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2004年04月03日(土)
『LYNX』2回目

『LYNX』@青山円形劇場

初演を観た時に考えていたこと、擬似体験について。

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『LYNX』のテーマは「都市生活におけるオリジナルとコピー」でしたが、坂本龍一氏が以前面白いことを言っていました。要約すると、

「ニューロンとシナプスを、正確に作動するICに全部置き換えていく研究を、現在ホフスタッターが進めている。140億個の神経細胞を、全く同じ働きをするICに置き換えていって、それが完成した場合、理論的にはそれは自分である。そのIC=もうひとりの自分を前にして、それでも自分は自分であると断言出来るだろうか?答えられないとすれば、自分と言う存在って何だろう?」。

機能そのものは同じもの。このICからのアウトプットによって、自分自身をも擬似体験することが可能になります(実際問題は別として)。擬似体験によって、自覚していなかった自分が現れる可能性もあるでしょう。それは果たして“自分”なのでしょうか?無意識下のものと認められるでしょうか?オガワとエンドウの関係ってこういうこともちょっと関係あるかなあと思ったのでした。

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…昔の方が頭使ってるなあ自分(笑)この研究って今どのくらい進んでるんだろう。

人間はバグを抱えているとは思う。でも、ICのバグとは違うものだと思う。身体があるからだ。

以下おぼえがき。

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■また歯で持ち上げてたよ…大丈夫かさとしさん!(笑)全部これで通すつもりかいな…
■今日の早口言葉は聞き取れませんでした(笑)初日は「バスガス爆発」だった
■「冷蔵庫の中にいる動物はなんですか!」「(本気で困惑)何?何言ってんの!?」「冷蔵庫の中にいる動物はなんですか!なんですか!」(アツヒロくんより先に客が気付き出し、くすくす笑いが)「えっ?えっ何?(まだわかってない)」「象ー!!!」これ大ウケ
■その後もさとしさんは何かとちょっかいを出そうとし、アツヒロくんから「ヤだ!何かノリノリでヤだ!」と嫌がられていました(大笑)

■この日は初日観たCブロックの若干向かい側、Eブロック
■そしたらCブロックにスズカツさんが座っててさ!ぎゃー
■開演する迄ストーカーのように凝視してもうた…やめれ自分…
■気付いてませんように!
■と思いつつカーテンコールでもちらちら見てしまう(ホントすみません…)
■き、気付いてませんように!
■2度のカーテンコール、ずっと拍手してたよ
■本人も楽しんでいるようです
■いい具合にまわってるもんね…
■Eブロックからは、初日見られなかったオープニングのオガワの表情、デンワが化けてるイタバシ先生(笑)の表情が見られて面白かった
■「かわいい電話だな」って言われてニコーて笑うんだよ、誓さん(笑)
■かわいー(笑)
■浩介くんの声好きだなあ
■時々大倉孝二くんと被る(笑)
■ファニーな声と、腕脚が長いところ、妙な動きってところが(笑)

■アツヒロくん、ハリネズミのようです。「ハリネズミ(ヤマアラシだっけ?)のジレンマ」を連想した
■お互いを傷付けないように、距離感・解決案を出す試行錯誤のことですが
■オガワとエンドウが出した結果ってのがあれな訳で…
■オガワは脳が主導権を持つ世界に生きていたのだから、肉体が朽ちようが構わないと思ってるんだよなあ、だからオガワはあれでよかったのかもな〜んて思ってしまう
■うーん、初演・再演ではよかったのかもとは素直に思えなかったんだよね…やっぱりさあ!と思うこともあって
■でも心の片隅には「いや、いいのかもよ?」なんてのが消えないで
■今回これがかなり「これでよかった」方に傾いている
■だからこそすごく悲しい
■これはアツヒロくんの存在感がデカいんだろうなあ…
■孤独の自覚度の高さと言うか
■まだまだ変化するかも知れないので、リピートが楽しみでもある

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初演・再演との違い

■終盤、やってきたアマリがオガワの身体をひっくりかえさない
■初演(確か再演も)では身体をひっくりかえして、血まみれのオガワの顔面をアマリが確認する
■自殺じゃないかも?オーヴァードーズだったかも?と言う解釈の余地が出来た
■まあエンドウを撃ってはいるけどね…
■あと単純に、血まみれの顔のままカーテンコールに出ないで済む(笑)

■オガワとウサミの関係が、大学のゼミが一緒だった→小学校で成績優秀者だったから印象に残ってた、になっている
■その分彼等の関係の希薄さが際立つ。その程度の関係で人助けをするの?と言う
■「善行を施すってのはそんなに気持ちのいいことなのか?」って台詞がガツンとくる
■でもね、実際にそういう(「自分の知ってるひとが不幸になるのをほっとけない」)ひとって、いたりするんだよ
■悪気はないし、むしろ素晴らしいことかも知れないけど

■初演では床に鏡はなかった。死体の下から手鏡が出てくる
■ここらへんは意図的に解りやすくしたのかな
■まあ手鏡ってちょっと見映え的に…間抜けになるからね(笑)

■鎖の効果は大きいかも
■ああ、そうだ!最後鎖が解かれるから、尚更「オガワは解放された」って感じちゃうんだ
■うわヘコむ…

■オープニングのモノローグ、エンディングの留守電のメッセージ(ウサミから「入院準備が出来ました、ご両親には連絡しておいたから安心して」ってのが入る)がなくなっている
■全体的に削った部分が多いかな?上演時間もちょっと短くなったような…
■凝縮されて解りやすくなった(と思う)分、演出意図の深読みし甲斐があるな〜

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とまあ『LYNX』に関してはオタクですから!読んでるひとひかないで!(泣)