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2017年11月30日(木) ■
mouse on the keys『FRACTREGION Vol.1』
mouse on the keys『FRACTREGION Vol.1』@Shibuya WWW X 久々ワンマン。Vol.1なので次回はいつかなともう待ち遠しい。しかしバンドはすぐにpattenとのライヴで大阪へ行っているし、川��さんと清田さんに至ってはこの二日前にnine days wonderのライヴ 、と忙しくしており余韻を噛みしめるのはもう少し先かな。ライヴ内容も映像とのコラボレーションも素晴らしかったので、写真やコメントをまとめた記事が読みたいなあ。 この日の布陣。 ----- Drs, Syn:川��昭 Key:清田敦 Key, Syn:新留大介 G:飛田雅弘 Tp:佐々木大輔 Sx:本澤賢士(ケンジーくんが本名でクレジットされてるの今回が初めて?) VJ:rokapenis Lighting Design:渡辺敬之 ----- この日の目玉は安藤忠雄作品とのコラボレーション。『安藤忠雄展「挑戦」』 のインスタレーションセクションで音楽を担当した縁で、事務所から提供された写真やドローイングをVJに組み込んでのライヴです。安藤作品を敬愛してやまない川��さんの嗜好(=つまりそれはバンドの志向に直結する)から生まれたアイディア、相性が悪いわけがない。元映画館の機構がそのまま使え、スクリーンサイズで映像を投写出来るWWW Xというハコの特性もフルに発揮され、質実剛健な美しいヴィジュアルが展開されました。フルカラーがモノクロともいえるコンクリート建築と、モノクロが基調のバンドヴィジュアル。時折現れるクリムゾンレッド、ダークブルー。流麗なミニマルフレーズのピアノと、嵐のようなブレイクビーツのドラム。重厚、濃密。川��さんの理想とする空間が具現化していたのではないでしょうか。いやーよかったね川��さん…とかいいたくなる……それを目に、耳にすることが出来たことに感謝感謝ですよ。 展覧会に提供された「The Beginnings」からスタート。新留さんの作曲ということもあってか、キュー出しは新留さんでした。音源聴いたときティンパニ使ってるなあ、ライヴではどうするんだろう? と思っていた箇所はサンプリングパッドから出していた。他にもライヴで初めて聴いた(と思う)曲が2曲くらいあったと思うんですが、そのどちらもエレクトロ要素が強く、今後の展開を予想させるものでした。「来年はアルバム出します!」とのことだったんで楽しみだなあ。 久々ワンマン+コラボの緊張もあったか? ときおり演奏のバランスを失うところもありました。そもそもこのバンド、マス要素もある複雑な構造の楽曲をジャズのアプローチとハードコアのアティテュードで演奏するコンセプトだと個人的には思ってるんですが、そんな相反する要素を乗りこなすのはたいへんなこと。ちょっとバランス崩すと大事故です。特に清田さんは指が一度滑ってしまうと焦るだろうな。しかしそこは地力のあるバンドなのでもちなおすのも早かった。 そしてハプニングが起きたときの対応力にパンク魂が反映されてる感じがしました。「aom」の導入がガタガタになって中断、即座に川��さんが「もういっかい!」とカウント入れてアタックがバチッと合ったところには鳥肌たったなあ。精巧な破壊力といおうか(なんだそれ)……今思えば演奏がバラけたの、川��さん自分のドラムの音がデカすぎて他のパートが聴こえなくなってたんじゃなかろうか。イヤフォン使う楽曲もあるので耳栓はしていなかったし、モニタリングが難しそうですね。そういえばシンバルの叩きっぷりもすごい勢いで、それをミュートするのもすごい勢い。「Earache」が顕著で、この曲4小節ごとにドラムのフレーズがループするんですが、その都度バシイッ! とシンバルおさえる(つかむ)ので、いつスタンドが倒れるかシンバルで掌切るかとヒヤヒヤしていた。大丈夫でしたけど。 川��さんのことばかり書いてますが、それというのも今回下手側最前列を確保出来たもので目の前が川��さんだったんですね…目の前だからえらい迫力でね……。あーコンバース履いてるーとかコーラ飲んでる?! とか演奏以外のところもいろいろと楽しく見ました。パソコンのスクリーンセーバーが北極とか南極の風景で、ホッキョクグマやペンギンや映ってるのに曲間気づいて和んだりした。 その他メモ。 ・川��さん「しゃべるとイメージが崩れるんで」って言ってたけどいや、それがええのや…てか自覚があったんだ…… ・しかし「MCで休む」といっていたので疲労回復のためにもMCは必要。いいじゃないじゃんじゃんしゃべれば〜 ・海外では基本「We are mouse on the keys, from tokyo, Japan.」であとは新留さんに任せる。新留さん英語堪能だからね ・フランスでは「ジュテーム」というとお客さんが恥ずかしそうに下を向く ・飛田くんのニックネームはビッチ(トビタ→トビッチ→ビッチ?)くんなんだけど、英語圏でビッチでーすと紹介すると場が凍る ・そんなオモロMCでしたが、「soil」のことを「ロードムービーを思わせる曲」と話してたのは印象的だったな。そういうことがぽろっとでるとこもいい ・自分のなかでニヤニヤといえばずっと清宮(父)だったのに、ここ数年でニヤニヤ清田が加わりました。ニヤニヤニコニコ楽しそうに弾いてらして、座奏だから顔と指と足以外はクールでございました。弾いてるフレーズとのギャップがすごいよな。演奏してないときってなんだかふにゃ〜としてるよね ・飛田さんもほぼ目の前。足踏みというか地団駄がすごくて川��さんのキックと張ってました ・飛田さん、上半身も相当エモくてよかった。ヴァイオリン弓でコード弾いてて美しいノイズだったなあ ----- ・Teaser - FRACTREGION Vol.1 @ WWW X on Nov 30, 2017VIDEO WWW Xのフロアには段差がないのでかぶりつきを選んだんだけど(低身長つらい)、motkのステージは退きの構図も壮観。スクリーンに光の教会が現れたときには「わあ……」と思わず声が漏れました バンドが展覧会の内覧に行ったときのもの。いやー合うわー。喋るとイメージ崩れるわー(笑)といえば、安藤さんもそうだよね。初めて喋り聴いたときビックリした、あの建物つくったひとが! って。 ちなみに皆で写ってる画像、新留さんがルックス的にも立ち位置的にも安藤さんの助手みたいに見えて微笑ましい・国立新美の安藤忠雄展でmouse on the keysがインスタレーションの音楽担当 - CINRA.NET ・mouse on the keys / The Beginnings / The Prophecy - OTOTOY 『The Beginnings / The Prophecy』は配信のみのリリース。Apple MusicやSpotify等のストリーミングサービスでも販売されています・INTERVIEW / mouse on the keys|Spincoaster 安藤忠雄展について、建築について、海外におけるバンドの受け入れられ方について。川��さんが語りまくっております。清田さん写真に写ってるのにひとこともコメントがありません(…) ・客入れで流れてる曲がいちいち気になるのでShazam起動。Jóhann Jóhannssonの「Rainwater」がヒット。その後『メッセージ』『博士と彼女のセオリー』『ボーダーライン』のサントラからと、全編ヨハン・ヨハンソン縛りだったっぽい……いい! 好き!