地徊営業日誌
目次書きすてたもの未定なもの


2001年12月24日(月) いじけ中(笑)

どうやら小此木さんいい年していじけ中らしいです。当人も身に覚えがないので対処の仕様がないのですが(何だそれは)言動や書く話を見る限りそんな感じです。「逃げちゃダメだ」と言い聞かせていた某主人公(でも結構逃げてたよな・・・)を見習わねばなりません。

小僧のシステム再インストールしました。何がどう変わったのかさっぱりわかりませんvわかったのは何も解らない人間がむやみやたらにいじっても意味はないと言うことでしょう。いっそシステム破壊するくらいの覚悟でいじればよいのでしょうか・・・ふふ(日々是戦)。自分のパソコンに喧嘩売ってどうするよ、小此木さん。

今日は気が付いたら寝てて結局年賀状作ってません(死)新年まで後一週間!!


いや、こうしないとクリスマスネタ書けなくって↓


***パラレル現代版***

町に明るい曲が流れ、暗くなった町に電飾が一斉に灯される。クリスマスである。
楽しげに町を行き交う人々を、恨めしげにナルトは窓から見つめた。
「ちぇ」
施設からカカシの家に引き取られて半年、今年こそは「クリスマス」を体験できると思ったのに。ナルトの育った施設ではクリスマス会などというものは全くなかった。だから、ナルトはかなり今日という日を楽しみにしていた。いつもなら苛つくだけの町の飾りも、これ見よがしに流れる鈴の音も、今年は楽しんで受け入れていたのに。
思い出すと腹が立ってきて、ナルトは益々頬を膨らませた。
「何でオレが他人の誕生日を祝わないといけないの」
呆れたように言ったのは、この家の主だ。クリスマスがきりすととか言う人の誕生日だと教えられても、そうそう納得のいく物ではない。
(・・・・・カカシのバカ!!)
涙が出そうになってナルトは鼻をすすった。道を行き交う人たちは誰も彼も幸せそうで、余計に自分が惨めに思えた。
別にプレゼントが欲しかったとか。そう言うことではなくて。誰かと一緒に「クリスマス」というイベントを楽しみたかっただけなのに。
じわり、と涙があふれ出て頬を濡らす。
「まーた泣いてんの?」
呆れたような声がして、ナルトは慌てて涙を拭った。思いっきり不機嫌な顔をして振り返れば、部屋のドアにもたれてカカシが立っている。
「泣いてなんかないってば!!」
「ふーん。ま、いいけどね」
ナルトの言い分にカカシがため息をついた。その態度が余計にナルトの怒りを煽る。
「うるさいってば!!あっち行け!!」
思わず怒鳴りつけてからナルトは慌てて口を塞いだ。カカシがつまらなそうに遠くを見る。
「そういうこと言うわけ」
こういうときのカカシは危険だ。ナルトはそう悟ったが、一度発した言葉が戻るはずもない。
思わず俯くと、カカシが近寄ってくる足音がした。
「聞き分けのない子にはおしおきするよ?」
大きな手が頬に触れ、ナルトがビクリと肩を震わせる。顔を上げられないでいると、ひょいと体を持ち上げられた。
「ま、それは後でね」
諦めたようなカカシのため息に、ナルトが目を瞬く。恐る恐るカカシを見れば、カカシは笑っていた。
「クリスマスを祝う気はないけどね、ナルトの好きな物奢ってやるくらいならしてやるよ。ほら、何が食べたい?」
優しく問われナルトが目を丸くする。瞬間ナルトは言葉に詰まり、それから徐々に赤くなっていった。
「・・・ちきん・・・」
「わかった。他には?」
「ケーキも・・・」
何故だかまた泣きたくなって、ナルトはカカシの肩に顔を埋めた。その頭をカカシがポンポンと優しく叩く。
「・・・・・・ありがとうってば」
小さくナルトは呟いた。心からの感謝を込めて。

Merry X'mas!!

******

いや、ほらバカップルとしては一度はしないと!(何を)でもこの設定のカカシどう考えても犯罪者ですね・・・捕まるやん・・・
「キリスト教徒じゃないのに何故クリスマスを祝うのか」キリスト教徒の外国人の言い分はもっともだと思いますが日本のクリスマスはイベントですからねえ・・・。


小此木 蘇芳 |HomePage