Movin'on without you
mako



 ふらり。

あたしには
ひとりになる時間が必要不可欠だと思った。



だけど
本当のあたしは
ものすごく寂しがりやで

孤独が、
「ひとりぼっち」になることが、
ものすごくものすごく怖い。




旅に出ていつもわかること。
あたしは一人で生きているわけじゃない。




だから
あたしには一人で
たった一人で
誰一人としてあたしのことを知っている人がいない、
そんな場所に行くことが必要で、


そういう所で
周りの人へ感謝する心とか
人間の絶対的孤独とか

そういうことをちゃんと認識する。

それが必要不可欠な行事になってて。





人と人は
どんなに近くにいても
どんなに一緒にいても
例え体を重ね合わせていたとしても

一緒になることはできないから。



人は
決して他の人と一緒にはなりえなくて
永遠に孤独な生き物で


頭ではわかってるんだけど。






いかせんのそばにいるのが怖くて
自分の気持ちと向き合いたくて
ふらりとでかけてみて


やっぱり考えていたことはいかせんのことばかりで。





これ以上好きになるのが怖かった。
辛いことしか待っていないから。
これ以上苦しい思いなんてしたくなかった。
好きになればなるほど
苦しさばかりが募ってく。


だけど。
会いたい気持ちは本当で

あの人の笑顔が
あたしを幸せにさせてることは
紛れもない事実だと

そんな簡単なことに
なんであたしは気付かなかったんだろう。





2002年04月05日(金)
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