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■ お兄ちゃん。
おにいちゃん、ほしかったのね。 まこにはおとうとしかいないから。 かわいーんだけどね、おとうとも。
かっこよくて優等生で野球部かバスケ部かサッカー部で しかも生徒会会長とかやってる そんな兄しかほしくなかったけど(笑)
まこのことを、高校時代から知ってくれてる まあお兄ちゃんみたいな人とこないだひさびさに会いました。 むこうがお仕事忙しくなっちゃって しかもちょこっとだけ遠くに勤務になっちゃって 全然会えなかったからゆっくり話したのは1年ぶりくらい。 ちなみに年は6つ上。新婚さん♪
しゃべってるときに言われた。 「まこは、自分のことを素直に見せるようになったね」って。 昔はどっかに壁があったらしい。 隠してきたつもりだったけど、彼にはばれてたみたいで。
うれしかったよ。わかってくれてたんだーって。 そうだね。壁はあったと思う。 昔は好きな人にしか、ほんとの自分見せてなかったから。
いかせんっていう、好きな人がいた。 彼の前で、毎日泣いてるだけだったときがあった。 泣き顔しか見せてないんじゃないか、ってくらい。 でも何も言わずに彼はそこにいてくれた。 それが、ほんとうにほんとうに嬉しかった。
一度、謝ったことがある。 「泣いてばっかりでごめんね」って。 そしたらいかせんは言った。ちょっと笑って、 「もう慣れたから」 いいんだよ、って言ってもらうより嬉しかったの。 あたりまえ、のことにしてくれた。 私が泣くということを。 毎日泣かれたら誰だってめんどくさくなるのに。 なのに否定しないで、ちょっと冗談まじりに。 嬉しくて、安心して泣けた。彼の前では。
彼の前でしか、泣けなかったの。昔は。 それくらい、好きだったし、 それくらい、信じてた。
いかせんが正しいって言ったら、 どんな罪でも犯してたと思う、あの頃の自分は。 それくらい、彼を信じてた。 そんな人がいた。
2001年10月11日(木)
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