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2008年05月02日(金)
ヒカシュー、長塚くん

ヒカシュー@Shibuya Club Quattro

クアトロかスーパーデラックスか青山円形劇場か〜。なんで皆いっぺんにやるんだよ…(泣)悩みつつ、2日続けて30周年のバンドを観ることにしました。3月の面影のイヴェントで興味を持って来たと思われるお客さんもちらほら。

ここ最近のニック・ケイヴのバリバリっぷりにニヤニヤし、R.E.M.の新譜がすごく元気(ぎゃーんいいようーライヴが観たいよ!)で嬉しくなったりしてて、昨日は昨日で還暦前夜の鮎川さんを観たりで、近頃の知命や耳順はすげいなあと思うことがしばしばです。いや、近頃の…じゃなくて、常にここらへんの世代は元気でおっかねえ印象があるなあ。ついこないだもトモロヲさんは格好いい50代だねえとか、ロン兄ちゃん赤いちゃんちゃんこでフジに来るよ!(SPARKS。これでヘイチンフジ行くの決定)とか言ってたとこだった。トッド・ラングレンも先日来日した時還暦祝いされてたな。

巻上さんは知命チームですが何あのデカい声。おっかねえ!てかホント声すごい出る…おそろしい…。

いちばん構成とメロディーがはっきりしている「脳千鳥」では歌とピアノが際立って美しかった。こういうの聴くと即興を単なる思いつきでやってると思うなよとか言われた気がしてハッとする。思いつきと言うか…そもそも発想と言うものは自分の中の蓄積(これは随時更新される)に大きく影響されるものだし、その蓄積を即引っ張り出すには瞬発力が必要。その瞬発力を直ちに形にするには腕が必要。正に心技体。

で、メンバーそれぞれの心技体の公倍数がガチッと一致した時、音はとんでもないところに飛んで行く。こういうのはそれなりの時間があってのことなので、ワンマンで観るのが断然いい。その日の流れも含めてのものだから。いやーすごかったな。

対バンかと思っていたゲストの灰野さんはほぼフルで共演。ノイズが主なんですが、「Be-Bop-A-Lula」だったか「You Can't Catch Me」だったかを途中で使っていたのが意外ー。低音出し過ぎて意図的なノイズなのかトラブルなのか判りかねて巻上さんが自分の機材確認したりしていた(笑)

テルミンが時々胡弓みたいな音を出していて面白かった。

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■おでかけ
長塚くんが1年間日本を離れるようです。シアターガイドのインタヴューより。
野田さんや鴻上さんが行ったあれかな。
となると今年は『失われた時間を求めて』『sisters』の2本かな?