白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2005年12月27日(火) 大阪人の苦悩。

明日の夜東京に発つ。

友人達に、ちょっとした手土産などを買おうとて仕事帰りに駅構内の土産物売り場をうろついた。本当ならばありきたりな土産物ではなくて、ちょっとした贈り物をしたかったのだが、ゆっくり買い物へ行けず、前日になってバタバタした次第。

大阪の人間は「大阪大好き」な人が多いと言われている。かく言う私もその1人だ。未来の夫は大阪の人で結婚後もよほどのことがなければ大阪で暮らし続けるとになるだろう。ぢつのところ「ちょっと他の土地も知りたかったかも」と言う思いもあるのだが、大阪で生き、大阪の土となることに何の不満も持っていない。

そんなこんなで大阪大好き人間なのだが、大阪には別の土地へ遊びに行く時、自らの土地を誇れるような土産物がない…という弱点がある。東京なら『東京ばな奈』『ごまたまご』仙台なら『萩の月』北海道なら『白い恋人』広島なら『紅葉まんじゅう』福岡なら『博多とおりもん』……のような銘菓もなければ、お漬物だの、干物だのといった名産品もありゃしない。

同僚達に「大阪からお土産で持って行って喜ばれたものって何?」と聞いても、蓬莱の豚饅とか、冷凍のタコヤキとかお好み焼き……という声が圧倒的に多い。それも決して悪くはないが、しかし当日に渡せること限定の土産物なので、時と場合によっては役に立たないのだ。

同じ関西でも神戸や京都だと気が利いていて小洒落たものが沢山あるのに、大阪のお土産物というと「なんでやねん」みたいな言葉の書いたお笑いグッズとか、タコヤキ味とかお好み焼き味のお煎餅程度なのだ。

悩みに悩んだ末、大阪とは何ら関わりのない物を購入した。大阪大好き人間にとって「これだから大阪ってさぁ…」と思ってしまう数少ない瞬間だった。

パッとしない手土産を持って上京する訳だが、今から楽しみでしょうがない。新幹線で読むようの文庫本まで買ってしまった。バタバタとした旅になりそうだけど、目一杯楽しんでこようと思う。その前に仕事を片付けなきゃいけない訳だけど。明日に備えて、さっさと入浴して早く寝なくちゃ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2004年12月27日(月) いざ。冬の祭りへ!
2003年12月27日(土) 振り返る。見返る。そり返る。
2002年12月27日(金) アカンもんはアカン……けど。
2001年12月27日(木) 何も変わっちゃいないのかもね。

白蓮 |MAILHP