地徊営業日誌
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| 2002年11月28日(木) |
ばばんがばんばんばん |
ただいま小此木の住んでいるアパートは壁の塗り直し作業中です。部屋の中までペンキの匂いでいっぱいです。……勘弁してくれ……
鬼のように眠いのでもう寝ます。小学生か私……
*** まほろば ***
それは還れない場所。
ナルトは風呂が好きではない。暖かな湯の中で一人ゆらゆら浮いていると泣きたくなるからだ。 だけど、今日は。 「ナルト、風呂で寝るな」 ナルトの体を後ろから受け止めカカシが溜息をつく。たくましいカカシの胸に背中を預け、ナルトは大きく欠伸をした。温めのお湯がちゃぷんと揺れる。 「…ん……だって……きもちいーってば………」 「そういう問題じゃない。ほら、出るぞ」 「やぁぁ」 甘えたようにナルトが身をよじる。そのまま正面からカカシと向かい合うと、ナルトは手を伸ばしてカカシの首にしがみついた。カカシの肩に顔を埋めうっとりと呟く。 「きもちいーってばよぅ」 「………」 カカシは大きく溜息をついた。ナルトに併せてお湯を温めにしたのが失敗だったのだろうか。いつも烏の行水だから特に気にもしていなかったが、もしかしてナルトは風呂が好きなのだろうか。カカシに併せてあわない温度で入っているからすぐに出てしまうだけで。 そんなカカシの考えを読みとったのか、ナルトがしがみつく手に力を入れた。 「ちがうってばー」 うまく回らなくなってきた舌でナルトが答える。 「うーんとね、せんせーのおんどなの」 ちょうどこのくらいなのだ。 ナルトを抱くカカシの体温。いつも冷たいだけに熱でもあるのではないかと思うほど熱くなるその体。ナルトの中に入ってくるカカシの熱さだ。 カカシからナルトに与えられる、ナルトがカカシに与えた熱の、その重さ。 それと同じ。だから気持ちよい。 「せんせーぎゅーーーーってしてくれて、せんせーのおんどで、だからきもちいーってば」 ふにゃん、とナルトが微笑む。ナルトの言葉の意味が分からず、カカシは首をひねった。くしゃりと顔を歪めてナルトが笑う。 「『おとめのひみつ』だってばよぅ」 『おとめ』ね、とカカシは苦笑した。ナルトがカカシに頬ずりする。 「…もーちょっとだけ……」 「ほんとーに後ちょっとだけだからな」 ナルトのお強請りに負けてカカシはしぶしぶ頷いた。はふ、とナルトが吐息を漏らす。 風呂の中で寝たら溺れてしまう。皮膚呼吸が出来なくて窒息死するのだ。 それでもいい、と思う。 これは羊水ではない。あの優しい胎内には二度と還れはしないのだから。 「せんせーすき」 還れなくて良い。自分は溺れてゆく。ここに、この人の中に。 「だいすき」 溢れるくらいの愛に沈んで溺れて死んでしまいたい。それが錯覚でも構わない。 それは最期までこの人に愛されているということだから。 「愛してるよ」 カカシがうれしそうに微笑んだ。ナルトも笑みを返す。
この魂が腐り果てるまで抱きしめていて
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微妙な話でござる……隣で姫のPV流している所為??でも正直腐乱死体はどのくらいで白骨化するんでしょう。魚とかいれば肉は食べられるんでしょうけどカカシの中にナルト以外の生き物って居なさそうだ……。 ナルトはカカシのことが溺れるくらい好き、っていうそれだけの話なんですけどね。
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