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2005年01月25日(火)
叙情もの2冊+α

何が。

■『美的旅情温泉』
東京カレンダーの別冊ムック、2002年11月号。古本で見付けました。スズカツさんが寄稿してますよービックリ!目次に『「旅へのいざない。あるいはありそうもない思い出」原沙智絵×鈴木勝秀』とあったので、えええ、原さんと対談!?と驚きましたが、実際はスズカツさんが寄せたテキストに、原さんがビジュアルで彩りを添えると言うものでした。それとも逆かな?ビジュアルからイメージしてテキストを書いたんだろうか。綺麗な写真です。
版元では完売しているようです。気になるひとは古本で探してみよう!
はー温泉行きたい

■『傾く滝』杉本 苑子
これも古本。早稲田大学演劇博物館で観た死絵がきっかけで、八代目市川団十郎が気になるーと言っていたら「これ必須!」と勧められゲット。す、す、すごく面白かった…宮永直樹って実在したの!?と検索しまくってしまったよ…。
パラレルなので実情は違う部分もあるでしょうが、見て来たんかい!と思う程活き活きとした劇場街や江戸の描写が素晴らしいです。その反面、登場人物の心理描写は肝心なところがスコンと抜けている。そこを32歳で自殺した八代目団十郎の謎に迫るミステリーとして読んでもいいし、当時の風俗を知る歴史物としても面白いものになってます。
歌舞伎のお家の大変っぷりも満載。こりゃ大変だよ…七代目は悪気はないんだよ…そこがまた困ったところなんですが。周りはたまらんかったと思いますよ…。しかしそんな七代目が、客の好みが大仰なものから庶民的なものへ変わり、八代目の人気も手伝って江戸にいづらくなってしまうところは可哀想だったな…。世間ってそんなものそんなもの〜(泣)
あと構成も巧い!んですよ。タイトルの意味が最後に分かるところとか、(以下ちょっとネタバレ)駒三の描写から始まったストーリーを、きちんと駒三に落ち着かせるラストとか。
重蔵も小菊もいいコだったのにー、うううー

■終わってから気付いた
『バカボンSESSION』(1/19、20)
このメンツ…(泣)
バカボンセッションは「当日楽譜渡されてすごい大変」なフリーものシリーズでかなり面白いらしいんですが、いっつも終わってから知る。ああもっとマメにチェックしよう。
今回は計3時間、怒濤の全即興だったそうです。ああっ聴きたかった!
窪田さんのファンサイトの掲示板で書かれていて気付きましたが、そうだーJAGATARAがなくなってメトロからバカボンが脱退して窪田さんがパール兄弟脱退したのって、半年のうちに一気にあった出来事だ。もう15年も前のことか。
あ、そういやアケミの命日もうすぐだな

■今出てるBRIO
清宮監督のインタビューが載ってた。記事にもあったけど、このひとの瞳って茶色いよねー。薄くて綺麗な色です。今はくまさんみたいですが、学生の頃は格好よかったですよ…いや今も格好いいけど。
今読んでる本に、子供の頃「あれ食おう」とイノシシを捕まえようとしたって話が載ってて笑い死にしそうになった。やっぱくま…

■と言えば
横田栄司さんの日記に「竜也の紹介でサンヨーラグビー部の吉田尚史さんと新幹線でがぶのみした。」って書かれてて驚いたー。藤原くん、どういう人脈で…

■今出てるSWITCH
井上雄彦特集〜。以前バガボンドでも特集組んでたよね。今回はスラムダンクがメインです。ああやっぱ行ってみたかったあのイベント。
インタビューが濃くて面白い。バガボンドも連載再開するようで楽しみです