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2017年04月29日(土)
『裸の王様』

KAJALLA#2『裸の王様』@日経ホール

カーテンコールで小林さんも仰ってましたが「土曜日の大手町、こんなにひとがいないとは」。オフィス街なので土日は閑散としており、スタバやタリーズすら開いてなかった……。そしてビル街なので当然各建物が大きい。ちょっと隣の様子を見にいってみるか…と思うも、これが結構な距離になるんですな。施設内に至ってはコンビニすら開いていなかった。来週行く豊洲の某劇場の予行練習をした気分でしたわ〜、土曜日でこれなら日曜日はもっとさびしかろう。

それはともかく、主催が日経新聞とTBSラジオだったのでこのホールだったのかな? 前半(三月)は銀河劇場でしたが、日程の都合と、行ったことのないホールに興味があったのでこちらを選んでみました。カンファレンスホールといった趣で、席には抽斗式のテーブルがついている(使わないでくださいとアナウンスあり)。椅子は背もたれが結構高いもので、なかなか視界を妨げます。演劇公演に特化した場所ではないと、こういうこともあるのだなあと興味深くもありました。

コントも日経を意識したのかなと思うものがあり(深読みしすぎかもしれないが)、それがまた小林さんらしく世界を見つめる優しさに満ちていてじんわりきた。そうあればいいのにね。声は決して大きくない、それでも届いてほしい。そしてひとを信じたい。そこに笑いがあればいい。コントマンシップにのっとって集まった今回のメンバーは、#1からふたり入れ替わり。いきもの的なポジションを片桐さん→久ヶ沢さん、理路整然と罵詈雑言ポジションを安井さん→菅原さんという感じでしょうか。全体の印象はストイック、清潔感に満ちたものですが、そこへ久ヶ沢さんの野性味と菅原さんのぬめり味(なにそれ)が加味され、竹井さんと辻本さんの受けの巧さが光りました。