白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2003年06月29日(日) 死人訪問。生者尊重。

今日は日記的日記。

日曜日だっちゅ〜のに6時起床。7時始動。
乙女な母が、京都の大谷本廟へ参りに行きたいと言うので
朝っぱらから家族3人で京都へドライブ。祖母の命日は来週だが、ま。いいか。
そんなに早起きする必要はないのだが
足の悪い乙女な母は遠出が辛いので、なるたけ最短時間での移動を考えてのこと。
1時間半ほどで京都に到着。流石は早起きした価値アリ。
大谷本廟は人もまばらで、とても静か。静寂は「お参り」って行事によく似合う。
納骨堂に手を合わせ、また来た道を大阪へ。

11時前に、叔父の店に到着。愚弟の手術結果&今後の予定を報告に。
電話では報告していたのだが、ここは区切りということで。
叔父からの祝福を戴き、早々に退散。商売繁盛の様子、とても嬉しい。
その足で父の遺骨を納めている一心寺へ参拝。
父の遺骨は、まだ石仏になっていないので、骨のまま納骨されている模様。
辻仁成の『白仏』のイメージが濃厚になあるので
骨仏といえ白というイメージがあるのだが、現物は金ピカだったりする。
「現実って、そんなもんだよねー」とか思いつつ一心寺を後にした。

地元にできたサイゼリアで昼食。べら棒に安くて吃驚した。
12時半。帰宅。乙女な母を家に降ろす。愚弟と2人してクーラーを買いにニノミヤへ。
私。由緒正しき大阪人なので、とりあえず引き交渉。あっさり価格ダウン。
消費税、廃棄クーラーの見積もりを出した時点で「端数をオマケって無理ですか?」
なんて言ってみたらば、またもや、あっさり値引き、物の値段って分からない。
値引き交渉ってのは関西の風習だと聞いたことがあるけれど
他の地域では、もともとの値段が安いのか、それとも高く買っているのか??

地元スーパーで食料を仕入れて帰宅。3時也。
私はここでエネルギー切れ。1時間半ほど昼寝。
片付け物をしたり、食事の支度をしたり、入浴をしたり
……バタバタと夜の用事を済ませて現在に至る。

私自身は信仰心のカケラもないので宗教行事には興味がないのだが
それでも、そこそこ参加するのは「生きてる人が納得するため」に過ぎない。
死者のために参り、生者のためにクーラーを買った1日だったが
突き詰めていうと「生者が愉快に生きるための布石」なのかも知れない。
死人の思い出に浸っていられるほどの余裕が無い……ってのが現実だし。

ま。それにしても今日はよく働いた。
愚弟は夕食時に缶ビールを1本飲んで、そのまま寝てしまった。
乙女な母も「お参りにいかなくゃ」という胸のつかえがおりたせいかご機嫌である。
なんにせよ、機嫌良く時間を過ごしてくれるってのは、ありがたい。

私も今日は早めに雑事を切り上げて寝ようかなぁ。
…ってことで、今日の日記は、これにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2002年06月29日(土) 思わず…職場から更新。

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