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2008年07月10日(木)
『デュエット』2回目、『The 30th Anniversary of NYLON100%』2日目

『デュエット』@シアタークリエ

私的楽日(もうか)。うぬー3週目辺りにリピートしたかったのだが都合がつかずー。楽日は苗場におりますし。そして2回とも超上手寄り前方席だったのが惜しい。後方中央からも観たかった…ピアノのセットをひきで観たかったなあ。

ボーイズのアカペラ部分がアレンジ変わっていたりして、日替わりと言うかノリでいろいろ変えてってるのかなと思った。石井さんもアドリブ入れるし(汗ネタウケたー)ここらへんライヴ感があって楽しいです。石井さんも保坂さんも、台詞を歌にのせて伝える技量は流石です。違和感がない。ミュージカルそんなに得意じゃない自分も楽しめました。

ストーリーに関しては、ソニアがとても好きではないタイプの人間なので(個人的にな。まあこういうひとに惹かれるひとがいるのも解る)、とりあえず彼女のいいとこ探しをする訳です。こういうキャラクターの場合、ヤな部分を補ってあまりある魅力を表現するのが役者の仕事でもあると思います。保坂さんはその辺のバランスが上手かった。でもこれかなりギリギリだな。男性って寛容だなーと思った〜。

しかし例の知人は男女逆な訳ですよ…どうなのそれ。時代?大変ですね…まあがんばれよー(ひとごと)。でも両方からグチられるとこっちの胃が痛くなるんで勘弁してください(笑)

小ネタとしては、超ヒットメーカーのヴァーノンがパティ・スミスのTシャツを着てるのが面白かった。『HORSES』は1975年リリース。

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100% project presents『The 30th Anniversary of NYLON100%』@UNIT

2日目。この2日分の日記は静岡から来る予定だったのに直前にダメになったてらてらの為に書きますよ…残念だったね……言いづらいがとても楽しかったのよー。これで雰囲気ちょっとは伝えられたらいいなあ。それにしてもこの日はつきあいの古い友人知人に沢山会った。すぐ近くで手塚眞さんが観てた。当然だが手塚さんは知人でも友人でもない。

今日はトップから観れた、まずは若手(笑)のサエキけんぞう & Boogie the マッハモータース。しょっぱなから「焼きソバ老人」!オールハルメンズナンバーでうひゃーい。「私ヤヨ」「電車でGO」「ふにゃふにゃサイボーグ」「Q-Pダンス」…あと何やったっけ?もう笑いがとまらん。そしてサエキさんも即喉が嗄れる(苦笑)こういう本番に弱いところがニューウェイヴなのか。しかしそこがいい。ヘナチョコが死にものぐるいで何かやると恐ろしいことになるものです。

続いてスペースポンチ。岸野さんをヒゲの未亡人以外で観るの初めてだったので、ちゃんと音楽やってるのに驚いた(失礼)そして意外によかった…(無礼)ラウンジでポンチでスペイシーでモンドでした。生音ではないけど、ヴィブラフォンやマリンバの音色使ってて気持ちよかったです。賢祟が飛び入り。

で、ヒカシュー!バリバリ現役なので、この2日間でいちばん安心して観れた(笑)ライヴ慣れの度合いが違う。やっぱ継続って大事ですよね……。この時ばかりはお祭り気分もちょっと飛び、緊張感を持って観た。昔の曲を沢山やりますと言っといて、その直後から最近の曲「生きること」「入念」(アウトロ凄かったー)と続けた辺り、巻上さんらしい気もした。だってねえ、現役だもんな!

上手寄りDJブース横にいたんだけど、そこが関係者で溢れていて、しんごがもううるせーうるせー(笑)今日は出演しないし、酒も呑めて楽しそうでしたよ。声は嗄れていたが(笑)ヒカシュー出番直前にそこに来た巻上さんにしんごがにゃーって抱きついてえらい懐いてたのが微笑ましかった。ヒカシューの演奏中もうきゃーってなってて、「ぷよぷよ!ぷよぷよ!」とかリクエストしている。それに根負けしたかもともとやる予定だったか(後者だろうがあのタイミングでやるってのもおかしかったな)来た、「プヨプヨ」!しんご大喜び、よかったなあおい。そのうちDJブースからいなくなったので、お、どこ行った?と思ったら中西さんと一緒にステージに乱入していた。面白過ぎた。

ここで業務連絡、純ちゃんが呼んでるよーと賢祟が呼び出しされていた(笑)純ちゃんちゃんと来てる!とここでちょっとアガる。

東京ブラボーはベースが岡野ハジメ!近田さんに加えいとうせいこうも飛び入り。ブラボーのギターはやっぱ格好ええー。ここらへんの私的ニューウェイヴギターヒーローは表がブラボー、裏が窪田晴男なのです。ああますます今回窪田さんがステージにいないのが憎らしい(涙)サさんと東京ブラボーってしんご参加してなかったっけ?あれって星くず兄弟の時だけだっけ?と話してたんですが、ブラボーとしんごが一緒にやってたのはマッスルビートだよ。と帰ってから思い出した。ここらへん人脈被りまくりで混乱する…。

そう、今回出演したバンド、人脈が被りまくりで、元メンバーだったひとがその日いるのに敢えて演奏に参加してなかったりしたんですが(例えばヤプーズのナンバーをやっても泉水さんではなくカメちゃんが叩いてたり)まあそれはな…。「最後に皆でセッションするかと思ったー」と言ってたひとがいたけれど、ええとそれはなー。いろいろあるよなー。PINK人脈が同じ日に3人出た(!)だけでも驚いたもんな…。ケラさんがブログに「近田さんとも話したのだけれど、もうどうでもよくなっちゃうのね、歳とると。(まあ、近田さんは昔から誰とでもペラペラ話してましたが)」って書いてたのにウケた。そしてケラさん、エンちゃんを敢えて(PINK)と書かなかったのには何か意味があるんですか…。

そうそんでね、昨日窪田さんは出ればいいじゃんて書いたけど、今日エンちゃんとカメちゃんがいたってことはホントに人種熱出来たじゃん!ぎゃー!近田さんもいたし。なのに今日は窪田さん見掛けませんでした。ガーン。

さてそのエンちゃんとカメちゃん。戸川純ちゃんのサポートで出演でした。ぎゃー(泣)カメちゃんが叩いてたのにも驚いたけど、「ギリギリ迄出られるか判らなかったので、来た時と来なかった時と両方の曲順考えてたのよ」との純ちゃんのMCに続いて呼び込まれたエンちゃんの姿を見た時は悲鳴をあげてしまったよ……。うわーんてらてら、エンちゃんが出たよー!(泣)

純ちゃんのバンドメンバーは、カメちゃん、デニス・ガン、メリィさん、中原さん、だったかな。「ラジオのように」でスタート。「諦念プシガンガ」「吹けば飛ぶよな男だが」「玉姫様」でエンちゃんがコーラス!うわーん!(泣)「諦念〜」で呼び込んで、「このままもうちょっと唄ってかない?」「じゃあカメちゃんとコーラスする!」て3曲も唄ってくれたよーおおお。ちなみに「吹けば〜」は「しんごに捧げます」とのことでした。「しんごは歌のお師匠さんなんです。あ、でも捧げるのにこんな歌のタイトルじゃ失礼だわね」だって。かわいい。しんごと純ちゃんのやりとりは愛があってジーンときたなあ。

昨年純ちゃんが骨折して入院したのは知っていたんだけど、その後ずっと具合が悪かったよう。出演前にさっき呼び出されてた賢祟が「純ちゃんから手紙を預かっています」と出てきて、「骨と肉をしっかりつけねばと言うことで食欲増進剤を処方され、ダイエットも禁止され、デブデブになってしまいました。(リリースされたばかりの)『TOGAWA LEGEND』のジャケットを観たひとは『詐欺だ!』と思うかも知れないので先にお伝えしておきます。ショックを受けないで」と読み上げた。出てきた純ちゃんは確かにふっくらしていて杖をついていたけど、肌の綺麗さとかは全然変わらず。太ったことよりもそっちの方が衝撃的だったよ!そして声が全然衰えてないのにも腰が抜けた。腰に負担がかかるからあまりファルセットや大きな声出せないと言っていたのに、途中からはバリバリ全力で唄うから嬉しい反面大丈夫か心配に。「バージンブルース」とかすげいかったですよ…。

最後は「スタイルが良くないと唄う資格がない曲です…」と言うのでこれは…と思ったら、キター「バーバラ・セクサロイド」!!!アンコールは「蛹化の女」。泣き出す女子多数。客電ついても客が粘る、ダブルアンコールで「どうしよう、何やる?このメンバーでやれるのは…やれるかな?」とギャー「パンク蛹化の女」!!!!!泣き乍ら前方へ詰め寄る女子多数。いやあ…よかった……。

そういえば途中「混雑して危険ですから皆さんちょっと前方に詰めてください」って注意アナウンス(by賢祟)があったのがウケた。普通危険だと下がってくださいって言うよな(笑)客層が窺えます(笑)いやーよかった。すげい楽しかった。このメンツが揃うことってもう当分ないだろうけど、いつかまたあるとすごくすごく嬉しいです。その時にはてらてらもおいでよね。