まつや清の日記

2005年01月27日(木) 遺伝子組替えトウロコシ試験センター建設

 今日、スイスに本拠地を置く世界的多国籍企業シンジェンタ社の開発本部長、バイオテクノロジー登録部長、技術顧問、試験センター所長代理の4人から島田市神座に建設予定の遺伝子組替えトウモロコシ試験センター建設についての説明を受けました。

 車の燃料がガソリンからエタノールに転換する時代が始まっている、そのエタノールをトウモロコシから生産する、でんぷん→糖→アルコールの過程でアルファアミラーゼという酵素が重要な役割を果たす、ところがこの酵素は熱に弱い、そこで温泉でも活動する熱に強い微生物からその遺伝子を取り出しトウモロコシに入れ遺伝子組替えトウモロコシを生産するというものです。

 そして、アメリカで既に実験をやっておりアメリカで生産する、それを日本に輸出するが日本でも許可をとらないといけない、その為の試験センター建設である、遺伝子組換え作物を生産するのではない。施設は2アールの隔離ほ場、現在、島田市の関係者に説明会を開催している、と。

 安全性の問題、アメリカで許可を受けるなら何故静岡県島田市に試験場が必要なのか、など疑問が残ります。北海道では、遺伝子組換え作物に対して独自の規制条例をつくる方針です。何故なら、北海道は穀物基地として生き残るという明確な農業戦略を持っているからです。遺伝子組換え作物の許認可は国ですので当然そこは争いとなります。しかし、その姿勢が重要です。

 果たして静岡県はどのような姿勢を示してくれるのか。
 
 それにしてもシンジェンタ社幹部の方々は紳士的でした。情報公開をきちんとするという姿勢は示していましたが、今後、住民がどのように動き出してくるのか、その時にどう対応するのか。農業と遺伝子組替え作物、寡占化する種子独占、科学と市民、哲学する姿勢が問われています。


 < 過去  INDEX  未来 >


K.matsuya

My追加