| 2006年02月24日(金) |
ケニア環境副大臣ーワンガリ・マータイさんのもうひとつの顔 |
ケニアの環境副大臣でノーベル平和賞受賞者のワンガリー・マータイさんが毎日新聞社の招聘で日本を訪問し、20日富士常葉大学で講演が行われました。マータイさんが、昨年の訪日の際、「もったいない」という言葉に感激し、「もったいない」ブームの火付け役となったことは、周知のことがらです。
石川知事も参加していたとの事で「もったいないの精神を復元した頂き、心から感謝したい」(毎日新聞22日朝刊)と述べたとの事です。私がマータイさんを知ったのは2001年4月オーストラリアのキャンベラで開催された世界の緑の党と緑の政治連合によって開催された「グローバルグリーンズ」という国際会議でした。
彼女の演説がすばらしかった事を記憶しています。昨年の2月の京都議定書発効の際に私自身も関与した「みどり太平洋京都会議2005」への参加要請もしましたが、スケジュールがうまく合いませんでした。それ以降、日本でのマータイさん人気が高まっているのですが、意外と知られていないのがマータイさんの政治経歴です。
彼女は1980年代から政治的弾圧を受けながらもケニアのグリーン・ベルト運動(植林運動)を継続し、大統領選の出馬経験もあります。2002年に国会議員当選後、環境副大臣になりますが、2003年に設立された「ケニア緑の党]の代表となりました。この波瀾に満ちた政治的経歴は日本では、ほとんど紹介されていません。
2004年、マータイ氏がノーベル平和賞を受賞したときに、世界各国の緑の党の新聞やメディアは、「緑の党の創立者がノーベル賞を受賞!」といっせいに書きたてました。かけつけた各国の緑の党のメンバーと喜びを分かち合っている写真が、各国の緑の党の新聞には次々と掲載されました。
2007年1月にケニア・ナイロビで開催される世界社会フォーラムの時期と前後して、第2回グローバル・グリーンズ世界大会が、マータイ氏とケニア・グリーン ベルト運動の招聘で開催されることが内定しています。マータイさんは、とりもなおさず「緑の党の国際的ビッグネームの政治家」なのです。
石川知事はこうした事を知っているかどうかわかりませんが、何度も来日するマータイさんに日本の緑の党を目指す私たちが何ら関与できない事の力不足を痛感します。実は、富士常葉大学での講演会に参加してマータイさんと意見交換もしたかったのですが、断念したという次第です。
|