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2003年01月19日(日)
東京バレエ団『ベジャール・ガラ』

東京バレエ団創立40周年記念公演(I)『ベジャール・ガラ』@東京文化会館


『ギリシャの踊り』『ドン・ジョバンニ(スペシャル・ガラ・バージョン)』ともに、コミカルな曲調とダンス。上半身の動きが、他ではあまり見られないタイプのもので面白かった。『ドン・ジョバンニ』は、いつか巡り会う王子様を夢見てうきうきの女の子たちが、めかしこんだり妄想できゃー!☆☆☆とかなったりするさまがおかしくてなー。かわいいし!今回はスペシャルバージョンで、妄想の中の王子様が実際に舞台に姿を現し、女の子たちが騒然となるラストが準備されていた。バレエで笑いが起こることもあるんだな。まだまだ初心者なので堅苦しく観てたんだなあ。ちょっと見方が解ってきたかな。

そんでやっぱりこれがメインな訳ですよ、『ボレロ』。昨年のギエムバージョンは凄かったなー。今回は首藤康之さんのバージョン。すっごい髪短くなってた。今度マシュー・ボーンの『白鳥の湖』に出演する為だろうか。前から観てる武田さんが「あんなに短くしたの初めて見たよー」と言っていた。その分精悍さが増し、力強いメロディパート。そんなに背がある訳ではないが、腕が長く動きがシャープ。男、男、男だらけのボ・レ・ロ!てなもんで。曲構成の性質もあるが、観ているうちにどんどん鳥肌がたつんだよねー。まだ上がある、上があるって感じで。リズムパートのダンサーの力も重要です。

今年の秋にはギエムが生オケでボレロを踊るそうなので、これは何とかしてチケットとりたいな。