白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2003年06月09日(月) 婆さまト買い物。婆さまノ買い物。

ここのところ比較的、真面目に日記を書いていたとゆーのに
うっかり2日もサボってしまった。

「書くことが無い」とか「落ち込んでいて書く気になれなかった」とか
そ・ゆ・不景気な理由ではなくして、単純にバテバテでくたばっていたに過ぎない。
「単純にバテバテでくたばっていた」とゆーのも、不景気だと言えなくないのだが
前者2つに比べれば、よほど真っ当で、感じの良い理由のような気がする。

2日間、寝付いていた訳ではないのだけれど「夏バテ」ちっくな状態で
図書館へ行ったり、買い物へ行ったりしただけで草臥れしまい
PCに向かう気力もなく、ひたすらに惰眠を貪って時間を過ごしてしまった。
まだ夏に突入してもいないのにこんなことで良いのだろうか?
……などと、ちょっぴり心配になったりもしたのだが
良いも悪いも、なってしまったものは仕方がないので、やり過ごすことにする。

サボってしまった理由ばかり書いていても詰まらないので別の話など。

日曜日は、向いに住む1人暮らしの婆さまとスーパーに買い物に出掛けた。
買い物メモをもらって、お使いに行くことの方が多いのだが
何回かに1度は、婆さまと一緒に買い物へ行くのだ。
婆さまの買い物カゴに、次々と詰め込まれる食料品に目を見張る。
1人暮らしにしては、あまりにも多過ぎ食料品は
婆さまが食べるのではなく、婆さまの家を訪れる人に振舞うためのものだった。

缶入りの烏龍茶は、娘と息子が来た時に飲ませるために。
アイスクリームは、孫が遊びにきた時に食べさせるために。
お菓子は、友達が遊びに来たときに出すために。

買い物メモをもらって、お使いに行くときは、婆さまの食料だけが書かれていたが
もしかしたら、お使いを頼む時は、気がねしていたのかも知れないし
あるいは自分で品物を見たらば、色々と思いつくことがあったのかも知れない。
その辺の事情は敢えて聞かない…と言うか聞けない。婆さまと私は他人なんだもの。

1人勝手に、色々なことを考えてしまった。
「誰かのために」という行為は、優しくて少し哀しい。
どこか片思いの楽しさと切なさにも似ているような気がする。

婆さまは買い物に出掛けたのが気分転換になったのか、いたくご機嫌だった。
そして私は「ガソリン代」とか言って、おこづかいを戴いてしまった。
「わーい。早速、なにか買いに行こー」とか思いつつ
その後、惰眠を貪ってしまったのだから、なんとも情けない話ではあるのだが
そんなこんなで、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2002年06月09日(日) 「なぞなぞ」は苦手ってことで。

白蓮 |MAILHP