、そんな痛みは大事にしていきたいなぁ……なんてことを思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2004年03月03日(水) 歌。
2003年03月03日(月) 「………」な心境。
2002年03月03日(日) 大人の遠足♪

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