地徊営業日誌
目次書きすてたもの未定なもの


2002年01月13日(日) あいや〜

ネタがないです。
爺様に会いたい・・・爺様・・・うう・・・
最近大蛇丸さんに妄想入りすぎてどうしましょう♪って感じであーもー本気どうしましょう。大蛇丸×ツナデってなんだよ!!ツナデさんはどこから来たよ!!アホじゃん、私!!まあ、それ言ったら三代目×九尾もいかがなもんかと思いますが・・・
ひとまずツナデさんが出てくるまでは本編読み続けられればいいなあ、と(遠い目)

欲望には正直に(正直すぎ)↓
設定は「遠い夜」の「瓦解」と「終幕」を見てくだされば・・・わかんないか(ダメじゃん)つーかあれの面影もない話に。
どうでも良いけどナルトったら乙女さんvサスケが聞いたら憤死するねv


***華麗なる戦い***

「ええい、腹立たしや!カカシの阿呆は何をしておる!?」
いきり立って怒鳴った金髪美少女に、三代目火影は深い深いため息をもらした。
事の起こりは中忍試験三次試験予選後。カカシがナルトのコーチをエビスに押しつけて自分はサスケのコーチについてしまった事に始まる。
それ以来、ナルトは一人になるとカカシに捨てられるのではないかという不安から泣いているのだという。
「あの阿呆が・・・!!いっそのこと崖からたたき落としてくれようか?さぞかしよい修行になるであろうよ」
くくく、と笑う少女は確実に「キレて」いて、火影は今頃離れた恋人を思って悶々としつつ修行をしているであろう部下を密かに恨んだ。
「そのように騒ぐではない、九娘」
火影の深い深いため息に、九娘と呼ばれた少女(実際は少女などと呼べる代物ではなかったが)はムッとして眉を潜めた。
「お主は腹が立たぬのか?かわいい孫が泣き暮らしておるというのに!」
金髪美少女もとい里を壊滅にまで追い込んだとされる九尾は今はただの孫馬鹿であった。拳を握りしめ力一杯力説する。
「この子が!あれほどもう泣かぬと誓ったこの子が!何故あんな阿呆でろくでなしの男の所為で泣かねばならんのじゃ!!ワシには合点がいかぬわ!!」
ならば何故その「阿呆でろくでなしの男」にナルトが奪われるのを許したのか、それを火影は問いたかったが我が身は大事なので黙っておくことにする。
「そこで相談だがのぅ」
細い腕がするりと火影の首に巻き付いた。甘えたようにすり寄ってくる金髪美少女(あくまで外見)にも火影はびくともしない。
にっこり、と九娘が魅惑の微笑みを浮かべる。
「カカシを殺しておくれ」
「断る」
一言の元に言い捨てられ九娘が思いっきり不満そうに声を荒げる。
「なんでじゃ!?」
「アホか!そんなことをすればワシがナルトに嫌われようが!」
「ええい、ワシが手を下せば今度こそナルトに憎まれようが!!嫌じゃ嫌じゃ、この子に嫌われるのは嫌じゃ!!」
「ワシだって嫌じゃ!」
まるで子供の駄々コネである。こうして今日も木の葉の里の夜は平和に過ぎてゆくのであった。

火影邸にて権力者同士がもめている頃、更に洒落にならない状況にある男がいた。カカシよりナルトのコーチを頼まれた特別上忍・エビスである。
「どういうことかな〜。オレはアンタにちゃんとナルトのこと頼んだよね〜。珍しくこのオレが頭まで下げてさ〜」
ヒタヒタ。首にあたるクナイの感触は愉快なものではない。周囲では同僚がそれを見ぬ振りで仕事をしている。
ぎくしゃくとエビスが答える。
「は、はい確かに」
「だったら何であのおっさんがナルトのそばにいるわけ?おかしな話だよね〜。アンタはガキと遊んでるしさ」
カカシはニッコリと笑っている。笑っている、がその分凶悪だ。それがぐれまくっていた時期のカカシを彷彿とさせ、その時代を知る分エビスは背筋に冷たいものを感じた。
(ピンチ・・・ピンチです・・・!!)
だらだらとエビスの背中に嫌な汗が滝のように流れ落ちる。何がまずいって何がまずいって。
「しかもアンタナルト見て鼻血拭いたんだってな。どこぞのガキがそう言って笑ってたぞ」
(お、お孫様〜〜!!)
もはや絶対絶命であった。決してはカカシにだけは知られたくなかった(何故ならそれはそのまま死に直結していたからである)過去に、エビスの脳裏に走馬燈が走り抜ける。
「どういうことか説明してくれるよな〜?」
ピタピタピタ。首筋にあたるクナイは非常に良く手入れが成されていた。
悲しいことに。

そして遂に両者共に我慢ができなくなった。
にっこり、と金髪美少女(年寄り)が微笑む。にっこり、と覆面忍者(ろくでなし)が微笑む。
「ナルトに会わせて下さい」
「嫌じゃ」
にっこり。
微笑みあったまま両者とも引かない。妖気が周囲に渦を巻き、動物達が逃げ出す。
木の葉の里最大の戦が始まろうとしていた。


******

楽しかったです。真面目に九娘さん書こうかな・・・めちゃくちゃ楽しい・・・新婚さん、九娘vsカカシとか。
エビスがナルトの口を必死で塞いでいたのはやはり命が惜しかったからとしか思えないのですが。


小此木 蘇芳 |HomePage