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2011年01月02日(日)
『トロン:レガシー』

『トロン:レガシー』@新宿ピカデリー スクリーン3

掟ポルシェのコスプレしてるひととデヴィッド・ボウイのコスプレしてるひとが出てて、「ポケベル」の字幕が一箇所だけ「ボケベル」になってて、トロンはいい子だった。

ネタバレなしで感想書くとこんなです(笑)以下ネタバレあります。

ストーリーはシンプルで、父と息子の絆とかも折り込みつつ王道アメリカ映画な感じです。東洋思想も入れてきてるし。何でも禅で解決出来ると思うなヨ!最後のおとーさんの特殊能力みたいなのは何なんだヨ!これプログラム関係なくないか……。でもいい話だったヨー。ほろり。おとーさんいいひと!そしてアランいいひと!アランの作ったトロンはいい子!(二回言う)

それにしてもデザインが美しいー。衣裳やセット等美術が素晴らしかったー。色味と言いキューブリックの『2001年宇宙の旅』を連想するところも多かった。女性陣のアイライン太めにひいたメイクも1960年代後半ぽい。クオラ役の女優さん、素の顔も美人なんだけど全然感じが違う。白いおねえさんが差してた傘やレインコートもビニール素材を前面に出していて、未来がクラシックになる面白さ。

と言えば、ラストシーンは『ブレードランナー』を思い出したなー。最初に公開されたヴァージョンの。と言えばこのシーンって、『シャイニング』のオープニング映像だったよな。ここにもキューブリック。うーん、時代は巡るなー。

CGもヘンにCGCGしてなくてよかった。ジェフ・ブリッジスの若い頃の顔が違和感なさすぎて、時々「あれ、こっちが今の顔だっけ?おじーちゃんぽくなってる方が老けメイクだっけ?」と思ってしまう程。しかしあっちとこっちの世界の違いがあまりないのはいいのかわるいのか…ポリゴンでーすって感じじゃないので、コンピュータの中の世界にいますよって感じがあまりないのです。

そしてこれだけ綺麗な映像ならむしろ2Dで観たかったと思ってしまう矛盾。3Dらしいシーンって実のところあんまりなくて。冒頭にわざわざ「2Dで撮ってるところと3Dで撮ってるところが混在してますが、メガネはかけっぱなしでいてね」て注意が出るんだけど、なんなんだこの中途半端感は…先日観た『ガフールの伝説』にはこういう注意はなかったよ。前売りチケットが3Dしかなかったけど、2Dで上映しているところってないかなあ?メガネなしで観たいよー!

ユーリズミックスとかジャーニーの曲がかかるのもよかったな。ダフトパンクのサントラもよかったよー!クラブのシーンの音の通り方も。

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書いてるのは5日。ミック、おつかれさまでした。ゆっくり休んでください。