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2007年06月11日(月)
『NO MAN'S LAND』2回目

『NO MAN'S LAND』@東京グローブ座

音には慣れてきた。しかりストーリーには慣れない、やはりヘコむ。まあこれに慣れたらおしまいと言うか、そういう感情が麻痺しちゃったってことになるので、慣れない方がまだ幸せなのかも知れない。

改めて観ると、チキとツェラは、あの日が初対面なんだよな。しかしあの“野外の密室”に押し込められて、「友達をおいてけって言うのか」「お前が死んだら俺も死ぬ、あいつもだ」と言うようになる。こんな友情の発生の仕方もつらい。あんなに空が綺麗で、鳥も鳴いてるのにそこから動けない。鳥の羽ばたきにすらビクリとする。

アドリブ部分がこなれてきてました(笑)しんぺーさん最高。浅野さんの登場場面随分ハジけてた。それに応えた「知りたくねえ!」しんぺーさんおかしかったなあ。

ツェラはあの状況にいて最後迄人間の尊厳を失わない。失うまいと努力する。それすら役に立たない。

戦争は大概アマチュアがやってるもんだ。NODA・MAP『ロープ』にもあったが、誰が裏で糸をひいていようと、最前線でガチンコで殺しあうのはアマチュアだ。職業軍人ですら、地雷の設置は出来ても撤去の仕方を知らない。地雷はEU製。武器は売れる。戦争によって経済を潤す国がいる。復讐の連鎖が巧く利用される。

サッカーがモチーフに使われてましたが、身近な例で言うと、バレーもいろいろあったんだよなあ。EUからの経済制裁、国連からのスポーツ制裁措置(国際大会に出られない)で、アスリートとしていちばんいい時期をパーにした選手は沢山いる。自分の国でプレー出来ないから、セリエA(バレーにもあるんですよ)に出稼ぎに行って。それでも強かったユーゴ。昨年秋の世界選手権が最後だったセルビア・モンテネグロ。「もう一緒には出来ない」んだ。

あー話それるけど久々に日本がイタリアに勝つの観た(ワールドリーグ)。今度は3-1で勝ってみれ!(鬼)今季初参加の活きのいい新人が育つといい…のびるといい……。

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■仮チラ〜
出てました。
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『ファントム』
2008年1月 梅田芸術劇場 メインホール
2008年1月 愛知厚生年金会館
2008年2月 青山劇場
上演台本・演出:鈴木勝秀
脚本:アーサー・コピット
作詞・作曲:モーリー・イェストン
出演:大沢たかお、ルカス・ペルマン
問:梅田芸術劇場 http://www.umegei.com/
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エリザベートファンの知人から、ペルマンさんが出ると言う話は聞いてました。日本語猛特訓中だそうで!