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2007年04月01日(日)
またハシゴ

ダブルヘッダーと言うとちょっと格好いい。

『蟲師』@109シネマズ 川崎シアター7

いやーもう、いやーもう、画が素晴らしいー!ロケハンが見事ー!VFXもハマってるー!

んがっ、ストーリーが詰め込み過ぎな感じが…でもその割にはのんびり進むのね。なので何だかぼんやり流して観てしまうところも多くて……。

虹郎が虹を探している背景は、原作では結構複雑な思いが絡んでいたりするので、そこがごっそり省かれていたのは残念かな。あとギンコの快復の仕方が、温泉?に入ったから元気になったみたいで…(笑)ここらへんちょっと唐突だったので拍子抜けした。

あとヨキがギンコになった経緯とか、ぬいとの関係、淡幽との関係が、丁寧に描いているようで寸止め、と言う感じがしましてですね…。余韻を残すためかも知れないけど、余韻じゃなくて疑問が残ったです……。

虹郎=こうろう=こーろー=いぬじゃねえ!ってシーン、アドリブみたいでおかしかったな。ころとおたまさん、いぬとねこだ(笑)おーもりくんと李さんが共演してるってのが…なんか、嬉しかった。そうそう女優陣が皆素晴らしかったですよ!りりィさん、李さん、蒼井優ちゃん。江角さんは熱演でした。

画はホントに美しかったので、スクリーンでまた観たいなあ。ところどころ眠くなって見落としてるシーンがあるので(…)リピートしようかな。

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上映前にオダギリジョーさんと大森南朋さんの舞台挨拶がありました。オダジョーはオダジョーだったーとても素敵だったー。とてもとても小さな声で話すので、場内が水を打ったように静まり返り、皆がオダジョーの言葉に聞き入っている様がなんだかよかったな。「桜も満開で、日曜日で花見に打ってつけの日なのに映画を観に来てくれて嬉しい。『蟲師』は自然と共生するとは…と言うテーマもあるので、映画を観た後に桜を観に行って自然を感じるのもいいと思います」と言うようなことを仰ってました。「僕は地球に優しい…エコな男なので(笑)宜しくお願いします」とか(笑)

で、『キャッチボール屋』の話もしてくれたんですよ。「『キャッチボール屋』に桜のシーンが出てくるんですが、こういう、(あの桜はもう散ってしまって二度と観ることは出来ないので)消えて行ってしまうものを残す…フィルムに焼きつける映画と言うものについて、それに関わる役者と言う仕事について、いろいろ大森くんと話した」とか。ちょっとグッと来た、この話。

おーもりくんはー、「楽しんでください。携帯の電源をお切りください(笑)」と言っていたのがおかしかった(笑)撮影では自然がとても綺麗だったとか、(初共演の)オダジョーは怖いひとかと思っていたけど気さくでいい兄ちゃんだった、よく呑んでるとか、野生の鹿のフンがいっぱい落ちてるところで転ぶシーンを撮ったとか(笑)。『ハゲタカ』効果かキャーとか言われていてビックリした。なおくーんとか声も飛んでた。おお、人気者!

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利音さんと久々にお会いしました!2003年の7月以来。初めて会う時の目印で「私ベッカムヘアーです」とか言ったんでしたよ…(そのくらい短かった)ベッカムヘアーて、今ベッカムはそんな髪型をしてないぞ(笑)なのでW杯の年か?去年じゃないから2002年?と勘違いしていた。でも4年…ひー!時が経つのは早いものです。

利音さんは前の回の『蟲師』をご覧になっていたので、内容を教えて頂いたり舞台挨拶の様子を聞いたり。上映間の慌ただしい時間でしたがお会い出来て嬉しかったです!『お気に召すまま』のチケットとれるといいですねー。そして利音さんと言えばレイフレイフレイフ。ふふ、ふ……達者で暮らしてるといいですよねレイフ………ハリポタ楽しみです!前売りチケット買おうと思います!

と言う訳で『蟲師』の鋭いレヴューと初回舞台挨拶の模様は利音さんのページでどうぞー。利音さん、前に会った時より若返っていたような……いや前回お会いした時すんごいしっとり落ち着いた方ってイメージだったので!いい意味で!いい意味で!

『蟲師』鑑賞後はラゾーナへ。面白かった!いろいろお店があってもっと見て回りたかったけど、ごはんと冷たい石の上で練るアイス(うまー)を食べたところで時間切れ、新宿へ。またゆっくり行きたいよー。

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菊地成孔&ペペ・トルメント・アスカラール@歌舞伎町クラブハイツ

うにゃーサックス吹く菊地さん観るのすっっっっっごい久し振りだ…最近DCPRGばっかり行ってるから……昨年末の九段会館はチケット持ってたのに日にち間違えて行けなかったし(バカ)。

今回の会場は歌舞伎町ド真ん中のグランドキャバレー。ここ、ハイレグジーザスが『CABALLET NIGHT FEVERったらFEVER!!』やったとこですね…ドレスコードあったらどうしよう!とビクビクしつつ、結局ジーンズスニーカーで行ってしまったよ。基本カジュアルでしたが気合いの入ったナイトドレスや和服の方もいらっしゃいました。華やか。

病み上がりの菊地さんはちょっと調子がイマイチそうでした+キャバレーだけにエレガンにキメようとしていたかMCもよそゆきっぽい感じで序盤カタかったのですが、最後の方では「もう我慢出来ない…」と言う感じで喋りにエンジンがかかってしまった(笑)自分の家はここです!て話迄べらべらと…危ないからやめなよー(泣)しかしこれが日常のひとなんだよね…。

南さんがエレピであれ?と思っていたら、アコピが搬入出来ない状況だったようです。菊地さんによると「これ(エレピ)を動かしたらその指がなくなるぞ!と言われた(笑)これが唯一残念なこと」とのこと。エレピでも素敵でしたけど、あの場だったら、いや、あの場だからこそやはりアコピで聴いてみたかったな。仕方がないのねー。

しかし「ルペ・ベレスの葬儀」には胸が熱くなった…アルバム収録のものよりテンポも速くアレンジも変わっているのですが、キメの部分すらさらっと流すような軽やかさ!同時に炎のような熱もぶわっと放出されるような。いやー鮮やかだった、ちょっとここは泣きそうになった。格好よかった。

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歌舞伎町でカレーを食べつつ、鴨ちゃん、ハシダさん、桜が咲く時期ってなんかひとがどどっと死ぬよね、スカパラ、じゃがたら、クレージーキャッツ、スティーリーダン、菊地さんとフェイゲンって何げにステージ上での振舞いが似てる、バンドをビシッと仕切る仕種とか、キュアー、フジ、RHCPってそういやダーティなイメージだったじゃん、最近順調に見えたからちょっと油断してたわ(笑)、キャセイ航空はジャンボリーかチャレンジャーか、と言う話をしておひらき。