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2010年03月23日(火)
『極東最前線/巡業〜ドッコイ生キテル街ノ中〜』

eastern youth『極東最前線/巡業〜ドッコイ生キテル街ノ中〜』@Shibuya O-EAST

快気祝いみたいな趣もありましたが、ライヴの内容は相変わらず、いや以前よりもトガッているとすら感じる緊張感。吉野さんすごく痩せてて流石にギョッとする。ちょっと一触即発みたいな場面があってヒヤリとしたが、あそこらへんは吉野さんこらえてる感じもしたなあ。何度もフロアに感謝の意を述べていたので、場の雰囲気を悪くしたくなかったんだろうな。身体壊して弱ってるってんじゃないよ。

とは言うものの、吉野さん「そんな簡単には死なねえぜ」と言ってたけど、うっかり死んだひとを何人も知っているんで、そしてそれはもう運としか言いようのないもので、神さまって存在は信じているけど、それがなんとかですって言う名前をつけて崇め奉るようなものとして信じている訳ではないので、何にしても何に祈っているか分からないけど、とにかく守ってくださいと祈るだけなのです。吉野さんの歌が聴けてよかった。これからも聴き続けられますようにと。

ジョン・ルーリー展に行った時に思った。音楽を、演技を奪われても、彼には絵があったのだ。倒れても、タフな状況に置かれても、なんとかなる、なんとか出来る。そう思い続けられることも覚悟であり才能なのだろうな。

と言う訳で昨年のAXの振替公演とも言えるツアーの楽日。いつにも増して(O-EASTだったから?)ギターがカッキカキに金属質。終わってみれば耳がキンキン。歌もすごかったけど、この日はギターがとにかくキたなー。ニノさんのベースとやりとりする様や、MCとともに爪弾き乍らインプロに入る瞬間等、身震いする程格好よかった。二階から観たんだけど、裸ステージ(しかし照明は結構派手)で等間隔で立つ三人の距離感もいい感じ。よっかかりもせず、しかし遠過ぎず。「近付けば近付く程見えなくなる」ってこの日のMCそのままにも感じました。

「青すぎる空」で終了、外に出ると雨。春先の冷たい雨は好きだ。いいライヴにいい夜。皆元気でいてねー。

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■どうでもいいネタ
・二階から観たんで皆さんの足下がよく見えたんだが、ニノさんが革靴だったのがなんか不思議(笑)
・タモさんがリーゼントみたいな髪型に…そしてすっかりメガネが定番になりましたなあ。こないだ見た白フレームは結構衝撃的だったけど今回は吉野さんのと似た感じ?何種類持ってますのん