金色の夢を、ずっと見てる

2005年11月21日(月) 恋愛遍歴(社会人編)

『恋愛遍歴』(高校時代編)
『恋愛遍歴』(大学時代編)
の続きです。よろしければそちらからどうぞ。

※文中の男性はすべて仮名です。


結局、就職が決まらないまま卒業した私はいわゆるプータローになった。決まりさえすればすぐにでも就職したいという気持ちがあったのであえて長期のバイトは探さず、短期や単発のバイトをいくつもやった。

私が就きたかった仕事は若干特殊で採用枠が狭い上に、その仕事する上で持っていた方が良いとされる資格を私は持っていなかった。どうすればいいのかわからないままとりあえず目先のお金を稼ぐために行っていたバイト先で、谷中さんに出会った。

友達の親戚がやっている食料品店。週に1回土曜日だけの出勤で1日1万円。朝は早かったし仕事も立ちっぱなしできつかったけど『自分の生活費で親に迷惑はかけない』という条件で就職浪人を親に認めてもらっていた私には、その金額は魅力だったのだ。


谷中さんはその店には珍しく20代だった。見た目もどちらかというと小柄で華奢な感じで、食料品店のおじさんと言うよりは飲食店のウェイターなんかが似合いそうなタイプ。最初からなんとなく気になってはいたがバイト中にプライベートな会話をするような余裕はなく、谷中さんが勤め始めてから1ヶ月近く、挨拶程度にしか言葉を交わした事はなかった。

仕入先から店に向かう車の中で初めてまともにしゃべった。仕事きついよね〜なんて話しから、極めて自然に
「彼氏いるの?」
なんて聞かれる。いませんよ、谷中さんは?と聞いたら
「一応いるけど・・・・なんかもう自然消滅っぽい状態」
そこからどんな流れで話しが進んだのかは覚えていない。いつのまにか“コンパしようよ”という事になり、そこで携帯の番号を交換した。


その日の夜だっただろうか。それとも次の週末の夜だっただろうか。土曜日の夜だった。たまたま私はその時街にいた。友達と遊んでたのか何かの飲み会だったのか覚えていない。谷中さんから電話がかかってきた。
「街にいるんだけど、ヒマだったら出てこない?」
「え、私も街にいるよ。じゃぁ今から行くよ。どこ?」
場所を聞いて、馴染みの店だというスナックで合流した。常連仲間だというカップル1組が一緒だった。お店のママさんの
「谷中君がここに女の子呼んだの初めてねぇ」
という言葉にちょっと嬉しくなった。

しばらくそこで飲んで、じゃぁ帰ろうか・・・と歩き出した。話しが楽しくて、もうちょっとしゃべろうよ、とちょっと裏道に入った小さな公園の中に座った。肩が触れるほど近くに座って、小さな声でおしゃべりをする。しばらく話しが途切れた時に、さらりとキスされた。

ビックリした。

でも拒まなかった。

もう1度キスをした。

「・・・・・付き合おうか」
「・・・・・でも彼女いるんでしょ?」
「もう何ヶ月もちゃんと会ってないよ。っていうか俺の中ではもう終わってるし」
「・・・・・本当?」
「うん」
「・・・・・・・・・・じゃぁいいよ」


その日はそれだけだった。私が自転車を置いてた所まで送ってくれて、別れ際に私が
「ねぇ、でもやっぱり気になるから、ちゃんと彼女と別れて?付き合うならそれからにしたい」
と言ったら
「本当に俺はもう終わってるつもりなんだけどな」
と苦笑しながらも
「わかったよ。次会うまでにはちゃんとしとく」
と言ってくれた。4月の下旬だった。


最初の内は楽しかった。大学の仲間で飲み会をした後に迎えに来てくれたりする『彼氏』は今までで初めてだったから。でも、思えば付き合い始めてすぐのGWが始まる頃にはもうおかしいなと思う点が出てきていたのだ。

「連休中は会えるかわかんないんだ」
と言われた。初めてホテルに行った帰りの別れ際だった。連休になったら一緒にドライブに行きたい、お泊まりデートもできるかな?なんて1人で思い描いていた私は
「なんで?」
と聞いた。
「今の店、辞めようかと思ってて。正直あの仕事を毎日はきついし、同じ仕事でももっと楽な条件の店はあると思うんだ。次の店のアタリをつけてから社長には言いたいから、連休中は就職先探しに使いたいから」
店がキツイのはよくわかる。私は週1だからいいけど、確かにあの勤務条件で毎日はキツイだろう。でもだからって連休全部つぶれるわけじゃないんだったら、1日ぐらい私と会うために空けてくれたっていいんじゃない?・・・・と思いながらも、でも社会人なんだからそんなもんなのかもしれない、と自分に言い聞かせながら
「わかった。じゃぁ時間が取れそうだったら電話して?」
と言うのが精一杯だった。

でも結局、GW中は一度も会えなかった。電話もなかった。『電話して』と言った手前、私からはかけられないと意地になってる間に連休は終わってしまった。


連休が終わって数日後、友達と福岡にコンサートに行った。福岡にいる友達とライブの後食事の約束をしてたのだけどそれが急にダメになり、私達は予定外に早いJRで熊本に帰る事になった。その帰り道、谷中さんから電話がきた。
「急にヒマが出来たから・・・会うかなと思って」
電話がきた事に安心して泣きそうになった。

付き合い出して10日と経たないうちに寝てしまった事が、実は私の中でひっかかっていたのだ。谷中さんは、私にとって健太郎君以外で初めて寝た男の人だった。付き合ってすぐに体を許してしまった事で軽いと思われたのかもしれない、それとも1回やれたらもう飽きられたのかもしれない・・・なんて1人でぐるぐる考え込んでいた。そんな時にふいにかかってきた電話。私は今福岡にいること、でも今からJRで帰るから1時間半もあれば熊本に着く事、それからでいいなら会いたいと伝え、JRが着く時間に駅まで迎えに来てくれる事になった。

一緒にいた友達も、駅まで彼氏が迎えに来ていた。私も知ってる彼氏だった。
「咲良に彼氏って久々じゃない!?今度ゆっくり紹介してよ」
とニヤリと笑う彼女に笑顔で手を振り、1週間ぶりの谷中さんの車に乗った。

すでにそれなりに遅い時間だった。
「泊まりでいい?」
と聞かれ、ちょっと戸惑った。泊まるのは構わない。福岡の友達と食事してくる事は親にも伝えてあったから、話が弾んで遅くなったから泊めてもらったと言えばいいやと、言い訳はもう考えてあった。ただ・・・・・
「大丈夫だけど・・・・・・・・」
「ん?」
「えーとね・・・・・・・生理なの・・・」
なんてタイミングが悪いんだろう。1週間ぶりに電話をくれたのに。もしこれで
「じゃぁいいや。帰ろう」
なんて言われたら立ち直れない。バカバカしいまでの決死の覚悟で打ち明けた私に、谷中さんはアッサリと
「ん〜・・・俺は気にしないけど?」
と言った。

・・・・え?生理でも平気って事?それともHナシで泊まるのでもいいよって事?どっちなのかはわからないけど、機嫌を損ねたわけではないらしい。
「あ・・・じゃぁいいよ」
となんだか拍子抜けな気持ちで答え、そのまま車は1軒のホテルに入った。


ちょっと不思議な部屋だった。入った時の感じは間違いなくラブホテルだったんだけど、部屋に入ったらシングルベッドが2つあったのだ。

え、ベッドが2つ?ラブホなのに?

不思議に思いながらも、シャワーを浴びて、結局SEXした。でもなぜか、谷中さんは途中でやめた。
「やっぱやめとこう」
「え?なんで?・・・・ごめん、やっぱり気持ち悪い?」
「いや、そうじゃないけど・・・なんか体に悪そうだよ。無理してしなくてもいいじゃん」

言葉だけ見れば優しさのようにも思える。でも、実際に言われた私はとてもそうは感じなかった。『体に悪い』というのが、私の体にとってではなく彼の体にとって悪いと言うような響きで私の耳には届いた。

やっぱり付き合って2度目のHが生理中ってのはマズかったかな・・・断った方が良かったのかな・・・・

バカな事を考えて逡巡してる間に、谷中さんはさっさと隣のベッドに移ってしまった。
「一緒に寝ないの?」
「隣に人がいると眠れないんだ」
さらっとそう言って隣のベッドに潜り込む。
「おやすみ」
それだけだった。

眠れなかった。『隣に人がいると眠れない』・・・・・だからこのホテルなの?ここならHした後でも別々のベッドで眠れるから?今までにも何度も来てるホテルなの?今までの彼女とも来たの?

結局私は聞けてない。自然消滅状態だったという彼女とその後ちゃんと別れたのかどうか。


ほとんど眠れないまま朝になり、午前から用があるという谷中さんと8時前に別れて、私は1人で放り出された。家に帰るには早すぎて、駅にあるドーナツショップで朝食がてら時間を潰した。

なんだかとても惨めな気持ちだった。


それからも、何度か会った。ドライブもしたし、食事にも行った。でも会うのは全て夜だった。休みが不規則で、そのたまの休みも新しい就職先探しに使ってしまうという谷中さん。たまには昼間に会いたいと言う私。電話も、何時ならかけていいのかわからない。かかってくるのを待つだけ。

・・・・・・・この人、本当に私の事好きなんだろうか?

不安にかられてどんどん鬱屈していく。ほんの小さな『好かれてるよね』と思える出来事のカケラにすがるようにして自分をなだめる。そんな日々が2週間ほども続いたある日、決定的な事が起こった。


その日も夜会っていた。レイトショーの映画を見に行って、ドライブをした。港の近くで車を停めて、しばらくぎこちないお喋りが続く。やがて話しが途切れた時、運転席から手を伸ばされた。

・・・・え?ここで?

そりゃ確かに暗くて外からは見えないけど、少し離れた所には他に車も停まってるし、釣りをしてる人だっているのに?

緊張で体をこわばらせながらも、ここで拒んだら本当に嫌われてしまうかも・・・という恐怖で断れない。初めてのカーセックスだった。なのに、谷中さんはその最中にとんでもない事を言ったのだ。

「今働いてないから厳しいんだよね・・・・5千円でいいから貸してくれない?」

下世話な話で申し訳ないが、それは、前戯や後戯の途中ではなかった。まさに『最中』。耳を疑った。それはSEXをしながら言う事?


結論から言うと、貸さなかった。ちょうど財布の中に1万円札と千円札しかなくて“5千円”という金額を出せなかったというのもあるし、本能的に
「ここで貸しちゃったらダメだ!」
と危機感が働いたというのもある。ここで貸しちゃったら、もうそのまま私達のパワーバランスが決まってしまう。マイペースという言葉を隠れ蓑にするただの身勝手な男。嫌われたくなくて言いなりになってしまう私。そんなのは違う!


別れ際、かなり気まずい空気の中、それでも私は言ってみた。
「本当に私の事好きで付き合ってる?」
「・・・・・・」
「私、全然好かれてるって実感ないよ。谷中さんの気持ちがわからないよ」
「・・・・でも、俺はいつも本当にこんな感じだよ。今までの彼女にもそうだったし・・・・だから続かないのかもしれないけど。咲良ちゃんは大丈夫かと思ったんだけどな」
「・・・・・・ちゃんと好きだって言ってもらった事ないよね」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・帰るね」
沈黙に耐えられなくて、逃げるように車を降りた。

数日後、電話で話した。先に切り出したのは谷中さんだった。
「もう会うのやめようか」
「・・・・なんで?」
「なんでってなんで?」
「・・・・・・・」
「もう疲れたよ。会いたい会いたいっていっつも言うし」
「何それ!?だっていつ会えるかわからないっていつも言うじゃない。だったら会いたいと思ったら言わないとしょうがないでしょ!?会いたくなっても、谷中さんから電話がくるまでただおとなしく待ってなきゃいけないの?私から会いたいって言うだけでもいけないの!?」
「・・・・もういいよ!」
ウンザリしたような声が最後だった。そして電話は切れた。


呆然とした。これで終り?こんなもんで終り?もういいよ、って言ってやりたいのは私の方だ。私の事を好きじゃないんならもういいよ。あんたみたいな男いらない。そう言ってやりたいのは私の方だ。なんで私が振られなきゃいけない?


電話の前で座りこんだまま、動けなかった。付き合い出して1ヶ月も経っていなかった。



半月ほども引きずっただろうか。でもやがて、いつまでもふっきれない自分がイヤになり、悔しいから絶対忘れてやる!なんて妙にムキになった。1ヶ月ほどの間に2人の男の子と寝た。でも別にヤケになってたわけではなくて、ただ単にそうなってもいいなぁと思っていた人と偶然立て続けにそうなる機会があったというだけの事だ。

1人は、大学の同期の子だった。もう1人は2コ下の男の子。

大学の同期だった彼とは、その後も何度かそうなる機会があった。2コ下の彼とはその1回きりだった。そうやってなんとなく2人の人とSEXをして、思ったのだ。

SEXする事も付き合う事も、そんなに深刻な事じゃないんだ。

チャンスさえあれば付き合ってるわけじゃない人とSEXする事は意外と簡単で、したから付き合わなきゃいけないわけでもないし、そこから何も始まらなくてもいいんだ。自分が後悔さえしなければ。


その考え方は、意外にも私をラクにした。もちろん、SEXはちゃんと好きな人とするのが一番いい。付き合う事も、ちゃんと好きな人と付き合うのが一番いい。でも別に恋愛感情で真剣な『好き』という想いがそこになくても、『付き合ってる』という前提がなくても、自分がその関係で傷つかなければそういうのもアリなんだ。そう思うと、なんだか呼吸がラクになったような気がした。



ちなみにこの件には後日談がある。

最悪なあの別れから4ヶ月ほどたったある日の夜。突然谷中さんから電話がかかってきた。

「久しぶり」
「うん久しぶり。どうしたの?」
努めて軽く返事をする。どうしたの?何か用?用もないのに電話してくるような仲じゃないよね?言外にそんな思いをにじませながら。
「いや、元気かな〜と思って」
「元気だよ。どうしたの急に」
「うん・・・・また会わない?」
「は?なんで?」
「ん、いや・・・今度はちゃんと昼間に遊んであげるからさ」

・・・・・・・・・・・・・わけわかんない。私は別に昼間会えない事だけが不満で別れたわけじゃないんだけど。

なんか変な感じだった。でもよくわからないけど、谷中さんが私に会いたがってる。私が会いたいと言っても鬱陶しそうにしてたあの男が、今になって私に会いたいと言う。その事実はほんの少し私に優越感を抱かせた。

おおかた、今は特定の彼女がいなくてつまらないんだろう。私ならヨリを戻せるとでも思ったのだろうか?それならそれでいい。気付かないフリをしてしらっとした態度で会って、とっくに吹っ切れて元気にやってる私の姿を見せてやろう。

そんな意地の悪い気持ちで、
「じゃぁ都合のいい時電話して?大丈夫だったら会えるし」
と答えた。その数日後、本当に電話がかかってきて、私のバイト(これは例の食料品店とはまた違う店)が終わった後に会う事になった。

夕方だった。私はバイトの後でお腹が空いてたのに、車に乗って
「ご飯でも行く?」
と聞いた私に
「ん〜でも俺ついさっきカップ麺食べたばっかりであんまり腹減ってないんだよね」
と相変わらず身勝手な答えをよこし、谷中さんは車を出した。

元気そうだね、今何してるの?なんて適当な会話を交わしながら車はどんどん郊外へ向かう。1時間ちょっと走って、市内からはずいぶん離れた山の中腹の道沿いで車は停まった。夜景がキレイな場所だった。

正直、隣にいる男の事なんてもうどうでも良かった。久しぶりに会って話しても別に楽しくもない。会ったらやっぱりいい感じ・・・なんて欠片も思わない。むしろ、なんであの頃私はこの人にあんなに執着したんだろう?とすら思える。今から一緒に食事をしても特に楽しい事もないだろう。キレイな夜景を見て満足して、おごってくれるのなら付き合ってあげるからさっさと食べに行こうよ。そんな気分だった。


すっ、と隣から手が伸びてきた。え?と思う間もなくキスされそうになってとっさに止めた。構わずに抱き寄せられ、胸に手を伸ばされた。

「え、ちょっと待って。なんで?」
「なんでって・・・何が?」
「なんでそういう事するの?」
「ダメなの?」
「当たり前じゃん」
「なんで?」

・・・・この人、本気で言ってるのか?


理解しがたい彼の言葉に半ば呆れていたら
「・・・でもいいじゃん」
とか言いながらまた手を伸ばそうとする。さすがに切れた。

「やめてよ。やめないんだったら私ここで降りる」
そう言って本当に車のドアに手をかけた。ガチャリ、と開く音がして、ようやく彼は慌てて手を止めた。

「・・・・なんか、前より堅くなったね」
「は?なんで?だってもう付き合ってないじゃん。私達、もう別れたよね?」
別に付き合ってなくてもSEXなんてできるけど。私はもうそれを知ってるけど。でも少なくともいまさらこの人としたいとは思わない。
「・・・・そういう事なんだ」
“そういう事”って何?あぁそういえば、この人とは付き合いだす前にキスをしたんだっけ。だから?たったそれだけの事で、別れた男とでも簡単に寝ると思われたんだろうか?それともまさかとは思うけど、この人の中ではちょっと長いケンカをしてただけで、別れたつもりはなかったとか言うのか?


憮然としたまま
「帰ろうよ。送って」
とだけ言った。谷中さんは黙って車を出した。


結局そのままどこにも寄らずに最初に待ち合わせた場所に戻った。まだ何か言いたげな谷中さんの顔を見ずにするっと車を降りた。
「それじゃ」
「あ・・・うん、じゃぁ、また」
歯切れの悪い男に、わざとらしいぐらいの余裕の笑顔で
「じゃ」
とだけ言ってさっさと車を離れる。・・・・またね、なんて口が裂けても言うもんか。




基本的に、自分が付き合った人を悪く言うのは苦手だ。1度は好きだった人をけなすという事は、その人を好きだった自分の事も貶めるようでイヤなのだ。

でもこの谷中さんという人に関してだけは、いまだに
「つまんない男に引っかかっちゃたな〜」
と本気で思う。今こうして思い返してみると、自分が本当に彼を好きだったのかどうかも怪しい。ただ単に、久しぶりに『彼氏』が出来たから浮かれて自分を見失ってたんじゃないだろうか。(そう、腹の立つことに、健太郎君以来の『彼氏』がこの男だったのだ)


これからしばらくして、大学を卒業して1年が経とうとしていた早春、とある職場に私は就職する。希望の職種ではなかったけど、大学で学んだ事を活かせると思って決めた仕事だった。でもいろいろあった末、1年を待たずにそこを退職。大学の就職課の紹介で同じような職種の違う職場に転職。

次の出会いはそこにあった。


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咲良 [MAIL]

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