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■ 優しさに包まれてく。
昔、バイト先に、 お兄ちゃんみたいな人がいた。
年上の兄弟のいないあたしにとっては 本当のお兄ちゃんみたいな人だった。
どんなときも優しくて、あたしを守ってくれる人。
会社に入ったあたしには もうそんな存在の人は現れないかと思ったけれど ひとりだけ、心許せる存在の人がいます。 でも、お兄ちゃんなの。あくまでね。
こないだ。 お兄ちゃんが、あたしの頭をぽんぽんってしてくれた。 本当に落ちてるあたしを気遣って 元気出せよって、ぽんって。
あたしね、思った。 あたし、ずっとこの手が欲しかったんだって。
そんな、漫画の台詞みたいなこと思った。
だって、ぽんってその手があたしに触れた瞬間 すーって、何かが溶けてった。 何か、あたしの中にある邪悪なものが すーって消えてくのがわかって、
守られてるっていうのは、こういうことなんだって。 勘違いでも、そんな気が向こうには無くても それでもあたし、救われた気がしたの。 あの手に。
うん。救われたの。 あの手に。
大好きなの、あの手も、お兄ちゃんのことも。 大切なの。もの凄く。
2006年04月26日(水)
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