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2008年01月19日(土)
現美2展とか

『Space for your future —アートとデザインの遺伝子を組み替える』@東京都現代美術館

なんか…闇鍋のような企画展で……ひとつひとつは面白いんだけど、企画意図はよくわからん感じでしたよ……。建築、グラフィック・デザイン・写真、ファッション、アートの4セクション。異様に混んでいたのは沢尻エリカ効果だったんだろうか…タナカノリユキの『100 ERIKAS』はCG一切ナシの写真作品。アナログ!コスプレ!見応えありました。表情とかもしっかり作ってる、着せ替え人形にならないモデルもお見事です。すっかり売れっ子アートディレクターなタナカさんですが、このひとの絵画大好きなのです。機会があればまた描いてほしいな。

石上純也の『四角いふうせん』が面白かった。アルミの風船が3フロアブチ抜きのエントランスいっぱいに浮いている。あのデカさで、あの重さ(1トン(!)だとか)でふわーと浮いてるのが妙にかわいくて観てて飽きない。あとエルネスト・ネトの『フィトヒューマノイド』が楽しそうだったなあ。一体型クッション。背負って歩いて、座りたいとこで座れる(笑)体験型だったんだけど、行列が出来ていたので断念。

体験型と言えば足立喜一朗の『e. e. no.24』が面白かった。電話ボックスにミラーボールとCDプレイヤー、ヘッドフォンが設置されたもの。ボックス内はマジックミラーが張ってあるので外は見えない、逆に外からは丸見え。使用例VTRにはノリノリで踊ってる兄さんが映っていましたが、ギャラリーも多く行列が出来ている状況で壊れられるひとは日本には少なそうです(苦笑)

オラファー・エリアソンは原美でも観たもののヴァリエーションかな。色酔いするあれ。怪奇大作戦な気分を味わえるよ…(笑)

未来!技術!最先端!で前のめりになっている雰囲気の中(まあそれもオモロいけど)、SANAAの『フラワーハウス』はひとんちの庭に入り込んだ感覚で和みました。1/2サイズの邸宅と草花模型。

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『ポップ道 1960s-2000s』@東京都現代美術館

おー面白かった!そうだよ所蔵作品沢山あるんだからこうやっていろいろ出してくださいよー!7セクション。うち3セクションは岡本太郎『明日の神話』特別公開関連。

「大衆の欲するスピードと魅力を体現し続けた結果、命まで消費されてしまったポップスターたち。そして日常生活に蔓延する“アメリカ”」と言うガイド。こちらは展示意図がガッチリ伝わりました。

トニー・アウスラー『1,2,3』も会田誠『たまゆら』『美しい旗』も奈良美智『White Night』もあったよー!所蔵作品とは聞いてたけど、実際にここで観たの初めてだよ(笑)人気者でしょっちゅう貸し出されちゃうんだろうなあ。大竹伸朗『ぬりどき日本列島』もよかった。大竹さんの現美での展覧会行けなかったんだよな…無念。ウォーホールの『マリリン・モンロー』10連作一挙展示も壮観。

『明日の神話』、ようやく実物を観られた。5.5×30m。わかっちゃいたけど、デカい。川崎の岡本太郎美術館でも下絵やレプリカしかなくて、自分とこでオリジナルは展示出来ないのかなと思ったけど、これはー、無理だ。入らないよ。4月13日迄はここにいるそうだけど、それ以降はどこへ行くのかな。本来の姿である野外壁画としておかれるのがいちばんだろうけど。旧都庁壁画の『日の壁・月の壁』も取り壊されてしまったしなあ。

最後は毎度の宮島達男『それは変化し続ける それはあらゆるものと関係を結ぶ それは永遠に続く』で〆。実はここがいちばん落ち着く。

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■『ダム2』萩原雅紀
出たー、第2弾!タイトルの「2」は本当は上付き数字で、読みは「ダムダム」だそうです。
発売日に買ってしまったよ…。
前回も大変楽しく眺めましたが、不満だったのが九州のダムが1つしか載ってなかったことで。今回は西日本中心!宮崎も4つ載ってるよー!うち3つは行ったことあるよーひゃっほーい!あ〜一ツ瀬ダムちょ〜かっこええ、アーチダム美しい。また行きたい。
昔はダムに住みたいと思ったもんであった。放流とか聞くとワクワクしたもんだった