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2008年12月08日(月)
THE KILLS / BLOOD RED SHOESとか

■先生大変です
HAO!やるよ
ぎょえー何年振り?つうか十数年振り?
万難を排して行かねば…レッドシューズはよ詳細出してくれー

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THE KILLS / BLOOD RED SHOES@Shibuya O-EAST

遅刻してブラッドレッドシューズは3曲しか聴けなかった(泣)鼻血のあの子はパワフルなドラムを叩いて楽しそうでしたー。へなちょこなふりして骨太やん。機会があったらちゃんと聴きたいー。

と言う訳でやっとキルズが観れますよ。サマソニの時みたいにドラムマシンチェックを執拗にやってはいなかったので、今回はいくらなんでも大丈夫だろうと思いつつ、出てくる迄信用出来ない(とらうま)。ホテルが出てきた時はホントホッとしたー。そして着ていた革ジャンを脱いでフロアに投げようとしてやめてアンプのとこにちょこんと投げる人柄にもウケた。カンパーイとかやるし何度もアリガトーて言うし、ニコニコしてるし、ゲンズブール顔なのにお茶目でいいひとそうだったよ…(笑)いちいち仕種が芝居がかってんのにそれがいちいち嫌味なくサマになる。

ヴィヴィはちょっと調子悪そうだったけど大丈夫かな?しかしそのだるーな感じもキャー素敵!抱いてー!

それぞれセクシャルな魅力が十二分にあるのに、ステージに立つとジェンダーが逆に見えるのは何故なのか。ホテルはチャーミングに見えるし、ヴィヴィはエレガンなのに野蛮に見える。エロくてドキッ☆じゃなくて格好よくてドキッ☆なのよね…何を書いているか自分でも判らなくなってきた(笑)ひとつのマイクにキスすれすれ迄顔を近付けて唄ったりする様もステージアクションとして非常に格好よく、最後の挨拶では肩を抱くではなく肩を組むとして見えるこのサッパリ感。素敵だ!

スピーカーに近い位置にいたからかも知れないけどギターのボトム音がすげーデカくて、聴く以前に鼓膜がビリビリしちゃって音程が判らなくなる程。慣れる迄ちょっと時間かかった。そして慣れて来た頃には耳の方がイカれてしまったようで、ヴォーカルが殆ど聴き取れなかったー(泣)。が、これが仕様じゃね?と思わせられてしまうんですねー。こうして聴いてしまうと、このバンドにはクリアでバランスのよい音質は必要ないのではないか、と。ノイズ上等、ギタートラブル上等、ドラムマシンのカウントを手持ち無沙汰に待ちつつステージ上をうろうろする間すら格好いい。このふたりは何をやってもサマになるなあ。いやーよかったー。

それにしても面白い曲が多いよね…ガレージ色強いんだけど妙にスタイリッシュに聴こえるものもあるし、ブルーズ調でもヴィヴィのヴォーカルが入るとフレンチポップにも聴こえる。何これはホテルがゲンズブール顔だからか…となるとヴィヴィはバーキンなのか……いやいやそれはおいといて、唯一無二の存在感があります。

ガッツリなベースを2日連続で聴いた2日後にベースレスのバンドを2つ観ると言う極端さが個人的にはニヤニヤしました。面白かった。