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2003年10月18日(土)
面白過ぎるA PERFECT CIRCLE!全然丸くない!和がない!

A PERFECT CIRCLE@LIQUIDROOM

音楽の傷は音楽で癒せ!と言うか何と言うか。ミッシェルショックで沈んでいましたが行ってよかった。いい時期に観た。元気出た。

フジロック'01では逃したので、今回がライヴ初見です。ミッシェルTシャツ着たひとが結構いたんで嬉しかったと言うかビックリしたと言うか。スマパンTシャツよりも見たぞ。客層被ってるんでしょうか…。

ステージ上に円形のスクリーンが張ってあるので「映像とか映すんかねえ」と言ってたら、実はそこはメイナード様の神殿なのでした。スクリーンの後ろにも筒状に天幕が張ってあって、1曲目は天の磐戸のごとくメイナード様、そこから出てきません。スクリーンには常に前屈みでお唄いになるメイナード様のシルエットが神々しく映し出され、その奥からはイタコのような声が!

いやあ、唄うめー!すごいわ。場内禁煙だったのはメイナードの喉の調子が悪かったからだと後で聞いたんですが、そうだったんか!?と思うほど。確かに初っぱなの裏声は苦しそうだったのですが、以降は全然そんなこと感じさせなかったですよ。演奏も激ウマでした。

バンド名とは裏腹に、皆好き勝手やってる感じが逆に面白い。目線の位置もバラバラよ。と言うか皆円の外側を向いているような(笑)メイナードに到っては神殿=お立ち台から降りることはない!半分以上はステージ奥に向かって唄っている!(笑)イハくんはステージ隅に巣を作ってるようにひっそりしてる!元トゥイギーは俺俺光線を放っている!ビリーも負けじと弾きまくる!ジョッシュはマシンのように正確無比!なんなんだこのバンドは。面白いよ!面白過ぎる!好き勝手やってるようなのに音の粒は1個1個しっかりしている。音響も良かったと思う!

そして何が面白かったって、元トゥイギー(今の呼称を未だに憶えてまへん)のハジケッぷり。マリマンで余程抑圧されてたのか…?と思ってしまう程の解放っぷりでした。俺!俺!俺!皆オレを観てる!俺から目を反らすヤツ!それは照れてるんだな!いやいや遠慮すんなよ〜ほら観るがいい俺を!カッコいいだろ!?オ・レ!ってなオーラが出まくりでしてね。あの、あなたの奥にいるイハくんを観たいんです…とはとても恐ろしくて言えません。メイナードがひっこんだあとはジャイアンリサイタルよろしく俺ステージの開催です。俺!俺!俺〜!パート替えしてギターを持ち弾きまくる。煽る。笑う。イハくんに歌えと言う。「TODAY」のイントロ弾いてイハくんにけしかけてた気がするんですが…あれ「TODAY」だったよね?

ここ迄言っといて何ですが、格好よかったですよ(笑)元トゥイギー。あんなに間近で観たのは初めてだったし。思ったより普通の身長のひとでした。いやあ、3mくらいあると思ってたよ(笑)それは竹馬を履いたマリマンだよ!(あれは5mくらいか?)

で、新加入で話題のイハくんなんですがね。いや〜久し振りに観たよ〜。元気そうでよかった。

ZWANで観たビリー(・コーガン)はいい感じに歳相応の顔になったなあと思ったが、イハくんは老けないね…妖精枠ですよ。両膝を揃えてちょっと曲げて弾く姿勢も、でへへへ〜ってな笑顔も全く変わってませんでした。しかしここが違う、音がデカい!…ごめん。でもちゃんと音が聴こえるってのは素晴らしいことじゃありませんか!しかも結構メインリフとか弾いてます。エレピも弾いてました。

何と言うか、このひとのマイペースっぷりはどこにでも馴染んで、どこででもかわいがられ(いじられるとも言う)ていい具合にやってけそうだなあと思った。でへへへへ〜と笑いつつぺったぺたのドラムを叩いたり、へなちょこ「DAY TRIPPER」を唄うイハくんは微笑ましかったです。

いやあ、ホント面白かった…こんだけ荒くれ者がいてオッケーなのも、メイナードの懐の深さなんでしょうか。いやそもそもメイナードはそんなこと意に介してない気もしますが。また来てくれ〜。

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■レディオ!レディオ!レディオ!レディオヘッドが来るぜ〜!!!来年の4月!鬼も笑う!笑うがいいさ!サマソニのリベンジ果たそうと思います

■松永貴志くんがブルーノートレーベルからアルバムを出すそうだ。すごいなあ

■スカパー取付工事、無事に終わったはいいが、収納とかを考えることもなく反射で導入してしまったので、チューナーを床に直接置いてる有様です。まずは部屋を片付けないと…(黙)