地徊営業日誌
目次書きすてたもの未定なもの


2002年11月27日(水) 気が付くと

縁側で茶すする爺様とか腹が減ったと愚図るツナデさんとかプリン作ってる大さんとか考えてる私はなんざんしょ。それに旦那を追いかけまわすパパと追いかけられるカカシとそれを微笑んで見ているママとママの腕の中で楽しそうに笑っているちまいのも付きます。非常に幸せな光景です。
……ふと現実に立ち返ったときの空しさがですね……はい………でも二月の本ではやるつもり。てへ。

ちなみに100質、まさしへの伝言は「さようなら。」ですが本当は「グッバイ、まさし!いい夢をありがとう!!」だったのです。まるでナルトをやめるようだと気付き訂正。ナルトはやめませんよ〜。私のまさし嫌いは今に始まったことではないので(笑)


12月の予定を考えてみました。血を吐くかと思いました。引っ越し予定日前日職場の忘年会です。その前の週は会社の忘年会です。その前の週は友人がお泊まりに来ます。12月は飲みの月ですわ…。つーか引っ越し準備……


らぶく。まだくっついておりませぬ。↓


*** 我慢比べ ***


無理矢理一緒に風呂に入れられたナルトはむくれてソファに座り込んでいた。大人用のパジャマの上だけを来ているせいでいつもより更に小さく見える。
「なーると。いつまで拗ねてんの」
かたくななその態度にカカシは溜息をついた。まだ濡れたままのナルトの頭に手を伸ばす。
「ちゃんとふかないと風邪を引くだろう?」
髪に触れるかどうかという所でカカシの手は小さな手に叩き落とされてしまった。
「うるさいってば!!」
頬を真っ赤に染めてナルトが怒鳴る。ぐるるると歯をむく小動物に、カカシは再び溜息をついた。
(……かわいいなぁ)
などと内心感嘆していることなど、もちろん内緒だ。ばれればナルトは更に怒って帰ると言い出すだろう。無論、今現在とてナルトは帰ると騒いでいるのだが。
(あーあ、鎖骨見えちゃってるよ。きれいな肌。なんでこんな甘い香りがするんだろうね。顔真っ赤にしちゃって……目うるうるしてるよ、お前。オレ誘われてんのかなぁ)
自分でも都合の良いこと考えてるな、と突っ込みつつカカシはナルトを観察した。せっかく降って湧いた機会、活用しないでなんとしよう。
風呂に入れたのは成り行きだ。幾分想定はしていたが、あくまで成り行きである。その結果は……まぁ時の運であろう。
でもそろそろ真面目にやばいかなぁ、なんてカカシが呑気に考えてると、ナルトが床を踏みしめて立ち上がった。
「なんで服勝手に洗うんだってば!オレ、帰れないじゃんか!!」
怒り心頭でナルトが風呂場を指差す。そこにはグルグル回る洗濯機がナルトとカカシの服を洗っていた。
「は?そんなの…」
乾燥機ですぐ乾くよ、と言おうとしたカカシはふと言葉を飲み込んだ。
「泊まってけばいいでしょ?」
にっこりと極上の笑みを一つ浮かべて答える。口をついて出た言葉に名案とばかりにカカシは頷いた。ナルトがあんぐりと口を開ける。
「今晩干しておけば明日の朝には乾くし。任務は同じ場所だしね〜。よし、そうと決まったら夕飯にしよう!」
我ながらいい案だ、とカカシはご満悦だ。対するナルトは開いた口が塞がらない、と言った所である。
「な…んでそうなるってば……」
「ん〜?オレがそうしたいから」
肩を落とすナルトにカカシが楽しそうに答える。だめ押しとばかりに膝をつくとカカシは視線を会わせて微笑だ。
「いや?ナルト」
う、とナルトが言葉に詰まる。ややあって、ナルトは諦めたように肩を落とした。
「………わかったってば」
「じゃ、出前でもとろっか。ナルトは何が食べたい?」
嬉々としてカカシはナルトの手を握った。一瞬小さな手が強ばったが無視する。

(気付いてなんかやらない)
この小さな子供を手に入れるためには多少強引な方法を取らなくては駄目だ。子供の中にある周囲への、己への不信感を拭う時間すら惜しい。それほどまでにカカシはナルトを求めている。不信感など飛び越えるほど「特別」になってやる。
「ご飯は誰かと一緒に食べた方がおいしいからね」
たくさんの、ウソと優しさを。
その小さな空っぽの心に無理矢理詰め込んで。
「ナルトが居てくれてうれしいよ」
自分だけで埋め尽くす。


(にしたって、いくらなんでも今晩は我慢しなくちゃだよな……)
己の腰にしがみついてくる柔らかい体に、カカシはそっと溜息をついた。


******

え〜と一応ウッキー君ネタ続き。鉢替えはどうなったよ、お二人とも……本当はナルトバージョンもあるのですが、時間がないので今日はカカシバージョンのみ。一話目に比べ我慢がきかなくなっているカカシさんに涙。


小此木 蘇芳 |HomePage