Movin'on without you
mako



 いっぱいいっぱい。


ものすごくしんどい。
苦しい。


昨日、ゆーすけとしゃべった。
あたしはもう随分前からものすごくどきどきして、
顔を見てちゃんと話ができるかものすごく心配で、
もうとにかく緊張しまくってた。


そこに現われたのは
あたしの知ってるいつものゆーすけだった。
3ヶ月前と何も変わらない。

そしていつものように。
昔と同じように。
ほんとにごく普通にあたしたちは会話をした。
「ひさしぶり」とも言わずに。
まるで毎日会うクラスメイトとの会話の如く。


あー、そうだ。これがゆーすけって男だ。


あたしに圧迫感や緊張感を感じさせない、
一緒にいても沈黙を気にしなくて済む人だった。
だからあたしは彼と一緒に過ごす時間が好きだった。

隣りに座って、彼の横顔を見てるだけで、
別に何を話すわけでもないのに幸せで。

彼が煙草を吸っている間の、そんな時間が好きだった。




ひさびさに蘇ってきたあの甘い感覚が、
思い出があたしをものすごく苦しくさせてく。


わかってたけど、
あたしはまだ「全然」が百回つくくらいゆーすけが好きで、
忘れることなんてまったくもって不可能で、








だから苦しくてしかたない。
どうしていいのかわかんない。

もういっぱいいっぱいだよ。あたし。






届かない思いを抱えているのは、つらい。






2001年12月02日(日)
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