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2006年03月11日(土)
『Respect 川本喜八郎』

『Respect 川本喜八郎』@ユーロスペース2

Aプロ。『アサヒビールCM集』『花折り』『犬儒戯画』『鬼』『道成寺』『セルフポートレート』『不射之射』。

NHK人形劇『三国志』『平家物語』の人形たちの生みの親、川本喜八郎監督作品。イジー・トルンカに師事した方で、チェコアニメのファンを始め海外ではとても著名な方です。なのに日本未公開作品がたっくさんある。今回はそれらを一挙上映と言うことで、ウキウキで観に行きました。

しかも川本監督と山崎貴監督のトークイヴェント付だった、ラッキー。82歳だと言う川本監督、とても元気!ずっと構想中の作品についても熱く語ってくれました。山崎監督とは、外国のウォッカCM用のショートフィルムを制作する際、CGパートでご一緒したとのこと。CGと特撮(ミニチュアを使ったもの)を併用する大切さや、“物”を撮ることと全て画面上で制作する違いについても興味深い話が聞けました。面白かった!

そのまま川本監督は客席に残り、皆と一緒に映画をご覧になっていました。上映後はロビーがサイン会場と化していた(笑)

いんやー全部面白かったなー!昼間歩き回って疲れてたんで絶対寝る!と思ってたのに始まったらシャッキーンてなもので。画面は綺麗だし話運びのテンポはいいし、人形の造形や衣裳、美術も細やかで観るとこが盛り沢山。寝る暇などありませんでしたよ…。

『犬儒戯画』が実験的な手法で、人形をモノクロ写真に撮って、そのプリントを再撮影して動かすと言うもの。モノクロコピーを強めにプリントアウトしたような、陰影が極端な画面が面白かったです。『道成寺』は歌舞伎や能で有名なあれですが、人形の表情がころっころ変わるのが面白かった。基本顔の眉間に1本縦皺を入れただけでがらっと顔が変わるの。女性の眉の位置が変わるとあっと言う間に鬼のような顔になったり。

『不射之射』は、中島敦の『名人伝』が原作。昨年萬斎さんの『敦』でも取り上げられていた作品だったので、話をスムーズに追えました。ナレーション+登場人物の吹き替えは橋爪功さん。声の使い分けが見事でした。先日観たばかりの『レインマン』とはまた違う面を見られて、改めてすごいなあと思いました。

新しいユーロスペースには初めて行きました。座席間も余裕があってゆったり観られる。スクリーンもおっきくなってます。お隣のユーロスペース1では『運命じゃない人』凱旋上映中。初日だったそうで、知人に遭ってビックリした(バタバタ挨拶しちゃって失礼しました)。DVDもリリースされたけど、これは映画館で観たいので期間中何とかして行きたいな。

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昼間は日本科学未来館へ。13:30の時点でメガスターは満席だったよ…何時から行けばいいんだよ…。グッズショップでハラカミくんのCDが売られていた。あー早く観たいなメガスター!

で、アシモやらアイボやら観てきました。アシモは走らないやつだった!走るコとは開発してるとこが違うそうです。がーん(泣)でもフラダンスを踊ったり階段昇降してくれたりと、けなげでかわいかった。アイボはゴールキックをする筈が、4匹全部がダメっこちゃんだった。デモ時間が過ぎてもゴール出来ず、インストラクターのおねえさんの額には四つ角が立っていたように見えた。

しかし何度行っても見切らないよ…次はいつ行こうかなー。

それにしてもサエキさんがあんなにメタルに詳しいひとだとは…(笑)日本の隠れメタル人口ってすごい多いよね!ジューダスの名前出したら驚かれたけど、いやこれは新感線を観ていたからです(笑)