白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2003年11月07日(金) 健啖家

私の働いている会社は先月に決算があり、一昨日から税理士さんが来ていた。

私は一応、図面描きってことになっているが、HPも作れば、事務の仕事に、カタログ製作と、雑用係のようなことになっていて、仕事の枠の1つに「大事なお客さまの接待」というものがある。どんな基準で「大事なお客様」と「そうでないお客様」が分類されているのかは、謎なのだが「そうでないお客様」については一般事務の女性が引き受けてくれている。で。税理士さんは「大事なお客様」に分類されるらしくて、税理士さんがくる日は、忙しいけど、ちょぴり刺激的で好きだったりする。

税理士さんは年の頃なら70歳はゆうに過ぎておられる御老体で、鶴のように痩せているが、カクシャクとしてお元気そうである。元気そうな御老体っていいなぁ。私も将来はあぁいうご隠居になりたいものだ。(税理士さんは生涯現役で働いておられるのだが)

そりゃそうと。会社には「しきたり」というものがあり、税理士さんへの接待には定められた順序というものがある。税理士さんが10時頃に到着なさったら、蓋付のお茶椀でお茶をお出しする。昼食は地元の老舗の鰻屋さんで鰻重&肝吸い。お漬物もつける。(2日目以降はお寿司1.5人前OR松花堂弁当)食後には珈琲をお出しする。3時には紅茶(ちゃんとポットで入れる)と焼き菓子を数種類(かなりの量が盛り付けられる)5時前に、ふたたび蓋付のお茶碗でお茶をお出しして、お仕事が終わられたらお見送りをする……という流れになっている。

税理士さんの接待をするのは入社して2回目になるのだが、お茶だ、珈琲だ、紅茶だと、飲み物攻撃と、ボリューム満点の食事とお菓子ぢゃ、70過ぎのご老体にはキツイんぢゃないかと思っていた。昔気質の人なので、食べ物を残したりはなさらないが、それは「食べ物を残すのはイケナイこと」という意識でもって、頑張って平らげておられるのだとばかり思っていた。

が。しかしそれは私の勘違いだったらしい。税理士さんは鶴のように痩せた御老体だが、ものすごく大食漢なのだそうな。しかも、この会社でお昼に出てくる鰻重は楽しみにしておられるとのこと。お世辞かとも思ったけれど、そういう訳でもないらしい。(実際、私は食べたことがないが美味しい鰻なのだそうな)

そう言えば、前の職場でもそうだったのだが、バリバリ仕事のできる有能な人って健啖家が多かったように思う。もちろん少食で有能な人がいない……と思ってる訳ぢゃないけど。仕事をするのって気力も体力も消耗するから、食事でエネルギーを補給する必要があるのかも知れない……とは思う。食事って大切だよなぁ。うむ。

それにしても70歳の坂を越えて、あれだけ食事ができるってスゴイ。元気なまま年を取るって憧れちゃうなぁ……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2002年11月07日(木) 東京紀行〜銀座と美女と〜
2001年11月07日(水) 次郎の罠゜

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