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2004年06月26日(土)
『ラブドガン』+α

『ラブドガン』@テアトル新宿

ケレン味満載、ギミギミギミックスな展開でキツネにつままれたような感じ。ちょっと長いかなと思うところもあったけど面白かった!種田の成長物語として観るのもまたよろし。いやそれが肝かも。新井くん好きにはたまらん展開でした(笑)一徳さんが格好いい!

時々ドキッとするような画があったりするのが楽しかったです。血が血のりじゃなかったりとか。撃つひとの感情によって色が変わる銃弾、抽象でやるのかなあと思っていたらホントに見せてくれたよ!ビバ!あとサントラが良かったな。

それにしても永瀬さんって歳とらないと言うか…いやとってるんだけど。体型とか全然変わってない感じがする。ハリガネロックみたいな。アニキ!ビバ!

ビバビバばっかり言ってますが、渡辺謙作さんて最初に役者さんで観たので(『波』。大好き)こういうのを撮るんだ〜とニヤニヤしちゃった。『プープーの物語』も観るぞ〜。キュートな?立嗣さんも観られるらしいし(笑)

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■あの画を撮るひと
篠田昇さん。映画を観ていて「“この画”を撮ったのは誰だ?」と気になってクレジットをチェックするとこのひと、と言うことが多かった。岩井俊二監督の『Undo』『PiCNiC』『スワロウテイル』『リリィ・シュシュのすべて』、利重剛監督の『BeRLiN』『クロエ』、鈴木浩介監督の『八月の幻』…。希望に満ちた空、悲しみに満ちた空、その先には何もないどんづまりの空。誰の上にもある空。空にまるで感情があるかのように撮るひとだった印象がある。
御冥福をお祈りします

■撮影監督と言えば
笠松則通さんの画は好き!石井聰亙監督や阪本順治監督作品でよく撮っている方です。あと豊田利晃監督の『青い春』とか(これはもうね!ね!(泣))このひとの撮る空も好きだなあ。あとひとのツラ構えの捕らえっぷりが格好いい。
あ、あと撮影監督としての塚本晋也さんも好きだな。そのままスチールにしても作品になるワンシーン。どこを切っても絵になるので、こちらの眼精疲労も大きい(笑)観るのに体力を使う作品ばかりですが、それがいいのよ〜。陰がガキーンとついたモノクロ画面とか、もうたまりません

■亡くなった方と言えば
最近生田朗氏の検索でいらしている方がいるのでそろそろ命日だっけ?いや、8月だったよな…とWeb上をうろうろしていた時に見付けた記事→見城徹『オンリー・イエスタディ』
これ『Free & Easy』誌上でも読んだなあ。これのためだけに買おうかと思って迷ってやめたんだった。オンラインにも載せてあるのか、また読めてちょっとしみじみした。
生田氏の訃報はラジオで聞いた。教授のNYライヴをFMでオンエアしてて、その時に。ライヴよかったー!ああ自分もまた観に行きたいな、と余韻に浸っていた時に冷や水をかけられた気分だったな…まあオンエア前に言われたら言われたでヘコんだでしょうが