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2015年06月29日(月)
『HK/変態仮面』

『空飛ぶ広報室』でのガタイがよく健康で素直な青年と言う役柄がぴったり、駿河太郎に似ている、芝居はうまいのかようわからん…しかし妙にひっかかる……と言う印象だった鈴木亮平。チラチラ気にしておりバラエティ番組等に出ているとなんとなく観てしまうと言う感じだったところ、『天皇の料理番』の兄やん役で完全にブームが来た。その兄やんが旅立った今これから何を観ればいいの…これはブームでは終わらん……と過去作品を探していくことにしました。いや『天皇の料理番』は最後迄観ますよ勿論! いい脚本いい演出いい役者、大好きなドラマになりました(ちなみにマチャアキ版も観てる世代です。これもソフト化すればいいのにねえ)。

近年話題になっていた出演作品は、鍛え込んだ肢体を披露した(つーか終始ほぼ全裸出演の)『HK/変態仮面』と『TOKYO TRIBE』。兄やんでハマったと言うことはきっと自分は弱っている鈴木亮平がツボなんだよ…これを観てどうなると……と迷いましたが、野草さんに「鈴木くんの肉体に溺れろ」と言われたので観ることにしました。てかtwitterにぽつりと書いたら結構反応があってやはり話題の役者さんなんだなと感心したりもした(自分が疎いだけ)。

前置きが長いよ! と言う訳でまずはこちら。

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『HK/変態仮面』(DVD)

マンガ原作、脚本・監督はの福田雄一。小栗旬が脚本協力した(企画もか)と言うことで話題にもなりましたね。福田人脈な芸達者キャストが揃っており、好き放題やってます。変態仮面こと色丞狂介の両親が池田成志と片瀬那奈で、この導入部分からしてもう。成志さんの変態演技には慣れてますが(…)片瀬さんのキレッキレ演技も素晴らしかったよ…瞠目だよ……てか鈴木さんとそう歳も変わらんのに母子役ってあんまりだ(笑)でも違和感ないんだよ! すごいよ! 変態仮面に立ちはだかる敵たちがまた佐藤二朗、大東駿介、ラバーガールの大水洋介と言う布陣。怪演がデフォルトですがな。大ボスムロツヨシもムロ芸を炸裂させています。ヒロインの清水富美加も変態に惹かれてしまう自分に戸惑いを覚えつつ、敵を倒すために覚悟を決めるとこがもーかわいくてな……。

そして何がすごかったってニセ変態仮面を演じた安田顕! 鍛え込まれてない肢体を晒すところも非常に勇気がある…役者魂見た……実際その身体あってこそで、鍛えていない、ムダ毛処理してない、肌も汚い(敢えてですよねこれ)おじちゃんがねじりあげたブリーフ一丁で飛びまわる姿(そして被っているパンティは裏返し)に変態の真髄を見た狂介は敗北感を味わうのですよ。そして力のある声! 変態としての自信と誇りにあふれていて、間違いなく体格にも体力にも分がある筈の狂介が気圧されてしまう。その説得力のあることと言ったら。

で、そんななかに放り込まれた鈴木さん、すぶゎらしい。身体を作り込んだうえで、素直にそこにいる。画角を考えた、美しいポーズでひたすら立つ。こんだけやったらもっと自分をおかしく見せてみようって邪心が芽生えそうですが、それが感じられないところもいいですね…真面目な子がひたむきにそこにいてこそ! てのが見事なおかしみに……変身してないときの前髪下りてる弱々しい学ラン姿も似合っておりました。ニセ変態仮面に仮面を剥ぎ取られたときの表情がとてもよかったです。ほろり(ほろりか)。あと全身脱毛していたようでお肌もツルッツルでしたねー。清潔感溢れる変態って美しい。

ちょっと展開のテンポが鈍いかなとは感じましたがとにかく役者たちの熱演に引き込まれ、楽しく観ました。

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・三角絞めでもてなして HK 変態仮面(ネタバレ)
この感想が素晴らしかったんでリンク。公開前後の情報もしっかり残してあって有難い

・映画「HK/変態仮面」劇場マナーCM

素晴らしいので張っておく