地徊営業日誌
目次書きすてたもの未定なもの


2002年01月14日(月) 睡眠

やはり少々疲れがたまっていたのか(年末からの強行軍に加え例の事件)昨日今日と馬鹿のように寝てました。しかもホットカーペットの上で寝たものだから体が痛いです。


昨日の続きです。九娘vsカカシ(もう笑うしか)カカシさん壊れてますので格好良いカカシさんを望む方は見ない方が良いかと↓


***続・華麗なる戦い***

木の葉の里にて一大紛争が勃発した。もっとも一部の人々にしか関わりのない、しかし里の存続にすら関わるのではないかという一大事である。
「何用じゃ。さっさと崖登りでも何でもしてきやれ」
金髪美少女もとい九尾の九娘と
「アンタに用はないんですよ。ナルトを出して貰いましょうか」
木の葉の里トップ上忍もとい人間としてはどうなのかなのカカシは今日も睨み合いを続けていた。
九娘のただ一人の孫であり(しかも現在一つの体に同居中ときている)、カカシの恋人(この際相手の年齢云々といった事を考える頭を持ち合わせてはいない)であるうずまきナルトを巡っての争いは、事情を知る関係者一同に暗い影を落としていた。
「・・・いい加減にせぬか、二人とも・・・・」
深く、ふかーく火影がため息をつく。ナルトの家でこの争いをやられては人目について仕方ないので、初日以降二人の対決は火影邸の最奥で、と言うことに勝手に決まっていた。二人ともナルトの生活に影を落とすような真似をするつもりは無かったのである。
き、と九娘が火影を睨みつけた。朱金の瞳が怒りで燃えている。
「そもそもこの男が全ての元凶ではないか!何故お主は黙っておるのじゃ!!」
「そうですよ、火影様。何でこの婆さんを放置してるんですか」
「誰がばーさんじゃ!?ヒヨッコの分際が生意気に!!」
「は、あんたから見たら誰だってヒヨッコのくせに。何せばーさんだからな」
は-----------と火影の口からため息が漏れた。この二人、終始この調子である。
「ええい、埒があかぬわ!!」
がぁぁ!!と九娘が吠える。やれやれと火影は何度目か知れぬため息をついた。
だがさすがに一週間目となると事態の打開をはかろうかという気になってくる。
「第一何故お主はナルトを捨てたのじゃ?事と次第によってはただではすまさんぞ」
ひんやり、と九娘の背後に冷気が立ち上った。カカシが腹立たしそうに九娘を睨みつける。
「誰が。いつ。そんな事をした?こっちだって仕方なく離れたって言うのに」
カカシが居なくなった途端これ幸いとばかりにナルトに近寄ってきた連中を思いだして、カカシの殺気が膨れあがった。九娘が鼻で笑った。
「己の理性のたががはずれるのが怖くて逃げ出すようでは捨てたも同じじゃ。修行が足りぬわ」
「く・・・!!」
図星をさされカカシが言葉に詰まる。ナルトが中忍試験中で側を離れていた間カカシの鬱憤は溜まりに溜まり・・・正直かなり危険な事になっていた。そう、今触れたらナルトが泣こうが壊れようがお構いなしにめちゃくちゃにしてしまうだろう。
なのに何故会いに来たかと言えば、単純に我慢の限界が来たのである。
その辺りは九娘とてお見通しである。だてに年季はつんでいない。
「やはり会わすわけにはいかぬ」
ツーンと九娘がそっぽを向く。カカシは拳を握りしめると火影を振り返った。
「そもそも何でオレがサスケなんかにつかないといけないんですか。元々オレはナルトの専属だったでしょう?」
「いつ専属になった!?第一サスケとてお主の生徒であろうが。ちっとは情がわかぬのか」
「そうじゃ、それにあの坊主に何かあればナルトが泣くぞ?悔しければさっさと一人前に育ててお役目ごめんとなることじゃな」
まあ、相手があれでは当分無理かのう。息のあった老夫婦の言い分にカカシが切れた。
「・・・・・じゃあそれさえ済めばオレはナルトの所に戻っても良いですね?」
フフ、と笑うカカシの声は限りなく暗い。もっとも年季の入りまくった化け物夫婦は動じなかった。
「まあ、そうなるかの」
「・・・わかりました。その代わり条件があります」
いつになく決意を秘めた声でカカシが答える。目がすわっていた。
「ナルトに近づく害虫はことごとく追い払っていただきます。特にあのオッサン二人」
オッサン二人、が誰を意味するかを悟り老夫婦が顔を見合わせる。九娘などはそんなのもいたな、といった所である。
「まぁよかろう」
ニヤリと笑って九娘が頷く。かくして契約は成立した。
「さあて、ではお手並み拝見といこうかのう」
「望むところです」
ごぉぉぉぉぉぉぉ。二人の背後で炎が燃え上がる。
明日ナルトにラーメンでも奢ってやろう、と火影は思った。


そして地獄の日々が始まったのである。


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またもや煽りをくってひどい目にあうサスケ・・・うちのサスケはいつもこんな役回り・・・後オッサン二人は次回。もう寝ないと明日の仕事がぁ!!
つーか今すでに眠くて何がなんだか。あれほど寝たというのに。


小此木 蘇芳 |HomePage