地徊営業日誌
目次書きすてたもの未定なもの


2001年11月07日(水) ちとびっくり

2500越えました。ちとびっくりです。そして私がまだ続けているという事態にびっくりしてます。大抵三日坊主なのに。

久保帯人氏の話が好きです。ゾンパは結局謎が解かれぬまま終わってしまい泣きましたが、今度のは安心して見ていられそうでうれしいです。ルキアかわいすぎる〜vv久保氏の書く女の子は大抵私のツボにはまります。ナズナ博士は激ラブでした(といいつつ私はガンマファン)あの手の女性は好きです。「NARUTO」でもツナデさんに異常な期待を寄せているのですがどうなることやら。「NARUTO」について語ろうと思うと色々不満が飛び出すのでここでは書きませんが。ひとまず今週号の爺様の営業スマイルは私を悲しみの底にたたき落としてくれましたv私はあんな爺様を見たいわけではありません・・・。

本日はよくあるネタで↓


***初めてのチュウ

目の前には目を閉じた大好きな人の顔。さて、貴方ならどうしますか?


ナルトは固まっていた。目の前にはカカシの無防備な寝顔。
「センセ、カカシセンセ」
ツンツン、とほっぺたをつついてみるが反応はなし。
「センセ?」
息がかかるんじゃないかと思うくらい顔を近づけて、ナルトが呼びかける。だが、カカシからは静かな寝息が返ってくるだけである。
(・・・どうしよう)
休みの日、一人で修行していたらカカシがやってきた。修行をつけてくれるのかと思いきや、カカシはごろんと横になったまま動かなくなった。そして気が付いたら寝ていたのである。
(困ったってば)
そもそも上忍ともあろうものがこれだけやっても起きない、というのはどういうことだろうか。
ナルトはカカシの寝顔を見つめた。風が銀の髪を揺らしてゆく。
ドキン、とナルトの心臓が高鳴った。
(・・・どうしよう)
大好きな、大好きな人。きっと誰もが好きになるに違いない、素敵な人。
きつく唇をかみしめると、ナルトはそっとカカシの唇に自分の唇を近づけた。カカシの口を覆う布の感触が、ナルトを正気に引き戻した。
(う、うわああああ!!)
キス、してしまった。ナルトの顔が湯気を噴きそうな勢いで赤くなる。恐る恐るカカシを見れば、やはり気持ちよさそうに眠っていた。
「ちぇ」
ナルトの口から何故か悔しそうなため息が漏れる。
キス、初めての。初めて誰かにキスしたいと思った。事故でもなく、して欲しいわけでもなく。
自分が、カカシにキスしたかった。
そっと自分の唇に指で触れる。口布の感触が蘇り、再びナルトは撃沈した。
カカシの横に横たわり、恥ずかしさに身もだえる。
(・・・オレってばなんて事を!!)
いくら何でも眠っている人間に勝手に口付けるとはいけないことだろう。良心に嘖まれていると、カカシの寝息が耳に聞こえてきた。
(あ、先生の寝息)
規則正しいそれが、徐々にナルトの眠りを誘ってきた。隣にあるカカシの体温が気持ちよい。
(ちょっと・・休憩だってば・・・)
うとうととナルトがまどろむ。寝息が漏れるようになるまで大した時間はかからなかった。

「まったく」
ナルトの寝息が聞こえ始めると、カカシは身を起こして苦笑した。気持ちよさそうに眠るナルトの頬を指でつっつく。
「こんなことされて気付かないようじゃ忍者失格でしょ?だめだねえ」
どこか楽しげにカカシが呟いた。その指が口布を降ろす。
「それに、キスは直接口にしてよ」
ま、これはこれでかわいいけどね〜。
ちゅ、っと音を立ててカカシはナルトにキスをした。当然、唇に。
眠り姫にキスするのは常套手段でしょ、などと内心舌を出して。

目の前には大好きな人の顔。だったらキスくらいしたくなるでしょう?

*****


あちゃ〜!やっちゃったよ!!やっちゃったよ、小此木さん!!使い回された感のあるネタではありますが。キスを書くのは好きです。後抱っこしたり手繋いだり。


小此木 蘇芳 |HomePage