文芸春秋 文春文庫 吉田修一 著
「熱帯魚」「グリーンピース」「突風」の3篇が収録されています。
吉田修一という作家の持ち味は、温度なのではないかと最近思うようになりました。 温度と湿度、っていう感じがします。 だから、爽やかじゃない話なのに読後感が爽やかだったりするのかなと。
個人的な趣味なんですが 文章から温度とか匂いが感じられるのが好きなんですよ。 ほら、同じ朝でも夏と冬とでは匂いが全然違うじゃないですか。 私は雨が降るのが風の匂いで分かったりする人なんですけど そういうのと同じなんじゃないのかなーと。 まぁ、つまりは「空気感」という一言で言えてしまうのかも知れませんけどね。
人間関係もそう。 感情の動きに凄く温度差がある人とは上手く付き合えないと思います。 というか、私は付き合えない。 中にはその温度差が心地いいと思える人もいるのだけどね。
そういえばかおりんが日記で「圧死」とか書いてますが
私は
素足で
踏み殺したことがあります……。
しかも頭を。 のうみっそばーん! でした。
ぶるぶる。
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