白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2003年12月28日(日) 年末旅行・鎌倉編

27日午後。仕事納を待たずして早退。新大阪駅で愚弟と待ち合わせて東京へ。秋葉原を軽く案内してFん家へ向かう。前日に雪が降ったと聞いていたので、どんなに寒かろうと恐れていたが、思ったほどの寒さではなくホッとした。Fへの手土産は『剣神 ドラゴンクエスト』、旭ポン酢、ワイン1本。

1年ぶりに訪れるFの部屋は、女性の1人暮らしと言うよりも、むしろ野生動物の棲家のようだった。Fの部屋を「巣」と命名する。その夜はIさん&Nさんの贈ってくだったお肉で「しゃぶしゃぶの宴」ビールにワインを飲みつつ、26歳男子、31歳女子2名で『剣神 ドラゴンクエスト』にハマる。剣を振るい疲れたところで、Fのハマっているボーイズ・ラブゲーム『学園ヘブン』をプレイ。3人で突っ込みを入れつつ3時過ぎまで盛り上がり就寝。

翌朝、Fん家の最寄駅でN嬢と待ち合わせて鎌倉へ。愚弟とはここでお別れ。愚弟は3日間、オタクの祭典へ通い詰めるとのこと。帰りは東京駅で待ち合わせることにして、道を分かつ。久しぶりに会うN嬢と、仕事の話などで盛り上がりながら鎌倉へ。横浜あたりからみた富士山がとても美しかった。鎌倉から江ノ電に乗り換える。こじんまりした二両編成の列車がキュートで良かった。

長谷寺と鎌倉の大仏さんを見物。大仏さんもそれなりに良かったが、長谷寺の洞窟にすっかり魅せられてしまった。薄暗い洞窟の壁面に沿って、ズラリと仏像が並んでいる光景は、なんとも言い難い趣。ご利益宗教的な仏像が多いのも楽しかった。「触ったところが良くなります」なんて書いてある仏像が多かったり、蝋燭も線香もにぎやかな色だったりして、荘厳な寺というよりも「楽しい寺」というイメージ。京都なんかの落ちついた寺も良いが、こういう愉快な寺もいいなぁ……と思う。

高いばかりで、ちっとも美味しくなかった食事の後、「浜辺で、ドラ焼きを食べたい」というN嬢のリクエストで由比浜へ。N嬢トンビに襲われる。だがしかし動物万歳の私は、トンビを近くで見られたことが嬉しくて、N嬢が浜辺から離れたのを見て、ドラ焼きをトンビに投げ与え、しばらくトンビと遊んでしまった。トンビに未練を残しつつ、N嬢とFに合流。Fから「鬼のような女」と言われる。N嬢はトンビに吃驚して声を上げただけかと思っていたのだが、どうも本気で怖かったらしい。それなのに私ときたら……なもので。深く反省。

気を取りな直して鎌倉文学館へ。鎌倉文学館は高台にある洋館で連続殺人事件が起こりそうなたたずまいだった。私とFは、すっかり妄想スイッチが入る。「兄と妹だよね。これは」とか「兄はバイオリンで、妹はピアノだよね」とか「妹は庭師の息子と恋仲に落ちるんぢよね」とか「庭師の息子は『必ず迎えにきます』とか言って出ていくんだけど、なかなか迎えにこれなくて、妹は結婚されられちゃうんだよね」なとど、くだらないことを語り合った。お漬物一切れでお腹いっぱいご飯を食べた心境。ちなみに、鎌倉文学館の展示物はイマイチだった。

その足で吉屋信子記念館へ行ったのだが、残念ながら閉館中だった。ちゃんと下調べしておけば良かったと、軽く後悔するが、由比浜の駅でリスを見かけて、すっかり気分上昇。江ノ電へ鎌倉へ戻り、お土産を買ったり、お茶を飲んだり。そしてふたたび東京へ。

夜はFん家の近くにある焼き鳥屋でビール&焼き鳥。そして、またしてもゲーム三昧。早く寝ようと誓ったのに『学園ヘブン』を三時までプレイ。朝から晩まで目一杯遊んで、旅行第一日目は終了。そして翌日へ続く……


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【同月同日の過去日記】
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2001年12月28日(金) 夢見る建築士♪

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