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2019年08月23日(金)
mouse on the keys『Park Live』

mouse on the keys『Park Live』@BEER TO GO


地下鉄銀座駅のB9出口が丁度B2フロアなんですけど、改札出る前からドカドカ聴こえてましてん。おかげで会場がどこかすぐわかった(笑)。

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Drs:川昭
Pf, Key:清田敦
Key:新留大介
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Tp, Cho:佐々木大輔
Vo:小林宏衣
VJ:Hello1103
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昨年オープンした「Ginza Sony Park」。ソニービルが2022年にリニューアルオープンする迄の間、地下スペースを使ってさまざまなプロジェクトが展開されています(Ginza Sony Park┃About Project)。そのなかのひとつ、『Park Live』にmotkが登場。VJ、ゲストプレイヤーも参加し本域の内容で一時間弱。フリーなのが申し訳ない気分。

音に導かれてふらふらB4に降りて行くと、カーテンで仕切られたフロアの向こう側から爆音が聴こえてくる。初めて来たので仕組みがわからず、カーテン開けたらそこがステージなんだろうか、近いなーと思いつつしばらく待つ。リハが終わり、カーテンが開きました。テーブルと椅子がズラリと並んでいて、え? え? と戸惑っていると、慣れたお客さんたちがどんどん席を確保していく。成程こうなってんのね…オールスタンディングだと思っていた……。なんとか座ることが出来ました。カーテンが開く迄いたところはそのままスタンディングスペースに。最終的には入場制限がかかるくらいの盛況だったようです。

川さん、身体重そう。懸命に叩いてるんだけど、動きに対して音が出てない感じ。数日前に熱中症になってとツイートしていたので心配になる。途中水をくれと何度も訴えていたのだが、スタッフがモニターについてのことかと勘違いしていたのかなかなか伝わらず。「のむやつ!」みたいなジェスチャーをしてやっと持ってきてもらっていた。普段の7〜8割くらいで叩いてるかな、という印象でした。それでも充分パワーヒッターなんだがな(推して知るべし)…おそろしい……。翌週月曜日に検査を受けたそうで、とりあえずは大丈夫だとのことで胸を撫で下ろす。爆弾抱えてるようなものだからね…おだいじにね……。

「spectres de mouse」で幕開け、川さんと清田さんのスパークが見えるようなアイコンタクトと演奏。精緻な演奏だが自由度は高い。リズム、パッセージ、少しの変化をも逃すまいとお互いを見る、見る。清田さんは鍵盤を見ていない。川さんの顔を見てる。前述したようにコンクリートうちっぱなしのスペース、そこへ7〜8割だろうが重く鋭く腹にクるドラム。リムショットもキックも残響多めの鳴り。そこへピアノの低音リズム、荘厳なエレクトロパターン……Massive Attackに代表されるブリストルサウンドを彷彿させる。既存の楽曲を新鮮な驚きとともに聴く。小林さんVoの「Pulse」と「Stars Down」は、夜、週末、銀座というシチュエーションによく合っていました。「Clarity」で新留さんが奏でる美しいハーモニー、サンプリングのクワイアも夜に似合う。「Circle」もすっかり定番、何度聴いても胸が熱くなる。

ライヴ当日にリリースされた新曲「Mind」は、motkらしいリズムに転調が加わりクールなのにアッパー感がある。どなたか以前彼らのサウンドのことを「冷静と情熱の間」といっていて膝を打ったけど、もはや「間」というより共存してますよね。どちらも内包し、前へ進む。ドラマ本編も好評だった『詐欺の子』ostもリリースが決まりうれしい限り。皆さんくれぐれも身体には気を付けて!

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・勝井祐二×mouse on the keysが劇伴、NHKドラマ「詐欺の子」サントラ発売決定┃音楽ナタリー