金色の夢を、ずっと見てる

2006年06月26日(月) 親も育てられるってこういう事か。

大雨に見舞われてる九州地方です。でもうちのあたりはそうでもないかな。


さて、産後に実家に帰って早くも1ヶ月近くが経とうとしておりますが・・・・・・結婚して1年間家を離れててまた改めて実家で過ごしてみると、結婚前には気付かなかったいろいろな事が見えてきました。


お母さんが実にマメに、1〜2日に1回ぐらいは掃除機をかけてる事とか。

基本的に寝っぱなしの私とユウの布団も、可能な限り日に当てたり部屋の中でも動かしたりして、布団や畳に湿気がこもらないよう気をつけてる事とか。

脱衣所の足元のマットも、昼間は洗濯機や脱衣籠にかけて風を通したりして敷きっぱなしにしないようにしてる事とか。

仕事から帰ったら家中の窓を開けて、必ず空気を入れ替えるようにしてる事とか。

蟻が上がってきたら嫌だからと、お菓子のゴミなんかは部屋のゴミ箱じゃなくて台所のゴミ箱に捨てるようにしてる事とか。


家族が快適に過ごすために、細かくいろんな事に気を配ってるんだなぁ、と。人によっては当たり前かもしれないこういういろいろな事が、私はほとんどできてないので・・・・。自分が気にならないから、とほったらかしてたいろんな事が、これからはそういうわけにはいかなくなるんだよなぁ。自分や次郎君は平気でも、ユウには良くない事かもしれないんだからさ。


・・・・・・・・・見習いたいと思います、はい。




それにしても、生後1ヶ月の子供って結構変化するものなんですね。

体重が増えたとかだけじゃなくて、お腹が空いたら自分の指をしゃぶってそうアピールするし、最近では起きてる時も寝てる時も関係なく意味不明の唸り声をあげてます。いきなり何か声を出すのでびっくりして見てみたら、何事もなかったかのように爆睡してる・・・なんてしょっちゅうだし。←たまに
「また何か唸ってるな〜」
なんて思って気にせずにいたらオムツが濡れてて訴えてた、って事もありますが(笑)

あと、生後1ヶ月に満たない赤ちゃんでも笑うんですね。これってある種の反射だとか、たまたま顔の筋肉が動いたのが笑顔みたいに見えるだけだって言われますけど(そして私も次郎君もそう思ってたけど)、先生の話によると実際に笑ってる事もあるんだそうです。

退院前のお話の時に、
「赤ちゃん、笑うでしょ?」
と言われて思わず
「はい!・・・あ、でもあれって違うんですよね?」
と言ったら言われました。

「あれは、産まれたらすぐ新生児室に預けて、その後は3時間毎の授乳の時にしか顔を見てないっていう育児をしてきた人達が言ってる事ですから。3時間おきにほんの10分とか20分しか顔を見てないからそういう瞬間に出会ってないだけで、最初から母子同室で24時間一緒にいたら見れるんですよ。産まれたばっかりの赤ちゃんでも、快適だと感じれば笑う事もあるんです」

「だから、周りの人は“あれは笑ってるんじゃなくてどうのこうの”って言うかもしれませんが、そんなのは聞き流しなさい。あ、笑ってるなと思ったら“かわいいね〜”って誉めてあげるとか、もっとたくさん話し掛けてあげてください。赤ちゃんにはそういう刺激が何より必要なんですよ」


これ、医学的に見て本当なのかどうかはわかりません。でもそう思った方が楽しいじゃないですか。実際、気のせいかもしれないけど、うちのユウは誉め言葉を聞いた時によく笑顔を見せるんですよ。お客さんとかが
「くっきりした二重まぶたねぇ、かわいいねぇ」
とか言ってくれた時に、寝てるくせにニコ〜ッて笑ったりするんです。誉められてるのがわかるのかな?ってよく言ってます。


正直言って、特別子供好きなわけではないです。友達の子供はかわいいけど、他人の子供はなんとも思わなかったし、友達の子供でもちょっとわがままを言ったりぐずったりするとうるさく感じたりしてたし。

だから、産む前は結構本気で不安だったんですよ。産んでから、自分の子供にもそう感じちゃったらどうしようって。泣いたらうるさくてイライラしちゃうんじゃないかとか、お腹が空いて泣いてても自分が眠かったらほっといたりしちゃうんじゃないかとか、毎日の世話にすぐ嫌になるんじゃないかとか。



鬱陶しくなって虐待したりしちゃうんじゃないかとか。





でも不思議なもので、ちゃんとかわいいんですね。いろんな友達が
「大丈夫って。自分の子供なら違うよ」
って言ってた意味がやっとわかりました。

寝てるのをただ見てるだけで飽きないんです。泣いてると、抱っこしてあげなきゃって気持ちになるんです。夜中に泣いて起こされても、眠いしきついんだけど、でもほたっらかしにはできないんです。


妊娠中はすごいきつかったし、産むのも(安産だったとはいえ)本当にきつかったけど、産んでよかったなと。これからもっと大変なんだろうけど、ユウのためなら頑張ってみようと。まだ日明けしてなくて自由に外出もできないけど、それでもユウのためなら多少の不自由は我慢できると。

自然にそう思えるようになった自分に、自分が一番びっくりしてます(苦笑)


まぁうちの場合は、初孫にメロメロになってる両親とか、待望の我が子に思いっきり親バカになってる次郎君とか、周囲の愛情に助けられてる部分も大きいんですけどね。あと、ユウ自身も(周囲の話によると)あまり泣かなくて手がかからない良い子みたいだし。


何もかも自分でしなきゃって頑張るんじゃなくて、周囲に助けてもらいながらぼちぼちやっていきましょう。意外にちゃんと母性本能を持っていた自分に万歳、です(笑)


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咲良 [MAIL]

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