| 2005年03月06日(日) |
いざベルギーへ。(編集済み) |
朝5時6時くらいに起床。 もちろんまだ寝ていらっしゃる見知らぬ男性二人を起こさぬよう こそりこそりと身支度。 そしておそらくレセプションの人にも気づかれないまま、 夜逃げ同然のチェックアウト。 いや、でもお金はちゃんと払ってありますからおそらく問題ありません。
メトロでパリ北駅へ。 ベルギー行きの高速列車「タリス」に乗ってブリュッセルまで。 発車時刻まで駅の喫茶店で朝ごはんを食べ(クロワッサンとコーヒー)、 7:50くらいに出発。 タリスは赤い車体が特徴。TGVと同じような感じですが、 国際列車だからか予約料が10€かかりました。
ブリュッセルには10:00前には到着。早いものです。 パスポートチェックもありません。
駅は喫茶店やらパン屋やらたくさんお店がありました。 そして見つけてしまいました。 ハーゲンダッツ・アイスクリームやコーヒーと一緒にワッフルを売っているお店を!!! そして購入してしまいました。1.5€。 おおおおおおおいしい!!!! 外はかりっとしてて中はふんわりしてて、 それでもってあったかい! 本当においしいです!!
そのあとすぐさま宿探し。 当初はこの日のうちにベルギーを離れて ドイツ・ケルンに行こうとしていましたがそれはやめました。 だってこのワッフルのおいしさ。かりふわあったか。 今日中に去るのはもったいない。
電話で宿が取れたので、そちらに向かうためメトロへ。 カウンターで一日券を購入。3.8くらいかな? 今日は日曜なので、なんと2人で一枚でいいらしい。どういうことでしょう。
で、ホームへ。 驚いたのは、改札がものすごく簡素。 フランスで見たような、コンポステのための箱みたいな オレンジ色のやつが改札のところにあるだけで、 別に切符を通さなければホームに行けないわけじゃないんです。 素通りできちゃうんです。どういうことだ。
みんなちゃんと切符を買っているのだろうか…。 ただ、どうやら乗るときはここに切符を 入れなくてはいけないらしいんですが…。 どうやってカウントしているんだろう。みんなきちんと守っているのかしら。
ホームに下りていくと、フランス語表記とフラマン語?表記両方の駅名が 表示されていました。おもしろい。 ドイツ語とフランス語が混じったような言語みたいに見えます。
なんだか意外だったのですが、ベルギーは黒人の人が多かったです。 あとメトロに広告がほとんどありません。 どうやって運営されているんだろう。あんな改札システムだし。 そんなことばかり考えていました。 そしてなぜか有線みたいな音楽が流れている駅が多かったです。
面白かったというか、ひとつの発見がありました。
私達が泊まるユースの最寄駅の一駅前は「MADOU」マドゥ駅でした。 地図によるとマドゥ広場もあるそうですが、 残念ながら立ち寄ることができませんでした。 ごめんまどぅ。
ユースを探してさまよっていたら、 それらしき看板を見つけたのでその建物に入ってみました。 すると奥からおばちゃんが出てきて、 私達の格好を見てか「ここは違うわよ」とフランス語で教えてくれました。 で、正しい場所を教えてくれました。 はす向かいが正しい場所でした。 なんでこの看板がそこにもあったのか良くわかりませんが、 フランス語がちょっとわかって助かりました。 そのあと英語に変えてくれたけど。
ユースはまだチェックインは出来ませんが荷物を置いて身軽になれました。
そして再び中心街へ。 まずはグラン・プラスという広場へ。 ここには「王の家」「市庁舎」といった建物が広場を取り囲んでいました。 そしてお店もずらり。
ここにベルギー発のショコラティエ、 「ゴディバ」と「ノイハウス」がお店を構えていました。
中でもゴディバはやっぱり敷居が高いです。入りづらい雰囲気があります。
そのあと、ブリュッセルといえばの「小便小僧」を見に行きました。 愛称はジュリアン君。
思っていたより小さかったし、結構ひっそりとした場所にありました。 そして裸ではなくて服を着ていました。帽子もかぶっていました。 もうすぐイースターだからか、St.Patrick's dayだからだと思われます。
クリスマスにはサンタの格好をしているらしいです。へええ!
そしてまたワッフルを購入。歩きながら食べる。おいしい(^-^)vv そして街をうろうろ。 パリに比べて、町並みは素朴でかわいらしい印象。そして石畳。
そして観光客向けのお店が多い。そしてレストランが並ぶ横丁は 客引きがものすごかったです。
ベルギーではムール貝とかエスカルゴなどが有名らしいのですが、 客引きがちょっとしつこいのでその辺は敬遠。 そっとしてもらうのが好きなんです。
で、レストランを探して動いていたのですが… また見つけてしまいました。中華の香り。 でも中華料理というよりはchinoiseという感じ。なんかおしゃれというか 中華料理屋さんらしくない感じのお店でしたが、 ここでランチを食べる事にしちゃいました。ベルギー料理そっちのけ。
ランチは中華風チキンカレーライスと春巻き。 ものすごいボリュームでお腹いっぱいになりました。 おいしかった!
ここでも中国人の方々は流暢なフランス語で接客していました。すごいなぁ。 でも中国語ももちろん通じました。
そのあと教会などを見つつ、マンガ博物館へ行きました。 ここはベルギーのマンガが展示されていて、 私の好きな、ベルギー発の「TINTIN」もたくさん展示されていました。 満足満足。ポストカードと小さな本を買っちゃいました。
そして王宮や教会を見たりしながらぐるぐると市内を回りました。 メトロを利用しなくても歩きで十分回れます!
変わりやすいヨーロッパのお天気。 曇ったり晴れたり、夕方には雪も降ってきました。 でもブリュッセルは歩くのとても楽しい町でした。 町並みがかわいらしいのです。
夜にはまたグラン・プラスのあたりに戻ってきました。 市庁舎もライトアップされ、周りのレストランにも灯りがともってとてもいい感じ。
せっかく戻ってきたので、 思い切ってノイハウスとゴディバに入ることにしました。
イギリスでも食べましたが、別の場所にはこれまたベルギー発のショコラティエ、 「レオニダス」がありました。食べましたよー。こちらはかなり庶民的な感じ。 キオスクみたいにドアがない店構えのところが多いみたいです。
まずは比較的入りやすい雰囲気のノイハウス。 あー、いいなぁ。チョコレートがずらりと並ぶ光景は幸せそのもの。 すべて食べてみたくなる。これは近くにあったら通ってしまう。危険だわ。 このお店は凝った造りになっていて、一部床がガラス張りになっていて、 下にチョコレートを作る厨房が再現されていて、それを見ることができました。
スタッフのお姉さんも、GAPで売っているような カラフルボーダーマフラーにニット、というような装いの親しみやすい感じ。 でもチョコレートを購入するのにカードが使える、というのは なんだかやっぱり不思議な感じです。 ものすごく悩みつつも4つ購入。グラムで計算してくれます。
そしてはしごショコラ。ゴディバへ恐る恐る向かいます。 こちらはもっと大人っぽくて入りづらい感じ。 先客がいたので思い切って入りました。 店員のお姉さんはスーツ姿。そしてチョコレートもこころもち高めです。
チョコレートを大人買いしているおじ様がいらっしゃいました。 うらやましー。 悩みつつ3つ購入。これが限界です。 でも幸せ〜!!
そのチョコレートを抱えたまま、レストラン探し。 グラン・プラスの近くの通りの角にあるお店に。 plat du jour(本日のお料理)が10ユーロくらいの、 比較的安いところに入りました。
近くの席では誕生日か何かのパーティが、 家族というよりは一族といったほうがふさわしい規模で行われていました。 12〜4人くらいでしょうか。
こういう料理が決まっているものは、 だいたい2種類のメインから選ぶ形(au choix)になっているのですが、 ここではplat du jour二つくださいと言ったら poissonかaubergineうんたらかんたらとフランス語で言われました。 前者は魚だと分かったのですが、後者はよくわからず怪訝な顔をしていると、 Iくよさんが英語で聞いてくれました。 ぺらぺら〜と話している二人を見ていると、 突然Iくよさんがあからさまに「うげっ」という感じの顔になりました。 「?」と思っていると、 「じゃあ多分…魚のを二つで」とIくよさんが言ってくれました。 あとで聞いたら、 後者は「ナスとベーコンの重ね焼き(グラタン風)」だったらしいのです。 納得。 ちなみにIくよさんはナスが大ッ嫌いです。
ナス、私は結構好きです。高校までは嫌いだったんですが、 お弁当に入れられて空腹には勝てずに食べたらおいしかった、 という感じで好きになりました。
Iくよさんは多分ナスを見るだけでも「うわぁ…」という顔になるので そんな顔を目の前にしつつお食事するよりは魚で全く異論なしです。 たまに目の前で食べたりもしましたが。
まず出てきたのはバゲット、そしてオリーブと青とうがらしのオイル漬け。 お食事までつまんでください、という感じでした。 まるごと一本の唐辛子は案の定辛すぎて飲み込めませんでした。
そしてサラダ付きの魚のから揚げが出てきました。 ものすごいボリュームでしたが完食。着実に胃は大きくなっています。 それにしてもこれで10ユーロとは驚きです。 よく考えたら1400円くらいか。うーむ。
食後にコーヒーを頼み、お会計。少しチップも入れました。
店を出て、ユースに向かう前に本日三度目のワッフル。 最後は奮発してチョコレートをかけてイチゴを乗せたものを買いました。 あー、全部おいしい。 全部違う店で買っているのに全部おいしい。 ワッフルのお店、やっぱり多いです。そしておいしいです。
ユースへはメトロを使って帰るのですが、 ホームで仕事帰りのお父さんが ショコラティエ(ゴディバだったかな?)の袋を持って 電車を待っていました。おうちにおみやげかなぁ。
Iくよさんとふたりで「なんかいいねぇ」としみじみしました。
ショコラってところが素敵ですよね。 なにか想像をかきたてますよね。
こういうのを見ると、私の知らないところ、文化も言葉も違う海外でも そういう気持ちってどこも変わらないんだなぁと ほっとしたりするのです。
ユース着。 昨日はあまりにもストレスフルだったので (別になにかされたわけではないのですがやはり気分がやすまらず) さすがに今日はダブルのお部屋にしました。 あーリラックス。 ゆっくりゴディバとノイハウスのチョコレートを並べて写真撮ったりしました。 が、またまた私は電池が切れたように眠ってしまいました。
いつも私のことを思って起こしてくれるIくよさん、ありがとう。 数時間眠ったあとに目が覚め、シャワーを浴びて身支度し、また眠りました。 ここのシャワーはボタンを押して一定時間の間だけお湯が出る、 というタイプで面倒くさいうえに、あまりお湯が熱くなく寒い。 そしてシャワー室と洗面所との間にカーテンもドアもないので、 どうしても水が洗面所に飛んでしまい、水浸しに。 後で拭くのが大変でした。
明日はいよいよドイツ、ケルンへ!どきどき。 それにしてもユーレイルパス買ってよかった。 それにプレゼントとして付いてきたクック時刻表だけど、 持って来てよかったなぁ。お役立ちアイテムです。
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