Mon journal
最近はあまり頻繁に書き込みできていませんが、思ったことや日々の出来事を少しずつ書きとめています。

2005年03月05日(土) パリを観光観光!

深夜、黒人の女の子から毛布を一枚剥ぎ取られました。

というと聞こえが悪いですね。

4人部屋に2人で泊まっていたら、実はもう1人同じ部屋になったらしく、
深夜だとは思うのですがその女の子が部屋に帰ってきたんです。

で、もう2人しかいないと思っていたので、
空いているベッドの毛布を重ねて寒さ対策をしていたのですが…

彼女が帰ってきて、暗い中ではありましたが、私が二枚重ねで寝ているのを
見て私を起こし、私は一枚毛布を明け渡したわけです。
いきなりだったのでびっくりました。怖いとすら思いました。
暗闇だったし、他に誰も入ってこないと思い込んでいたので。

あと、クローゼットにまだ毛布があったのに寝起きでそれを説明もできず、
また二段ベッド二階からおりてクローゼットまで行き、あらたに毛布を
取ってくるだけの気力がありませんでした。

でもIくよが毛布をとってきてくれ、
幸運にも再び二枚重ねでぬくぬくと眠る、

という夢を見ながら
寒いなぁ…と朝は目が覚めました。なんてことだ。

ただその黒人の女の子はギャルのような格好で、
ピンク色の服装にブーツ、みたいな感じだったのですが、
枕の下にウイッグを入れて眠っていたのを見てなんだか微笑ましかったです。

起きて身支度。そして朝ごはんを食べに。
コーヒー、オレンジジュースにバゲット、ジャム、コーンフレークにミルク、
といったものがブッフェ形式。結構しっかり食べました。おいしかったー。

今日は長距離移動はなし。一日パリを観光します。
薄暗いうちにチェックアウトし、メトロで移動。
今日はメトロを駆使するので、駅で「パリ・ヴィジット」という
一日乗り放題券を購入。3.8€くらいだったかなぁ。
キラキラホログラムつき。とっておこう。

パリの地下鉄はゾーン制で、パリの中心からゾーン1、2…と遠くなるに
したがって数字が増えていきます。
そのゾーンにしたがって、この一日券の値段も変わりますが、
今回は一番安いものに。パリの中心地観光という範囲の狭いものなので。

地下鉄を使うととても便利です!網目のように張り巡らされてます。
まず最初に言ったのが、シャンゼリゼ通り。
凱旋門、シャンゼリゼ通りを初めて生でみました。
ルイ・ヴィトン本店も見ました。
まだ朝早くてほとんどのお店が開いてなかったけど。

マックに入って早速今日の宿探し。
重いリュックを置かせてもらうために。
明日はベルギーに行くので、列車が出るパリ北駅の近くを意識。
宿が取れ、荷物を置きにいざ出発。
ムフタール通りにある小さなユース。
明日は朝が早いので朝ごはん付きですがあきらめなくてはいけないかも。
まぁとにかく荷物を置いて再びパリ観光に出発!!

見たところ:
ノートルダム大聖堂
…ちょっと工事してました。ステンドグラスが綺麗!

パリ市庁舎
…ロンドンもなのですが、2012年のオリンピック開催候補地に
名乗りをあげているらしく、「PARIS2012」のカラフルな文字が飾ってありました。

昼ごはん:ファストフード店でバゲットサンドイッチ。

再び見たところ:
ルーブル美術館
…見所満載すぎて全ては見きれませんでした。
あと、残念ながら「ナポレオンの戴冠式」(だっけ?)などの
フランス絵画のフロアが閉まっていて残念。
フェルメールもドイツに出張中で見られませんでした…。
でもサモトラケのニケやミロのビーナス(後ろから横から見られて感激)、
ボッティチェリやミケランジェロの絵画、
そしてモナリザなどを見ました。写真撮りましたー!

それにしてもIくよさんの方向感覚のよさには脱帽。多分私だけだったら
同じところをずーっと回っていたんだろうな…。街を歩いていても
任せきり頼りきり。むしろ私が地図を持つと二度手間になるんです。

モンマルトルの丘
…映画「アメリ」に出てくる場所。
作中に出てきたメリーゴーランドもしっかり回っていました。
240段くらいの階段を上ったところにあります。
ただ小さなロープウェイのような乗り物を利用することができます
(有料。パリ・ヴィジット有効)。
丘には教会があります。
丘のふもとにはお店がたくさんありますが、
なぜか布のお店が多かったです。

エッフェル塔
…寒くて雪が降ってきたので上りはしませんでした。でも下をくぐりました。

以上!

今日もこれまたかなり満喫したのでそろそろユースに帰る事に。
でも雨宿りを兼ねてサロン・ド・テ(喫茶店)に入りました。
優しそうなおばちゃんが出迎えてくれました。
パンもケーキもサンドイッチも置いてあって迷いましたが、
私はタルト・タタンとエスプレッソを注文。
りんごが甘酸っぱくてすごくおいしかった〜〜。

ここ、エッフェル塔の結構近くにあるお店なのですが、
近所の人らしきおじさんや女の子がやってきては
バゲットを一本買って行くんです。
お店の人はこれを簡単に紙で包んで渡すのみ。
お客さんはそれを持って店を出て、颯爽と歩いていく。
かっこいい!

そこでまったりしたあと、気合を入れて再び歩き出し、
メトロの駅を見つけてユースへ。
それでやっと自分達が泊まる部屋を見たのですが…。

ドミトリーの部屋はトイレと洗面所があるんだけど、
シャワーは共同。
でも、トイレがものすごく狭くて、なんとドアが閉まらない!!!
どういうことか…。
部屋の外にある共用トイレを使うしかない。
というのも、後でわかった事ですが、
なんと男性と相部屋だったんです。げー。(っていうと失礼ですけど)
さすがに男性と同じ部屋だといろいろ面倒です。
着替えとか。

うーん…。と思いつつ、レセプションの人に聞いてみましたが、
部屋の変更は出来ないらしく。しかたない。
明日は早いし、夕飯食べてさっさと寝てしまおう!

ということで気分を切り替えて、小雨降る中レストランを探しに出かけました。

「地球の歩き方」に載っていた、おいしいレストランを探してさまよったのですが、
全然見つからなくて、しかも雨は降っているし寒いしで、
結局あきらめて違うレストランに入りました。

頼んだのはチキンのローストとバゲット、デザートのセット12€。
お店は繁盛していて、でもウェイターは2人で回している感じ。

そしてここで濃いウェイターに遭遇したのです。
彼の名はニコラ。私達を見て日本語で挨拶するような、
陽気で軽〜い感じの男性。
私達の近くを通りついでに時折かまいに、というか
ふざけてからかいに来るんです。
馴れ馴れしい感じなのです。ものすごいハイテンション。
行きたかったお店が見つからなくてテンションの沈んでいた私にとっては
かなり対応が億劫な相手でした…。ちょっと引いてしまってました。

一番困ったのは、後ろからいきなり驚かされたこと。
本人は楽しませるためにやってるんだと思うのですが、
びくっとしてしまって、その様子を面白がっているように見えてちょっと
むかーっときました。
(Iくよさんにも「そういう反応を楽しんでるんだよ」とか言われましたが)

肩に手を置かれるし。初対面なのに。
また驚いてびくっとしてしまった自分が恥ずかしかったー(>_<)もー。
不可抗力だけどさっ。

でもごはんはおいしかったです。
デザートのチョコレートムースがものすごい甘くてこってりしてましたが。
甘すぎて途中Iくよさんに献上しましたが。

この調子だと、イギリスで誘ってもらったのに行けなかったクラブにも
行かなくてよかったかもね、とIくよさんに言われました。
…確かに。

私、結構身持ちが堅いので(笑)。

そういうの苦手なんです。馴れ馴れしいのとか。
もっと平気になれたらいいのになと思うんだけど。
なんか顔に出てしまうんだよなー。もっと大人にならなくては。

お会計お願いします、とかフランス語で言って、
「おいしかった?」というニコラのフランス語に
「おいしかったですありがとう」とフランス語で答えたら
いたく感激されました。
そしてニコラのマシンガントーク(私にとっては)が始まりました。
ほとんど聞き取れませんでしたが
ニコラは日本が大好きで、
江ノ島とか行ったりしたことがあったみたいでした。
そんでもって
英語は話さないのでフランス語がわかる
(といっても実際は本当にわずかです)私に会えて本当に嬉しいとかなんとか
行ってました。そんなようなことを。
そしてまた会えることを願ってるとか何とか言い、
お店の絵と連絡先が描かれたカードを私達に渡してくれました。
そしてラングドシャを丸めたようなお菓子をサービスしてくれました。

ありがとうニコラ。
そしてごめんねニコラ。テンション低くて。引いちゃって。
ただ虫の居所が悪かっただけなの。
もっと違う時ならまた違った対応ができたかもしれないのですが。

あなたにはきっともう二度と会うことはないだろうけど。
でもあなたのその強烈な印象は
この旅の中でかなりなスパイス的存在であり、賞賛に値します。
このカードも思い出としてとっておこう。
これを見るたびあなたの事を思い出すわ。
というか忘れられないだろうなぁ。

フランス語を聞けてちょっと話せたなんて、
また良い出会いをしたのでしょう。
旅がまた一段と濃くなりました。間違いなく。


お腹いっぱいになってまたメトロに乗ってムフタール通りのユースへ。
まだ男性陣が帰ってきていなかったので、すぐ身支度をして寝ました。
明日はベルギー!!早いぞー朝。


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うしゃぎ大臣 [MAIL]

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